MacでVPNを使う方法|登録から接続まで徹底解説
VPNというと難しそうなイメージがありますが、実はMacでのセットアップや利用はとても簡単です。この記事では、サービスへの登録からアプリのインストール、サーバーへの接続まで、一連の手順をステップごとにわかりやすく解説します。
そもそもVPNとは「Virtual Private Network(仮想プライベートネットワーク)」の略。Macとインターネット間の通信を暗号化し、あたかもサーバーの所在地にいるかのように見せかける技術です。例えばニューヨークのサーバーに接続すれば、ウェブサイトや動画配信サービスは、あなたがその地域にいるものとして動作します。
まずは利用するVPNサービスを選ぶことから始めましょう。総合的におすすめなのはNordVPNですが、より安価なサービスを含むさまざまな選択肢については、「Mac向けおすすめVPNサービス」のまとめ記事もぜひ参考にしてください。
注意: macOS Big Surでは、Apple純正のアプリがVPNを経由せずに通信する仕様になっています。
1. VPNプランを選ぶ

利用したいVPNサービスが決まったら、公式サイトにアクセスして自分に合った料金プランを選びます。一般的には、月額換算で最も安くなる長期契約プランがお得です。
ここで例として使うNordVPNでは、現在2年・6ヶ月・1ヶ月のサブスクリプションが用意されており、最も割安なのは2年プランで月額£2.86/$3.49です。このお得なプランはNordVPNの公式サイトから申し込めます。
アカウントを作成し、希望の支払い方法でサブスクリプションを有効化しましょう。ユーザー名とパスワードは必ず安全に保管してください。
2. VPNアプリをダウンロードする

アカウント情報の準備ができたら、選んだVPNのアプリをダウンロードします。Macの場合、App Storeからダウンロードするのが通常は最速かつ安全ですが、VPNによっては公式サイトから新機能搭載版などを配布していることもあります。
NordVPNの場合は、macOS版をApp Storeから入手するのが基本です。
3. VPNアプリにサインインする

App Storeからダウンロードした場合、「インストール」をクリックするとApple IDでのサインインを求められることがあります。
インストール完了後、アプリケーションフォルダまたはLaunchpadからアプリを開き、アカウント作成時に登録したメールアドレスとパスワードでサインインします。
4. VPN構成の追加を許可する

ログインすると、VPNがMacにVPN構成を追加することを許可するかどうか尋ねるポップアップが表示されます。「許可」を押すと、Macのログインパスワードの入力を求められる場合もあります。
NordVPNをはじめとする多くのサービスでは、ここで「許可」をクリックするだけでアプリが自動的にすべての設定を行ってくれます。信頼できる提供元から信頼できるVPNアプリをダウンロードしていれば、まったく問題ありません。
なお、手動でMacの設定を行う必要があるVPNのセットアップ方法については、後ほど解説します。
5. キーチェーンアクセスの許可

VPNを使い始めるには、まずサーバーを選択します。プライバシー保護だけが目的なら、自分のいる国のサーバーで十分です。一方、英国から米国のNetflixを見たい、英国外からBBC iPlayerにアクセスしたいといった場合は、目的の地域のサーバーを選ぶ必要があります。
「neagent」が機密情報を使用しようとしています
新しいサーバーに初めて接続しようとすると、「neagentがNordVPNのキーチェーン内にある機密情報を使用しようとしています」というウィンドウが表示されることがあります。これはIKEv2がプロトコルとして設定されている場合にのみ表示されるもので、より高速な接続を望むならOpenVPNやNordLynx(WireGuardベース)の利用がおすすめです。
Macの管理者パスワードを入力して「常に許可」をクリックすれば、NordVPNがキーチェーンにログインパスワードを記憶し、パスワードを変更しない限り再度尋ねられることはありません。
6. VPNアプリの機能を確認する

これで左上の検索バーからサーバーを選べるようになりました。上部メニューからは、Kill Switch(キルスイッチ)や、アプリ起動時に自動的に指定サーバーへ接続する設定などにもアクセスできます。
VPNの設定画面やサーバーリストには、アプリを起動するか、メニューバー(日付や時刻が表示される場所)のアイコンからいつでもアクセス可能です。
接続後は普段どおりMacを使えますが、誰にも通信を盗み見されることはなく、以前はブロックされていたコンテンツにもアクセスできるようになります。
7. 専用アプリがないVPNを設定する方法

VPNサービスの中には、まれに専用アプリを提供していないところもあります。その場合は、Macの設定メニューから手動でセットアップすることになります。少し難しく感じるかもしれませんが、やり方さえ分かれば簡単です。
VPNプロバイダーが導入サポートを提供しているはずですが、ここではHidden24を例に、大まかな流れをご紹介します。他のサービスと同様、まずは登録してアカウントを作成します。ユーザー名(通常はメールアドレス)とパスワードが用意できたら、セットアップを開始しましょう。
まずMacの「システム環境設定」を開き、「ネットワーク」を選択します。左下の小さな「+」ボタンを押すとドロップダウンメニューが表示されるので、「インターフェース」で「VPN」を選び、次にVPNプロバイダーが指定するVPNタイプとサービス名を選択します。この例では、VPNタイプは「L2TP over IPSec」、サービス名は「Hidden24」です。
8. VPNの詳細情報を入力する

続いて「サーバーアドレス」欄に、プロバイダーから指定されたサーバーアドレスを入力します(ここではconnect.hidden24.co.uk)。アカウント名は登録時に発行されたユーザー名で、人それぞれ異なります。
「メニューバーにVPNの状況を表示」にチェックを入れてから、「認証設定」をクリックします。パスワードと、プロバイダーから支給されているはずの「共有シークレット」の入力を求められるので、入力したら「OK」をクリックします。
「詳細」設定では、「すべてのトラフィックをVPN接続経由で送信」を選択できます。これにより、すべてのアプリの通信がVPN経由になります(意図的に除外したい場合を除き、有効にしておくのがおすすめです)。最後に「OK」と「適用」をクリックすると、メニューバーにVPNのアイコンが新たに表示されます。
これで、VPNアプリを使う方法も、Macの設定を直接操作する方法もマスターできました。あとは快適で安全なインターネットライフをお楽しみください。
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