Mac
 Computer >> コンピューター >  >> システム >> Mac

ブラウザでMacのAutomatorを使いこなす6つの方法

Automatorは、Macに搭載されているツールの中でも、その便利さが意外と見過ごされがちな存在です。使い方をマスターするまでには少し時間がかかりますが、一度コツをつかめば、URLを開くことから画像のダウンロードまで、あらゆる定型作業を自動化できる強力な味方になります。

Automatorを最大限に活用する方法のひとつが、ブラウザ関連のコマンドとの組み合わせです。Safariなどお気に入りのブラウザで日常的に行っている操作を自動化できれば、大幅な時間節約につながります。

それでは、Automatorとブラウザを連携させる具体的な活用方法を6つ紹介していきます。

1. 毎日決まった時刻にWebページを開く

毎日同じ時間に同じWebページを訪れている人は多いのではないでしょうか。仕事を始める前に必ず開くページがあるかもしれませんし、毎週月曜日の朝に読むモチベーション系のボードを楽しみにしている人もいるでしょう。

どちらの場合でも、Automatorにページを開かせることで手間を省けます。手順は以下の通りです。

  1. アプリケーションフォルダ内のユーティリティからAutomatorを起動します(SpotlightでCmd + Spaceキーを使って検索してもOK)。新規書類を作成し、カレンダーアラームを選択しましょう。ブラウザでMacのAutomatorを使いこなす6つの方法
  2. サイドバーからインターネットを選択し、指定されたURLを取得アクションを右側のワークフローにドラッグします。デフォルトのURLを削除して、Automatorに開かせたいページを追加してください(この例ではMakeUseOfのホームページを使用しています)。
  3. 続けて、Webページを表示アクションをワークフローにドラッグし、直前のアクションの下に配置します。片方が出力を行い、もう片方がその入力を受け取るため、自動的に接続されます。ブラウザでMacのAutomatorを使いこなす6つの方法
  4. 右上の実行ボタンを押してアラームをテストします。Automatorがデフォルトブラウザで指定したWebページを開けば成功です。開かない場合は、上記の手順をもう一度確認してみてください。
  5. 最後に、ファイル > 保存からプロジェクトを保存します。保存するとカレンダーに新しいイベントが作成されるので(この例では「Display MakeUseOf」)、イベントを編集して、AutomatorにURLを開いてほしい日時と繰り返し設定を行いましょう。ブラウザでMacのAutomatorを使いこなす6つの方法

上記の例では、毎週金曜日の午後5時50分にMakeUseOfが自動的に開かれます。ここで好みの曜日や時刻に変更しておけば、目的のページを確実に表示させられます。

2. 複数のWebページをワンクリックでまとめて開く

いつも一緒に開くWebページのグループがあるはずです。SNSアカウントを5つ同時にチェックする人もいれば、仕事用のメール、カレンダー、ToDoリストを必ず並べて開く人もいます。

そんなときは、Automatorアプリケーションを作成して、URLリストを一括で開けるようにしてはどうでしょう?

  1. Automator新規書類を作成し、ドキュメントタイプとしてアプリケーションを選択します。
  2. 先ほどと同様にインターネットカテゴリから指定されたURLを取得をワークフローにドラッグし、同時に開きたいWebページのリストを追加します。今回はハースストーン関連のページをいくつか登録しました。ブラウザでMacのAutomatorを使いこなす6つの方法
  3. 指定されたURLを取得の下にWebページを表示アクションを追加すれば準備完了です。
  4. わかりやすい名前を付けてアプリケーションを保存し、Spotlightから起動すれば、ほんの数回のキー操作で大量のWebページを開けられます!ブラウザでMacのAutomatorを使いこなす6つの方法

このAutomatorアプリケーションには「hearthstone-read」という名前を付けました。これを使えば、4つのURLを一瞬で開くことができます。

3. Webページから画像をすべてダウンロードする

これはワークフロー型の自動化のため、Automator内から実行する必要があります。Automatorを開くのはひと手間に感じるかもしれませんが、表示中のWebページから画像をまとめてダウンロードする方法としては、それでもかなり効率的です。

  1. Automator新規書類を作成し、ワークフローオプションを選択します。ブラウザでMacのAutomatorを使いこなす6つの方法
  2. 再びサイドバーのインターネットカテゴリへ移動し、今度はSafariから現在のWebページを取得をワークフローに追加します。このワークフローは残念ながらSafari専用ですが、Mac環境では多くの面でSafariの方がChromeよりも快適に使えることも多いので問題ないでしょう。
  3. その下にWebページからイメージURLを取得を追加し、イメージのURLを取得ドロップダウンを「これらのWebページ上」に設定します。
  4. ワークフローの末尾にURLをダウンロードを追加し、希望するダウンロード先を指定します。今回は標準のダウンロードフォルダを選びました。ブラウザでMacのAutomatorを使いこなす6つの方法
  5. 特定のページから画像をすべてダウンロードするには、そのページをSafariで開いた状態で、Automator内でこのワークフローを実行します。ページ上の画像の数によっては、ダウンロードにある程度時間がかかる場合があります。

ダウンロード後は、別のAutomatorワークフローを使って、画像のサイズ変更や名前変更、フォルダ整理などをさらに自動化することも可能です。

4. Webページから音声・動画ファイルをすべてダウンロードする

少し凝ったワークフローを使えば、音声ファイルや動画ファイルにも同じ仕組みを応用できます。これにより、特定のWebページ上のすべてのメディアファイルをAutomatorから一括ダウンロードできるのです。

  1. 先ほどと同じ要領で、Automatorで新しいワークフローを作成します。
  2. 再度Safariから現在のWebページを取得アクションを追加します。
  3. 今度はWebページからリンクURLを取得を追加します。
    • 「開始ページと同じドメインのURLのみ返す」にチェックを入れると、表示中のページと同じドメインでホストされているファイルだけが対象になります。チェックを外せば、リンク先の場所を問わず、ページから辿れるすべてのファイルが取得されます。ブラウザでMacのAutomatorを使いこなす6つの方法
  4. 次にURLをフィルタアクションをワークフローに加えます。フィルタの設定は、何をダウンロードしたいかによって変わります。例えばMP3ファイルだけが欲しい場合は、パス.mp3を含むように設定します。MP4動画なら.mp4、といった具合です。
  5. 条件は複数組み合わせることもでき、「以下のうちいずれかが真」を選べば柔軟な絞り込みが可能です。ブラウザでMacのAutomatorを使いこなす6つの方法
  6. URLをフィルタリングできたら、URLをダウンロードアクションを追加してダウンロードフォルダを選択します。
  7. あとはAutomator内でワークフローを実行すれば、Safariで開いているページから目的のメディアファイルをダウンロードできます。

5. ウェブサイトをスタンドアロンアプリとして起動する

「あのウェブサイト、独自アプリを出してくれないかな」と思ったことはありませんか?また、タブを増やすよりもウィンドウを分けて使いたい派の人もいるでしょう。そんな方におすすめなのが、Automatorを使って特定のWebページを独立したアプリとして開く方法です。

特に、Google検索専用のアプリを作りたい場合にぴったりのテクニックです。

  1. 新しいAutomator書類を作成し、アプリケーションを選択します。
  2. 最初のアクションは指定されたURLを取得で、アプリ化したいサイトのURLを入力します。例としてGoogleの検索ページを使用しました。
  3. 続けてWebサイトポップアップアクションを追加します。これはサイトを包むアプリの外枠を作るもので、さまざまな設定からサイズや外観を調整できます。ブラウザでMacのAutomatorを使いこなす6つの方法
  4. Automatorをアプリケーションとして保存し、わかりやすい名前を付けましょう(今回は「Google Search」)。Webアプリを起動するには、保存したファイルをダブルクリックするだけです。ブラウザでMacのAutomatorを使いこなす6つの方法

6. 特定のフレーズを含む記事だけを開く

RSSフィードは、自分専用のニュースフィードを作るといった用途で今なお役立つ機能です。しかし、記事が溢れているフィードでは、本当に読みたい記事を探し出すのが一苦労です。

特定のトピックやキーワードを追いかけているなら、Automatorワークフローを作成して、フィード内から検索条件に一致する記事だけを開くように設定しましょう。

  1. まず、Automatorワークフローを作成します。
  2. 検索したいフィードのURLを指定した指定されたURLを取得アクションを追加します。例としてBBC World NewsのRSSフィードを使用しました。ブラウザでMacのAutomatorを使いこなす6つの方法
  3. 次に、記事をフィルタアクションでフィルタを作成します。例えば大統領に関する記事だけを抜き出したい場合は、タイトルまたは概要に「president」が含まれる記事を拾うよう設定できます。
  4. 記事からリンクURLを取得Webページを表示アクションを追加すれば完成です。ブラウザでMacのAutomatorを使いこなす6つの方法
  5. ワークフローを実行すると、検索条件に一致した記事のタブが次々と開きます。ただし、このワークフローは膨大な数の新規タブを生み出すことがあるので、実行の際は少し注意が必要です。

Automatorでできることをさらに広げよう

最初は少し複雑に感じるかもしれませんが、AutomatorはMacの作業効率を大きく向上させてくれる頼もしいツールです。慣れるまでには多少の時間が必要ですが、使い込んでいくうちに、日々の業務をスムーズにするさまざまなワークフロー、サービス、アプリを自作できるようになるはずです。

今回はブラウザとの連携に焦点を当てましたが、Automatorで作成できる便利な自動化アプリは他にもまだまだたくさんあります。ぜひいろいろ試して、自分だけの効率化レシピを見つけてみてください。

  1. MacとiPhoneを連携させて作業効率を上げる方法8選

    Appleの製品には、Mac向けの「macOS」とiPhone向けの「iOS」という2つのOSが搭載されています。しかし、この2つのOSは互いにシームレスに連携するよう設計されています。パソコンがMac、スマートフォンがiPhoneという環境で、両者をうまく使いこなしたいとお考えなら、まさにうってつけの記事です。macOSとiOSを組み合わせれば、作業を途中で中断しても別のデバイスへ引き継いで再開できるため、日々の仕事がぐっと楽になります。しかも、これはほんの入り口にすぎません。 本記事では、MacとiPhoneを連携させるために知っておきたい設定や手順をわかりやすくご紹介します。 1. ユ

  2. MacBookを守る11のセキュリティ対策|今すぐできる安全設定ガイド

    MacBookを守るための11のセキュリティ対策「Macだからウイルスに感染しない」という時代はもう終わりました。Macの販売台数が増えるにつれ、ハッカーたちの関心もMacに向かい始め、Mac向けのマルウェアが次々と開発されています。しかも、Macを狙うマルウェア攻撃は、業界でも屈指の技術を持つ攻撃者によって計画されていることが多く、その被害は他の脅威よりも深刻になりかねません。「自分は大丈夫」という思い込みを捨てて、今すぐできる対策でMacの安全を確保しましょう。以下の11の方法を実践すれば、MacBookをさまざまな脅威から守ることができます。1. macOSを常に最新の状態に保つ新たな脅