OpenMTPを使ってAndroidのファイルをMacに転送する方法【4GB超えもOK】
AndroidスマホとMacの両方をお持ちの方なら、端末間でのファイル転送に苦労した経験があるはずです。GoogleはmacOS向けに公式の「Android File Transfer」アプリをリリースしていますが、このアプリには4GBを超えるファイルを転送できないなど、いくつかの制限があります。
回避策や代替アプリも存在しますが、スマートフォンとパソコンの間でファイルを移動させるたびに苦戦するのは避けたいところですよね。本記事では、Apple製品とGoogle製品の間のファイル転送をスムーズにすることを目指す、無料のmacOSアプリ「OpenMTP」の導入方法と使い方を詳しく解説します。
OpenMTPとは?
OpenMTPは、AndroidデバイスとMacの間で複数のファイルを転送できる無料のmacOSアプリです。最大の特徴は、4GBを超える大きなファイルでも問題なく転送できる点にあります。公式アプリでは不可能だった大容量ファイルの移動も、OpenMTPなら簡単に行えます。
まずはOpenMTPの公式サイトにアクセスし、最新バージョンをダウンロードしましょう。
インストールが完了したらアプリを起動します。簡単なイントロダクションが表示された後、OpenMTPのメイン画面が現れます。画面の片側にはmacOSのファイルシステムが、反対側には操作手順が表示されます。
AndroidデバイスをOpenMTPに接続する
次に、AndroidスマホやタブレットをOpenMTPに接続します。以下の手順に従ってください。
- Macにインストールされている他のAndroidファイル転送アプリ(Android File Transferなど)を完全に終了させておく
- Androidデバイスのロックを解除し、画面がスリープしないようにしておく
- USBケーブルでAndroidデバイスとMacを接続する
- Androidデバイスの通知バーを下にスワイプし、「USBでこのデバイスを充電しています」という通知をタップする
- 表示されたポップアップで「ファイル転送」を選択する
- MacのOpenMTPアプリに戻り、「更新(Refresh)」ボタンをクリックする
これで接続が完了し、ドラッグ&ドロップというシンプルな操作だけで、MacとAndroidデバイスの間でファイルをやり取りできるようになります。
トラブルシューティング:接続できないときの対処法
Androidは長年、断片化(フラグメンテーション)が開発者にとってもエンドユーザーにとっても大きな悩みの種でした。市場には多種多様なメーカー・機種のAndroidデバイスが存在し、さらにOSのバージョンも異なるため、すべてのAndroidデバイスで問題なく動作するアプリを作るのは非常に困難です。
OpenMTPがAndroidスマホやタブレットに接続できない場合は、以下の対処法を試してみてください。
AndroidデバイスがOpenMTPをブロックしていないか確認する
OpenMTPに「お使いの電話はロックされている可能性があります(Your phone may be locked)」というメッセージが表示される場合は、次の手順を試してください。
- Androidデバイスの通知バーを下にスワイプし、「電話データへのアクセスを許可しますか?」というメッセージを探す。表示されていれば「許可」をタップする
- MacのOpenMTPに戻り、「更新(Refresh)」ボタンをクリックする
これでOpenMTPが正常にAndroidデバイスへ接続できるはずです。
MTP(Media Transfer Protocol)が有効になっているか確認する
スマホやタブレットに「USBでこのデバイスを充電しています」という通知が表示されない場合は、以下を試してください。
- Androidデバイスで「設定」→「開発者向けオプション」を開く
- 「USB構成」をタップする
- 「MTP(メディア転送プロトコル)」を選択する
- OpenMTPに戻り、「更新(Refresh)」ボタンをクリックする
もし「設定」アプリに「開発者向けオプション」が見つからない場合は、まず有効化する必要があります。
- Androidデバイスで「設定」→「端末情報」(電話情報/タブレット情報)を開く
- 画面を一番下までスクロールし、「ビルド番号」を探す
- 「ビルド番号」を連続でタップすると、「開発者になりました」というメッセージが表示される
- 「設定」のメイン画面に戻ると、「開発者向けオプション」が追加されている
Samsung製デバイスをお使いの場合
OpenMTPの開発者によると、一部のAndroidデバイスブランドでは接続時に問題が報告されており、中でもSamsung製デバイスはトラブルが多い傾向にあるとのことです。
お使いのAndroidスマホやタブレットがどうしてもOpenMTPと相性が悪い場合は、代替アプリとして「AirDroid」を検討してみてください。AirDroidはワイヤレスでAndroidとmacOS間の通信を行えるファイル転送アプリです。
Androidデバイス用とMac用にそれぞれ別のアプリをダウンロードし、AirDroidアカウントの登録が必要ですが、OpenMTPとの互換性に問題がある場合には頼れる選択肢となります。
Mac側のセットアップ
- AirDroidアプリをダウンロードする
- AirDroidを起動し、「サインアップ」をクリック。画面の指示に従ってAirDroidアカウントを作成する
- 作成したアカウントにサインインする
Android側のセットアップ
- Google PlayストアからAndroid版AirDroidをダウンロードする
- AndroidデバイスでAirDroidアプリを起動する
- アカウントにログインする
MacからAndroidへファイルを送信する
ここまでの作業で、MacとAndroidの両方にAirDroidがインストールされ、同じアカウントでログインしている状態になっているはずです。これでデバイス間のファイル転送が可能になります。
- MacでAirDroidの「Nearby(近くのデバイス)」ボタンを選択する
- しばらく待つと、左側のメニューにAndroidデバイスが表示されるので、それを選択する
- 「Device(デバイス)」タブが選択されていることを確認する
- 「Device」タブにファイルをドロップし、「Send(送信)」をクリックすれば、Androidデバイスへファイルを送信できる
AndroidからMacへファイルを送信する
逆に、AndroidのファイルをMacへ送信する手順は以下の通りです。
- Androidスマホまたはタブレットで「Nearby(近くのデバイス)」タブを選択する
- 画面をタップして近くのデバイスを検索する
- 検索が完了したら、「My devices(マイデバイス)」タブをタップする
- リストから自分のMacを見つけてタップする
- 小さなクリップ(ペーパークリップ)アイコンをタップし、Macに送りたいファイルを選択する
- 「Send(送信)」をタップする
これでAirDroidがファイルをMacへワイヤレス送信してくれます。
AirDroidはOpenMTPよりも初期設定の手間がかかりますが、一度接続を確立してしまえば、公式のAndroid File Transferアプリよりも速く、安定したファイル転送が可能です。OpenMTPと相性の悪いデバイスをお持ちの方にとって、十分に有力な代替手段となるでしょう。
AndroidからMacへのファイル転送ができるようになったら、次はAndroidデバイスのストレージ空き容量を確保してみてはいかがでしょうか。
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