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Windows 10をゲーム向けに最適化する11の設定テクニック

Windows 10はゲーマーにとって魅力的なOSです。ネイティブ対応の最新ゲームからレトロタイトルまで幅広く動作し、Xbox Oneのストリーミングにも対応しています。しかし、初期状態のままでは最高のパフォーマンスを発揮できるとは限りません。

Windows 10が持つポテンシャルを最大限に引き出すには、いくつかの調整が必要です。この記事では、Windows 10 PCをゲーム向けに最適化する具体的な方法を11個紹介します。

1. ゲームモードを有効にする

Windows 10をゲーム向けに最適化する11の設定テクニック

まず試したいのが、Windows 10標準搭載の「ゲームモード」です。有効にすると、システムリソースがゲームに優先的に割り当てられ、フレームレートの安定化が期待できます。

  1. Windowsキー + I を押して設定を開く
  2. 検索欄に「game mode(ゲームモード)」と入力
  3. 「ゲームモードの設定」をクリック
  4. ゲーム画面で「ゲームモード」を選択
  5. スイッチを「オン」に切り替える

ゲームモードが有効になると、最適なフレームレートを維持するためにリソースが管理されるとともに、プレイ中のWindows Updateが一時停止されます。

ただし、ゲームモードだけですべてが解決するわけではありません。以下の項目も併せて確認しましょう。

2. Nagleアルゴリズムを無効化してオンラインゲームの遅延を改善

Nagleアルゴリズムは、複数の小さなデータパケットをまとめて送信することで通信効率を高める仕組みです。一般的なネットワーク利用では有用ですが、オンラインゲームでは応答速度(レイテンシ)の低下を招く原因になることがあります。

無効化する前に、まず自分のPCのIPアドレスを確認します。

  1. Windowsキー + X を押す
  2. 「Windows PowerShell」を選択
  3. ipconfig と入力してEnter
  4. 表示された「IPv4アドレス」を控える

IPアドレスを確認したら、次はレジストリエディタを編集します。レジストリの操作は慎重に行ってください。誤った編集はシステム不具合の原因になります。作業前にバックアップを取ることをおすすめします。

  1. スタートボタンをクリック
  2. regedit と入力
  3. 「はい」をクリックしてレジストリエディタを起動

アドレスバーに以下のパスをコピー&ペーストしてください。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters\Interfaces

左側のペインに英数字で構成されたフォルダが複数表示されます。その中から、先ほど控えたIPアドレスが DhcpIPAddress の値として登録されているフォルダを見つけましょう。

Windows 10をゲーム向けに最適化する11の設定テクニック

該当フォルダが見つかったら、以下の手順で値を作成します。

  1. フォルダを右クリック
  2. 「新規 > DWORD (32ビット) 値」を選択
  3. 名前を TcpAckFrequency にしてOK
  4. 再度「新規 > DWORD (32ビット) 値」を作成
  5. 名前を TCPNoDelay にする
  6. それぞれをダブルクリックし、値を 1 に設定

これでNagleアルゴリズムが無効化されます。問題が発生した場合は、値を 0 に戻せば元の状態に戻ります。

3. 高速DNSサーバーに変更してオンライン通信を快適に

オンラインマルチプレイやリモートサーバーを利用するゲームでは、ネットワークトラフィックがパフォーマンスに影響します。回線の増速も一つの手ですが、まずは無料で試せるDNSの変更がおすすめです。

  1. Windows + I設定を開く
  2. 「ネットワークとインターネット > アダプターのオプションを変更する」へ移動
  3. 使用中のWi-Fi接続を右クリック
  4. 「プロパティ」を選択
  5. 「インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)」を選択
  6. 現在の2つのDNSアドレスをメモしておく(元に戻す際に必要)
  7. DNSサーバーのアドレスを 1.1.1.11.0.0.1(Cloudflareの高速DNS)に変更
  8. OKをクリックして閉じる
  9. ブラウザを再起動

これで名前解決が高速化され、オンラインゲームの接続体験が向上するはずです。

4. 自動更新を制御してゲーム中の中断を防ぐ

Windows 10は、許可なくOSを自動更新し、再起動をスケジュールすることがあります。頻繁に発生するわけではありませんが、セーブデータを失うリスクを考えると放置できません。

さらに、バックグラウンドでの更新ダウンロードはネットワーク帯域を消費し、オンラインゲームの通信品質を下げる原因にもなります。

完全に無効化はできませんが、再起動のタイミングを制御することは可能です。

  1. Windowsキー + I で設定を開く
  2. 「更新とセキュリティ > Windows Update」をクリック
  3. 「詳細オプション」から更新オプションを開く
  4. 「更新プログラムのインストールのために再起動が必要になったとき、できるだけ早くこのデバイスを再起動してください」をオフにする
  5. 「通知を表示する」をオンにする(再起動前に十分な警告が表示されます)
  6. 「更新を一時停止する」機能を使えば、最大7日間更新のインストールを延期できます
Windows 10をゲーム向けに最適化する11の設定テクニック

また、アクティブ時間を設定しておけば、ゲーム中の時間帯に更新が行われるのを防げます。

5. フォーカスアシストで通知をオフにする

Windows 10の「フォーカスアシスト」機能を使うと、通知の受け取り方やタイミングを細かく制御できます。ポップアップや通知音は集中力を削ぎ、ゲームの没入感を損なう要因になります。

  1. Windows + I設定を開く
  2. 「システム > フォーカスアシスト」をクリック
  3. 「アラームのみ」を選択して他の通知を非表示にする
  4. 「ゲームをプレイしているとき」オンになっていることを確認
  5. 設定画面を閉じる
Windows 10をゲーム向けに最適化する11の設定テクニック

これにより通知の影響を最小限に抑えられ、後からまとめて確認できるようになります。

6. Steamの自動アップデートを制御する

Windowsでゲームを楽しむなら、Steam経由で購入・インストールしている方も多いでしょう。

Steamで厄介なのが自動アップデート機能です。インストール済みの全ゲームに対して勝手に更新が走り、遊んでいないゲームの更新でメモリや帯域を消費することがあります。

ゲームプレイ中のバックグラウンド更新を止めるには:

  1. Steamクライアントを起動
  2. 「Steam > 設定 > ダウンロード」を開く
  3. 「ゲームプレイ中のダウンロードを許可する」のチェックを外す
Windows 10をゲーム向けに最適化する11の設定テクニック

さらに、あまり遊ばないゲームの自動更新も個別にオフにできます。

  1. Steamのライブラリを開く
  2. 対象のゲームを右クリック
  3. 「プロパティ > 更新」を選択
  4. 自動アップデートの項目を「常にこのゲームを最新の状態に保つ」から「このゲームを起動したときのみ更新する」に変更
  5. バックグラウンドダウンロードの項目で「プレイ中はバックグラウンドのダウンロードを一時停止する」が選択されていることを確認
Windows 10をゲーム向けに最適化する11の設定テクニック

Steamを正しく最適化すれば、Windows 10は大型タイトル(AAAゲーム)を快適にプレイできる環境になります。

7. 視覚効果を調整してパフォーマンスを引き出す

Windowsの美しいGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)は、処理能力を多少消費します。デフォルトの外観設定は見た目重視のため、バックグラウンドで動作するエフェクトがゲームのパフォーマンスと競合することがあります。

  1. Windowsキー + I で設定を開く
  2. 検索欄に「performance(パフォーマンス)」と入力
  3. 「Windows の外観とパフォーマンスの調整」を選択
  4. 設定画面で「パフォーマンスを優先する」を選択
  5. 「適用」をクリック
  6. 「詳細設定」タブを開く
  7. 「パフォーマンスを優先する項目」「プログラム」になっていることを確認
  8. 再度「適用」を押し、「OK」で確定
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見た目の装飾は減りますが、その分リソースがゲームに回されるようになります。

8. マウス設定を見直して操作精度を上げる

マウスの設定がゲームパフォーマンスに影響している可能性もあります。「ポインターの精度を高める」(マウス加速)という機能は、ゲーム内でのマウス操作に悪影響を与えることがあります。無効化してみましょう。

  1. 設定を開く
  2. 「デバイス > マウス」をクリック
  3. 「ポインター オプション」タブを開く
  4. 「ポインターの精度を高める」のチェックを外す
  5. 「適用」をクリック
  6. 「OK」で閉じる(お好みでポインター速度も調整可能)

操作感が改善されたなら、マウス加速が足かせになっていたことになります。特にFPSやTPSでは、この設定変更の効果を実感しやすいでしょう。

9. 電源プランを「高パフォーマンス」に変更する

電源オプションは効果が薄いと思われがちですが、実際に体感差が出たというゲーマーもいれば、変化を感じなかったという人もいます。確かめる唯一の方法は、自分のPCで試してみることです。

  1. 設定を開く
  2. 検索欄に「power(電源)」と入力
  3. 「電源とスリープの設定 > 電源の追加設定」をクリック
  4. 「高パフォーマンス」を選択
  5. 表示されていない場合は「電源プランの作成」からカスタムプランを作成

この設定は消費電力と発熱量が増える代わりに、PCの性能を最大限に引き出します。そのため、ノートPCよりもデスクトップPCで有効化するのがおすすめです。

10. ドライバーを常に最新に保つ

GPU(グラフィックス処理装置)はPCゲーム体験の中核です。GPUの性能を最大限に活かすには、最新のWindowsドライバーが欠かせません。古いカードでも新しいカードでも、ドライバーの継続的な更新は必ずメリットがあります。

GPUの名称とスペックを確認するには:

  1. デスクトップを右クリック
  2. 「ディスプレイ設定 > 詳細ディスプレイ設定」を選択
  3. 下部の「ディスプレイ アダプターのプロパティ」を確認
Windows 10をゲーム向けに最適化する11の設定テクニック

この画面の「プロパティ > ドライバー > ドライバーの更新」から更新できます。あるいは、GPUメーカーの公式サイトから最新ドライバーを直接ダウンロードするのも確実な方法です。

NVIDIA GeForce ExperienceやAMD Adrenalinのようなメーカー純正ソフトを使えば、ドライバーを自動で最新に保てます。加えて、マザーボードのチップセットドライバーとLANドライバーの導入も強くおすすめします。システム全体の安定性と通信性能に関わる重要な要素だからです。

チップセット情報の確認は、PowerShell(スタートボタンを右クリックして起動)で以下のコマンドを実行するのが簡単です。

wmic baseboard get product,Manufacturer,version,serialnumber

コマンドプロンプトにマザーボードの製造元と製品名が表示されます。この情報をもとにメーカー公式サイトのサポートページでドライバーを検索しましょう。チップセットドライバーと合わせて、オンボードLANドライバーも入手できます。

11. DirectX 12を導入してWindows 10のゲーム性能を最大化

DirectX 12は、Microsoftの人気ゲームAPIの最新版であり、Windows 10ゲーミングの重要な要素です。マルチGPUとCPUマルチコアへの対応、より高いフレームレート、低消費電力、強化されたグラフィック効果を実現します。

最新版のDirectXが入っているか確認するには:

  1. Windows PowerShellを開く
  2. dxdiag と入力
  3. Enterキーを押す

少し待つと、DirectX診断ツールが表示されます。

Windows 10をゲーム向けに最適化する11の設定テクニック

もしDirectX 12が入っていない場合(Windows 8.1からのアップグレード環境で稀に発生)、以下の手順で修正できます。

  1. Windowsキー + I設定を開く
  2. 「更新とセキュリティ」を選択
  3. 「Windows Update > 更新プログラムのチェック」を実行
  4. 更新の完了を待つ

DirectX 12が有効になれば、多くのゲーム設定が自動的に最適化されます。

まとめ:Windows 10を極限までゲーム向けに磨き上げよう

Windows 10は現代のゲーマーにとって非常に魅力的なプラットフォームです。豊富なゲームラインナップ、Xbox Oneとの互換性、ゲーム専用に設計されたソフトウェアなど、ゲーマーコミュニティはWindows 10の未来において特別な存在と言えるでしょう。

しかし完璧なものはありません。この記事で紹介した11の最適化テクニックを活用して、理想のゲーム環境に近づけましょう。

  1. Windows 10のゲームモードを有効化
  2. Nagleアルゴリズムを無効化
  3. 高速DNSサーバーを使用
  4. 自動更新を制御
  5. 通知をオフにする
  6. Steamの自動アップデートを防止
  7. 視覚効果をパフォーマンス優先に調整
  8. マウス設定を見直す
  9. 電源プランを最大パフォーマンスに設定
  10. ドライバーを最新に保つ
  11. DirectX 12を導入

ノートPCでゲームを楽しんでいる方は、ノートPC向けの追加のパフォーマンス改善Tipsもぜひ参考にしてください。また、より良いゲーム体験のために専用ゲーミングルーターが必要かどうか迷っている方は、ゲーミングルーターの価値についての解説記事もチェックしてみてください。

  1. Windows 10 に DirectX 12 をダウンロード・インストールする完全ガイド

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  2. Windows 11をゲーム向けに最適化する方法【8つの設定テクニック】

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