MacのRAM(メモリ)容量の確認方法と増設は必要か?徹底解説
Macのパフォーマンスを左右する要素は数多くありますが、その中でも「RAM」という言葉を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。しかし、RAMとは一体何なのか、そして自分のMacに十分なRAMが搭載されているかどうかは、どうやって判断すればよいのでしょうか。本記事では、RAMの基本から容量の確認方法、増設の必要性までをわかりやすく解説します。
RAMとは何をするもの?
RAM(ランダムアクセスメモリ)は、コンピュータの誕生以来、最も重要な部品の一つであり続けてきました。Mac、iPhone、iPad、あるいはApple以外のPCなど、デバイスを使用する際、動作中のすべてのプロセスはRAM上で実行されます。RAMはデバイスの「思考スペース」のようなものであり、新しいブラウザウィンドウを開いたり、使用中のアプリが正しく機能することを支えたりと、あらゆる操作の土台となっています。
ただし、RAMはあくまでデータの一時的な保管場所です。RAMがいっぱいになると、データやタスクの混雑によってデバイスがスムーズに処理できなくなり、パフォーマンスは即座に低下し始めます。通常、OSはバックグラウンドのアプリを一時停止させることでRAMの使用量を最適化し、速度低下を防いでいます。しかし、デバイスが古くなり、アプリが高度化するにつれてRAM不足が顕著になり、かつて快適に動いていたMacが、まるで意欲を失ったカメのように重く感じられることがあるのです。
RAMを増設するとMacは速くなるのか?
一般的に、RAMは多ければ多いほど良いといえます。Final Cut Pro X、Logic Pro X、ゲームなどの負荷の高いアプリケーションを快適に使いたいなら、可能な限り大容量のRAMを搭載しておくことで、現時点での安定したパフォーマンスと将来性の両方を確保できます。
とはいえ、システム全体のパフォーマンスを左右するのはRAMだけではありません。従来型の回転式HDDは、SSDやフラッシュストレージと比べてデータ読み書き速度が大幅に劣ります。残念ながら、多くのデスクトップiMacには今なお低速なHDDが搭載されており、Apple純正のSSDアップグレード費用は、市販品の価格と比べると非常に割高です。動作の重いMacを改善したい場合は、Macのアップグレード方法を試したり、ゲームや音楽などの大容量メディアを外部SSDに保存したりするのも有効な手段です。
MacのRAM容量を確認する方法
RAMの増設が必要かどうかを判断する前に、まず現在Macに搭載されているRAMの容量を把握しておきましょう。確認手順は以下の通りです。
- 画面左上のAppleマークをクリックします。
- 表示されるメニューから「このMacについて」を選択します。

- 表示されたウィンドウには、macOSのバージョン、モデル名、そして「メモリ」(RAMの別名)の容量などが記載されています。テストに使用したMacBook Proでは、下の画像のように8GBのRAMが搭載されていました。

8GBは近年のMacにおける標準的な容量で、多くのモデルに採用されています。一方、13インチMacBook Pro(2.0GHzモデル)、16インチMacBook Pro、iMac Pro、Mac Proなどはより大容量のRAMを搭載可能で、MacBook Proでは16GBから、Mac Proでは最大1.5TBまで選択できます(ただし、本体価格に約25,000ドルの追加料金が必要です)。
もちろん、AppleストアでMacを購入する際にRAMを増やすことも可能ですが、高額なアップグレード費用を覚悟しておく必要があります。
RAMの増設が必要かチェックする方法
Macの動作が重い原因がRAM不足にあるかどうかを調べるには、macOS標準の「アクティビティモニタ」を使うのが便利です。
- Commandキー+スペースキーを押してSpotlightを開き、「アクティビティ」と入力して「アクティビティモニタ」を起動します。

- アプリが開いたら、ウィンドウ上部のタブから「メモリ」タブを選択します。すると、現在RAMを使用しているすべてのプロセスが一覧表示されます。
- 使っていないアプリや終了しても問題ないプロセスを見つけたら、それを選択してウィンドウ左上の×アイコンをクリックし、強制終了しましょう。

- リストの下部には、搭載されているRAMの総容量と、システムが現在使用している容量を示すサマリーが表示されます。macOSは空きメモリを積極的に活用する仕組みのため数値の解釈には注意が必要ですが、メモリ使用率が常に100%近くで推移している場合は、RAM不足の可能性が高いといえます。
なお、必ずしも物理的な増設が必要なわけではありません。メモリ管理を支援するアプリやテクニックも多数存在します。「Macでメモリ(RAM)を解放する方法」を参考にすれば、手軽に動作を軽くできるかもしれません。
MacにRAMを増設できるのか?
ここ数年、AppleはRAMチップをロジックボードにはんだ付けしており、ユーザー側でのアップグレードを実質的に不可能にしています。そのため、比較的新しいMacBook Air、MacBook、MacBook Pro、iMacをお持ちの場合は、RAMの追加搭載はできない可能性が高いです。
現在のラインナップでは、(公式には)どのMacBookモデルもメモリを増設できませんが、27インチiMac、Mac mini(2018)、Mac Proについては、自分でRAMを追加することが可能です。一方、iMac ProはAppleまたはApple認定サービスプロバイダによる作業が必要となるため、高額な費用が発生しがちです。
Macのメモリ増設の詳細な手順については「MacのRAMをアップグレードする方法」のガイドを、動作が遅いMacを改善するための一般的なヒントについては「遅いMacを高速化する方法」の記事もぜひ参考にしてください。
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