Windows 11で「ハードウェア アクセラレーションによる GPU スケジューリング」を有効にしてゲームや動画のパフォーマンスを向上させる方法
Windows 11には、ゲーム体験を向上させるための特別な機能として「ハードウェア アクセラレーションによる GPU スケジューリング(HAGS)」が搭載されています。この機能はWindows 10 May 2020 Update(バージョン2004)で初めて導入されたもので、GPUを活用してゲームや動画コンテンツの処理を最適化します。
本記事では、この機能を有効・無効にする手順と、Windows 11 PCで実際に利用すべきかどうかについて詳しく解説します。
ハードウェア アクセラレーションによる GPU スケジューリングとは?
通常、PCではCPU(中央演算処理装置)が、視覚的・グラフィックス処理の負荷が高いタスクをGPU(グラフィックス処理装置)へ振り分けることで、ゲームや動画、アプリケーションをスムーズに動作させています。具体的には、CPUがフレームデータを収集し、一つずつ優先順位を付けたうえでコマンドを割り当て、GPUがフレームを描画できるように制御しています。
一方、「ハードウェア アクセラレーションによる GPU スケジューリング」を有効にすると、これらの作業をGPU側のスケジューリングプロセッサとメモリ(VRAM)が引き継ぎ、バッチ処理としてまとめてフレームを描画するようになります。これにより、CPUの負担が軽減され、レイテンシ(遅延)も低減されるため、PC全体のパフォーマンス向上が期待できます。
利用に必要なシステム要件
この機能はWindows 10 May 2020 Updateで初登場しましたが、Windows 11でも初期状態では無効になっています。また、実際に機能させるには、以下の条件を満たしている必要があります。
- NVIDIA GeForce GTX 1000シリーズ以降、またはAMD Radeon RX 5600シリーズ以降のグラフィックカード
- 最新版のグラフィックドライバー
Windows 11で有効・無効を切り替える手順
1. [設定] > [システム] > [ディスプレイ] > [グラフィックス] を開きます
2. 「既定のグラフィック設定を変更する」をクリックします
3. 「ハードウェア アクセラレーションによる GPU スケジューリング」のトグルをオン(またはオフ)に切り替え、ユーザーアカウント制御(UAC)のダイアログで「はい」をクリックして変更を確定します
4. 変更を反映させるためにPCを再起動します
注意点:効果は環境によって異なる
残念ながら、この機能で最高のパフォーマンスを発揮できる特定のハードウェア構成(CPUとGPUの組み合わせ)は明確になっていません。そのため、実際に得られる効果は、お使いのWindows 11 PCのCPU、GPU、そしてグラフィックドライバーの組み合わせによって変わります。オン・オフを切り替えながら、自分の環境でのゲームや動画再生のパフォーマンスを比較してみることをおすすめします。
-
Windows 10が重い・遅いときの対処法|パフォーマンスを向上させる13の方法
Windows 10は高性能なOSとして知られていますが、使用期間の経過や設定の問題など、さまざまな要因によって動作が徐々に遅くなることがあります。「最近PCの動きが重くなった」と感じているなら、本記事で紹介する13の方法を試してみてください。最新機種でも古い機種でも役立つ、実践的な高速化テクニックをわかりやすく解説します。 Windows 10のパフォーマンスを向上させる13の方法 1. レジストリをクリーニングしてパフォーマンスを改善 Windows 10の高速化において効果的なのがレジストリのクリーンアップです。レジストリには、プログラムの保存場所やファイルの関連付けなど、システム動作に
-
Windows PCのゲームパフォーマンスを向上させる5つの効果的な方法
ゲームが大好きなのに、スペック不足のパソコンではお気に入りのゲームを快適にプレイできない——そんな経験はありませんか?ゲームを起動するたびにシステムがフリーズしたり、突然クラッシュしたりするなら、コマ落ちや低フレームレートによるストレスはよく分かるはずです。この記事では、パソコンの動作速度を高め、Windowsでのゲームパフォーマンスを向上させるための、シンプルかつ効果的な方法を5つご紹介します。1. パソコンの構成(ハードウェア)を確認する一部のゲームは、パソコンの性能を自動的に判定し、必要に応じて設定を調整してくれます。しかし、ビデオカードやプロセッサがその変更に対応できず、かえってゲーム
