Macユーザー必見!おすすめMarkdownエディター4選
Markdownは、テキストベースの記号だけで文章を装飾できる軽量マークアップ言語です。Webに馴染みのある方なら、HTMLとよく似ていることに気づくでしょう。実際、MarkdownはHTMLへ簡単に変換できるよう設計されています。Word文書を正しいHTMLに変換しようとした経験があれば、その手間とストレスをよくご存じのはず。Markdownは、見出し・リンク・画像・リストなどのスタイル要素を文字ベースで明確に示せるため、こうした作業を大幅にシンプルにしてくれます。
Markdownは理論上どのテキストエディターでも書けますが、専用エディターがあれば格段に快適になります。WindowsやLinux向けのおすすめMarkdownエディターはすでに紹介しましたが、今回はmacOSユーザー向けに厳選した4本をご紹介します。
1. iA Writer

iA Writerは、多くのMarkdownエディターと同様に「ミニマル」な編集スタイルを採用しています。プレーンテキストエディターでありながら、TextEditよりもさらに機能を絞り込んだ設計で、余計な書式設定に気を取られず、執筆そのものに集中できるのが狙いです。この思想と美意識に慣れてしまうと、Wordを使うのはコンビニへ行くのに戦車を運転するような感覚になるでしょう。
書式設定のための便利なキーボードショートカットが揃っており、記事への画像挿入も簡単です。スタイル適用後の表示をHTMLで確認できるプレビューモードは分かりやすく、左右並列表示なら修正作業もスムーズ。さらに「シンタックスコントロール」という独自機能を備え、文中の品詞を自動検出することで、表現の拙い文を見つけやすくなっています。WordPressやMediumとの連携にも対応しており、アプリから直接公開することも可能です。
リリース以来、iA Writerは多くの支持を集めてきました。2011年から2015年まで毎年、Appleによって最高のプレーンテキストエディターに選ばれた実績もあります。素直で使いやすいMarkdownエディターをお探しなら、価格は約10ドルかかるものの、まず最初に試す価値は十分にある一本です。
2. Byword

Bywordは多くの点でiA Writerに似ています。執筆とMarkdownの公開をシンプルにするために作られたミニマルなテキストエディターです。ただし、他のテキストエディターよりも連携機能が充実しており、Medium、Tumblr、Evernote、WordPress、さらにはBloggerとも接続できます。文書はWord形式、PDF、リッチテキスト形式に書き出し可能。Byword独自拡張の「MultiMarkdown」に対応しているため、表や脚注へのリンクなど、標準Markdownでは実現できない表現も扱えます。また、macOS Sierraとの深い統合により、タブ、分割画面、自動保存、バージョン管理、フルスクリーンといった機能も利用可能です。
とはいえ、完璧ではありません。文字数カウントが不安定なことがあり、RTFやWord形式で書き出す際には、プレビューと異なる書式を適用する必要があります。行末に半角スペース2つを入力して手動で<br>タグを作るといった癖のある仕様も存在します。それでも、豊富な連携機能は非常に有用で、必要になったときにはかけがえのない存在になるでしょう。
3. Bear

Bearは、純粋なMarkdownエディターというより、「ジェット燃料を注入した」マルチプラットフォーム対応メモアプリと言えます。標準のメモアプリで本格的なブログ記事を書きたいと思ったら、Bearが最適な選択肢となるでしょう。
Bearはハッシュタグでノートを整理します。ドキュメント内にハッシュタグを含めると、そのノートは自動的に該当タグのカテゴリーへ追加されます。20種類のプログラミング言語のシンタックスハイライトを内蔵し、アドレス・リンク・16進数カラーコードを自動判別する賢さも備えており、メモの可能性を大きく広げます。
最大のセールスポイントは、完成度の高いモバイルアプリです。デザインが美しく、操作性も洗練されていて滑らかです。ただし、無料版には同期・バックアップ機能が一切搭載されていません。これらの機能やエクスポート機能を使うには、月額1.49ドルまたは年額14.99ドルのサブスクリプションが必要です。特にモバイル版は同期なしではかなり使いづらいため、実質的に有料契約は必須と考えたほうがよいでしょう。
4. Ulysses

Ulyssesは、長編作家のために特化して開発された、数少ない大手Markdownアプリケーションのひとつです。小さなテキストブロックを書き、それらをつなぎ合わせて長い作品全体を構成していく方式を採用しています。たとえば小説家なら章ごとに1つのセクションを使うことで、本の一部分だけを独立して執筆・編集しやすくなります。テキストファイルはePub形式で書き出せ、Markdownエンジンは数十枚の画像や脚注も難なく処理します。長編ノンフィクションの執筆には驚くほど便利ですが、短めの文章しか書かない人にとっては、44.99ドルという価格は思わず飲み物を吹き出すほど高く感じられるかもしれません。
まとめ
総合的に最も優れたMac用MarkdownエディターはiA Writerです。高性能なメモツールが必要ならBearが最適で、長編執筆にはUlyssesの専門機能が大きな力を発揮するでしょう。それぞれの特徴と料金を比較して、自分の執筆スタイルに合った一本を選んでみてください。
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