新規購入よりお得?中古の古いMacをアップグレードしてコストを節約する方法

近年、AppleはHDD、SSD、RAMなどMacの多くのパーツをはんだ付けで固定し、ユーザーによるアップグレードを困難にしてきました。しかし、eBayやAmazonなどのサイトでは、処理性能が現行世代に匹敵しながらも、ハードウェアの換装が可能なMacがまだまだ見つかります。
一般的に、アップグレード作業が比較的容易なのはMac ProとMac miniです。MacBookやMacBook Airのような小型モデルには、小さく特殊なパーツが使われており、作業難易度が高くなります。この記事では、中古の少し古いMacを購入し、一部のパーツをアップグレードすることで現行世代並みの性能を引き出し、コストを節約する方法を詳しく解説します。
アップグレードする価値があるのはどのパーツ?

Mac(ほかのPCでも同様)のアップグレードを検討する際、まず考えるべきは「どのパーツにお金をかける価値があるか」という点です。「アップグレード」というと、主にメモリ(RAM)とハードドライブが思い浮かびます。
RAMは比較的安価で入手も容易です。アプリの起動が極端に遅い、クラッシュやフリーズが頻発するといった場合は、RAM増設を検討するとよいでしょう。RAM使用量の確認には、「Dr. Cleaner Elite」のようなアプリが便利です。
一方、ハードドライブもコンピュータの性能に大きく影響する要素です。Finderの読み込みに時間がかかる、ファイル転送が遅い、アプリの反応が鈍い――こうした症状があるなら、Macのハードドライブの交換を検討する価値があります。ドライブを交換すべき主な理由は次の3つです。
- ドライブが故障しかけている
- より多くのストレージ容量が必要
- SSDは圧倒的に高速
2つ目の理由への対処としては、単純に容量目当てで交換する前に、外付けドライブの活用を試してみましょう。メインドライブの重要なファイルを外付けドライブにバックアップし、本体側から削除すれば、空き容量を手軽に確保できます。
アップグレードできないMacはどれ?

まったくアップグレードできないモデルもあれば、2014年モデルのMac miniのようにハードドライブの交換のみ可能な機種もあります。これはRAMがはんだ付けされているためです。
RAMが工場出荷時にはんだ付けされ、構成が固定されている主な機種は以下の通りです。
- 2014年以降のMac mini
- 2012年より前のMacBook Pro
- すべてのMacBook Air
- 2009年より前のMacBook
- 2015年の21.5インチiMac以降
残念ながら、Touch Bar搭載のMacBook Proなど新しいデバイスでは、SSDがロジックボードにはんだ付けされており、ストレージのアップグレードも不可能になりつつあります。
それでも判断に迷う場合は、YouTubeで「[型番] RAM/ハードドライブ アップグレード」などと検索してみましょう。該当する動画が見つからなければ、その機種のアップグレードは現実的ではないと考えられます。また、自分でアップグレードを行う場合は、事前にYouTubeの手順動画を視聴しておくことを強くおすすめします。
Macを分解する前の重要な注意事項
本当に重要なので、必ずお読みください。Macがまだ保証期間内の場合、何らかの理由で自分で開けると保証が無効になります!ネジを1本でも外せば、Appleはそのデバイスの修理を引き受けてくれません。慎重に進めるか、訓練を受けた修理業者への依頼を検討してください。コストに対する性能向上の見返り、そして作業に失敗した場合のリスクを許容できるかどうかをよく考えましょう。過去にアップグレード経験がないなら、業務上重要なマシンでの修理やアップグレードは避けるべきです。
アップグレードに最適なMacのおすすめモデル
まとめとして、低価格で高性能なマシンが必要なら、アップグレードが容易な旧モデルのMac miniまたはMac Proが有力候補です。携帯性を重視するなら、MacBook AirはPCIeフラッシュストレージの換装に対応しています。ただし、RAMは工場出荷時にはんだ付けされている点に注意しましょう。
RAMとハードドライブの両方をアップグレードでき、かつ携帯性も欲しいという場合は、2012年モデルのMacBook Proがおすすめです。これはRAMとストレージの両方のアップグレードが可能な最後のMacBook Proです。ドライブだけを交換したいなら、2014年モデルのMacBook Proを選びましょう。
繰り返しになりますが、古いMacのアップグレードが有効な選択肢となるのは、そのデバイスが業務上クリティカルな用途でなく、最新のソフトウェア・ハードウェア・Appleの公式サポートがなくても問題ない場合のみです。条件さえ合えば、賢いコスト削減策になることは間違いありません。
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