Macのファンクションキーを自由に再マップして、もっと便利に使いこなす方法
Macのキーボードに搭載されているファンクションキーのうち、「正直あまり使っていない」と感じるものはありませんか?実は、これらのキーは自分好みに再プログラムできて、格段に便利になります。
例えば、Mission Control(ミッションコントロール)を呼び出すキーをスクリーンショット撮影用に変更したり、Launchpadを開くキーを絵文字ビューアやお気に入りのメニューバーカレンダー表示用に変更したりできます。
こうした変更はとても簡単です。まずはファンクションキーの仕組みから詳しく見ていきましょう。
ファンクションキーの2つの役割
デフォルトでは、Macキーボードのファンクションキーには、キーに印刷されたアイコンが示す動作が割り当てられています。つまり、F1とF2で画面の明るさ調整、F3でMission Controlの起動、F4でLaunchpadの起動といった具合です。
一方で、これらのキーは通常のFキー(F1〜F12)としても機能します。Fキーは、macOS全体や特定のアプリケーションの操作を割り当てられる汎用キーです。
従来型のFキーとして使うには、Fnキーを修飾キーとして押しながら入力します。ただし、macOSではF11とF12以外のFキーには初期状態で何のアクションも関連付けられていないため、単体で押しても何も起こりません。
ここで登場するのがファンクションキーの再マップです。この記事では、空いているFキーにアクションを追加する方法をご紹介します。ちなみに、「普段から通常のFキーとして優先的に使いたい」という場合も簡単に設定可能です。
ファンクションキーを標準のFキーとして使う方法
システム環境設定 > キーボード > キーボードを開き、「F1、F2などのすべてのキーを標準ファンクションキーとして使用」というチェックボックスにチェックを入れます。
これでF1やF2などが標準のファンクションキーとして機能し、逆に印刷されたアイコンの機能を使うにはFnキーとの組み合わせが必要になります。
ファンクションキーに割り当てたいアクションのアイデア
ファンクションキーにはさまざまなアクションを登録でき、Macの操作性を大きく向上させられます。効率よく再マップを行うためにも、どのキーにどんな動作を割り当てるか事前に計画しておくのがおすすめです。
例えば、覚えにくいショートカットを持つ機能はFキーの有力候補です。代表的な例が絵文字ビューア(Control + Command + Space)でしょう。
また、カレンダー、メール、通知センターを頻繁に使うなら、それらをワンタッチで起動するキーを用意するのも便利です。
選択したテキストの文字数を数えるmacOSスクリプトを実行するFキーや、読み上げコンテンツ(Spoken Content)を有効化するキー、ページ再読み込み用のキーなども実用的です。
さらに、macOSの各種サービスもファンクションキーショートカットの候補として最適です。システム環境設定 > キーボード > ショートカット > サービスから割り当てられます。
システム環境設定でファンクションキーを再マップする
個々のファンクションキーを思い通りに再マップするには、システム環境設定 > キーボード > ショートカットを開きます。ここはmacOSのキーボードショートカットをカスタマイズする場所でもあります。
画面は左右2つのペインで構成され、左側にmacOSの機能・設定のメニュー一覧、右側にその項目でキーボードショートカットやファンクションキーに割り当て可能なアクションの一覧が表示されます。
既存のアクションを変更したりファンクションキーを追加したりするには、対象のアクションのチェックボックスがオンになっている必要があります。
チェックが入っていれば、アクション名の右側にあるテキストボックス(現在のショートカットや「なし」と表示された部分)をクリックし、割り当てたいFキーを実際に押すだけで設定完了です。
例として、F10キーで「おやすみモード(Do Not Disturb)」を切り替えてみましょう。設定ペインの「Mission Control」を選び、「おやすみモードのオン/オフ」のチェックボックスがオンになっていることを確認します。
次に「なし」または現在のショートカット部分をクリックし、キーボードでF10を押します。試しにF10を押してみてください。おやすみモードの切り替えができるようになっているはずです。
なお、一部のアクションは、ファンクションキーに割り当てる前にショートカットタブへ追加する必要があります。特定アプリ専用のアクションや、システム全体に適用できるアクションがこれに該当します。
例えば、「どのアプリでもF11キーでフルスクリーンに切り替えたい」というケースです。このアクションはmacOSのシステム設定には存在しませんが、ほぼすべてのアプリに備わっています。
追加するには、設定ペインの「Appショートカット」を開き、アクションリスト下の「+(プラス)」ボタンをクリックします。アクション追加用のウィンドウが表示されます。
今回の例では「アプリケーション」ドロップダウンを「すべてのアプリケーション」に設定しますが、アクションによっては特定のアプリだけに限定することもできます。
「メニュータイトル」欄には、アプリのメニューに表示される項目名と完全一致する文字列を入力する必要があります。多くのアプリではフルスクリーンへの切り替えは「表示」メニュー内の「フルスクリーンにする(Enter Full Screen)」として表示されるため、その文字列を入力しましょう。
最後に「キーボードショートカット」欄のテキストボックスをクリックし、F11を押します。「追加」をクリックすれば、以降はF11を押すだけでアクティブなアプリがフルスクリーンモードに切り替わります。
同じF11でフルスクリーンを解除したい場合は、「フルスクリーンを解除」(Exit Full Screen)を別アクションとして同様の手順で登録してください。これでF11によるフルスクリーンのトグル切り替えが完成します。
サードパーティアプリでファンクションキーを再マップする
Keyboard MaestroやKarabiner-Elementsのようなサードパーティアプリを使えば、さらに高度なカスタマイズも可能です。
Keyboard MaestroとKarabiner-Elementsは、システム環境設定と同様にファンクションキーへアクションを割り当てられるだけでなく、独自のマクロを作成してファンクションキーに割り当てることもできます。
また、FunctionFlipというアプリを使えば、一部のファンクションキーはデフォルト動作のまま維持しつつ、他のキーだけをプログラム可能な標準Fキーに変えることができます。
どのアプリが最適かは、キーボードの挙動をどこまでカスタマイズしたいかによります。複雑な操作を登録したい場合は、システム環境設定よりもサードパーティアプリの方が柔軟な選択肢を提供してくれるでしょう。
ダウンロード: Keyboard Maestro(36ドル、無料トライアルあり)
ダウンロード: Karabiner-Elements(無料)
ダウンロード: FunctionFlip(無料)
ファンクションキーの問題をトラブルシューティングする
ファンクションキーの再マップ中にはいくつかの問題に遭遇することがありますが、それぞれ回避策があります。
- キーがすでに使用中の場合: 競合しているアクションのショートカットを無効化または再マップしてから、目的の新しいアクションをそのファンクションキーに割り当てましょう。
- ファンクションキーでアプリを起動したいのにシステム環境設定からできない場合: 起動したいアプリの「環境設定」ペインからショートカットを設定するか、Automatorで「アプリケーションを起動」アクションだけの新規クイックアクションを作成し、キーボードのシステム環境設定内の「サービス」からそのファイルにショートカットを割り当てます。
- 特定のアクションにファンクションキーを割り当てられない場合: Mac生産性アプリの決定版であるBetterTouchToolをインストールしてみてください。「修飾キーとの組み合わせでしかファンクションキーを使えない」といったアプリ側の制限も解決できます。他のキーボードショートカットのトリガーにも利用可能です。
- 割り当てられるファンクションキーが足りなくなった場合: OptionやCommandなどの修飾キーをファンクションキーと組み合わせれば、キーの用途を2倍、3倍に増やせます。
ダウンロード: BetterTouchTool(2年間9ドル、買い切り21ドル、無料トライアルあり)
ファンクションキーをもっと便利に活用しよう
Macキーボードのファンクションキーは、意外にも活用しきれていない貴重なリソースです。この記事で紹介した再マップの手順とヒントを参考に、ぜひ自分のファンクションキーをもっと活用してみてください。キーを自在にプログラムすれば、Macの操作がこれまで以上に快適になるはずです。
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