【解決済み】Windows 10/8.1/7で「オペレーティングシステムが見つかりません」エラーが出たときの対処法
Windows 10の起動中に、次のようなエラーメッセージが表示されることがあります。
「オペレーティングシステムが見つかりませんでした。OSが含まれていないドライブは切断してください。Ctrl+Alt+Delキーを押して再起動してください」(An operating system wasn't found)
このエラーは、Windows 10 21H2へのアップグレード直後や、システムの復元を実行した後に発生しやすいことで知られています。最も可能性の高い原因はシステムファイルの破損です。システムファイルに何らかのダメージが生じると、起動時に「オペレーティングシステムが見つからない」という状態に陥ることがあります。
この記事では、再起動後やシステムアップグレード後にこのエラーが発生した場合の具体的な修復手順を、初心者にもわかりやすく解説します。
対処1:外部デバイスをすべて取り外して再起動する
まず最初に、プリンターやスキャナー、外付けHDDなど、接続されているすべての外部デバイスを取り外し、パソコンを再起動してみてください。単純な原因ですが、周辺機器が誤って起動対象として認識されるケースは少なくありません。通常どおりWindowsが起動すれば問題解決です。
対処2:BIOSでハードディスクを第一起動デバイスに設定する
このエラーは、BIOSがハードディスクを認識できない場合にも頻繁に発生します。BIOSの設定を確認することで解決できる可能性があります。
BIOS設定の確認手順
- パソコンを再起動します。
- 起動直後にF2キー(メーカーによってはDelキーやF10キー)を押してBIOS画面を開きます。
- BIOSのメイン画面で、ハードディスクが正しく認識されているかを確認します。
- ブート順序(起動順序)の設定が正しいかもあわせてチェックします。
- ハードディスクが第一起動デバイスとして設定されていることを確認してください。
ハードディスクが認識されていない場合は、SATAケーブルなどのデータケーブルの交換を検討するか、BIOS設定を初期化(デフォルトに戻す)してみてください。
BIOS設定を初期化する手順
- 上記の手順でBIOS画面に入ります。
- 「Load Setup Defaults(初期値に戻す)」などの項目を探します。
- リセットを選択し、確認画面が表示されたら「Yes」を選びます。
- 最後に「Exit → Exit Saving Changes(変更を保存して終了)」を選択します。
対処3:スタートアップ修復を実行する
Windowsのスタートアップ修復機能は、起動プロセスに関わるエラーを自動的に検出・修復してくれる便利なツールです。ただし、このエラーが発生しているとWindows自体が正常に起動できないため、Windowsのインストールメディア(USBまたはDVD)が必要になります。お持ちでない方は、別のPCを使って事前に作成しておきましょう。
スタートアップ修復の手順
- Windows 10のインストールメディアを準備します。
- インストールメディアをPCに挿入し、そこから起動します。
- セットアップの初期画面で、言語、時刻と通貨の形式、キーボード入力方式を選択し、「次へ」をクリックします。
- 次の画面で左下の「コンピューターを修復する」を選択します。
PCが再起動したら、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」の順にクリックします。
Windowsが問題の診断と修復を行うまでしばらく待ちます。スタートアップ修復が完了すると、自動的に再起動され、通常どおりWindowsが起動するかどうかが確認できます。
※「自動修復でPCを修復できませんでした」と表示される場合は、次の方法を試してください。
対処4:破損したブートファイルを修復する
スタートアップ修復でも問題が解決しない場合は、コマンドを使ってブートファイルを直接修復します。以下の手順に従ってください。
- 再度、Windows 10のインストールメディアから起動します。
- Windowsセットアップの画面が表示されたら、Shift + F10キーを押してコマンドプロンプトを開きます。
まず、自分のディスクがGPT(GUIDパーティションテーブル)形式かMBR(マスターブートレコード)形式かを確認しましょう。
コマンドプロンプトに diskpart と入力してEnterキーを押します。続いて list disk と入力してEnterキーを押します。
表示された一覧の「Gpt」列にアスタリスク(*)が付いているかどうかを確認します。
- アスタリスク(*)がある → ディスクのパーティションテーブルはGPTです。
- アスタリスクがない → パーティションテーブルはMBRです。
確認後、exit と入力してEnterキーを押します。以降は、それぞれのパーティション形式に応じた修復手順を実行します。
MBRパーティションテーブルの場合の修復方法
※GPTパーティションの方は、この手順をスキップして次の項目に進んでください。
まず、Windowsがインストールされているドライブレターを特定します。list volume コマンドを実行すると、Windowsがインストールされているボリュームに「Boot」と表示されますので確認してください。
Windowsフォルダーのあるドライブ(ここでは例としてC:)を特定したら、以下のコマンドを入力してそのドライブにブートファイルを作成します。
bcdboot C:\Windows /S C:
* 注意:Windowsが別のドライブにある場合は、C を実際のドライブレターに置き換えてください。
- コマンド実行後、もう一度 diskpart と入力してEnterキーを押し、DISKPARTユーティリティを開きます。
- list disk と入力してEnterキーを押します。
- select disk 0 コマンドで対象ディスクを選択します。
- 以下のコマンドを順番に実行します。
- list volume
- select volume 3(Windows OSが入っているボリューム番号を選択してください)
- active
最後に exit と入力してDISKPARTツールを閉じます。これで完了です。インストールメディアを取り外し、パソコンを再起動してください。
GPTパーティションテーブルの場合の修復方法
GPTパーティションテーブルをお使いの場合は、以下の手順に従います。
diskpart と入力してEnterキーを押し、DISKPARTユーティリティを開いたら、以下のコマンドを順に実行します。
list disk
select disk 0(対象のディスク番号を選択)
続いて list partition と入力してEnterキーを押し、パーティション一覧を表示します。
「System(システム)」というラベルが付いているパーティションを探します。
そのシステムパーティションを選択します。
select partition X(Xは「System」と表示されているパーティション番号。例:「4」)
システムパーティションにドライブレター(例:H)を割り当てます。
assign letter=H:
* 注意:ドライブレター「H」がすでに使用されている場合は、アルファベット順で次の未使用のレターを指定してください。
exit と入力してEnterキーを押し、DISKPARTツールを閉じます。
続けて、以下のコマンドを順番に実行します。
cd /d H:\EFI\Microsoft\Boot\
ren BCD BCD.bak
bcdboot C:\Windows /l ja-jp /s H: /f UEFI
注意:システムパーティションに別のドライブレターを割り当てた場合は、コマンド内の「H」を実際のレターに変更してください。また、日本語版Windowsを使用している場合は /l オプションを ja-jp にするとよいでしょう。
以上で作業完了です。インストールメディアを取り外し、すべてのウィンドウを閉じてパソコンを再起動し、問題が解決したかどうかを確認してください。
それでも解決しない場合:Windowsのクリーンインストール
上記のすべての方法を試しても問題が解決しない場合は、ハードディスクの物理的な故障の可能性もあります。Windowsのクリーンインストールを試す前に、重要なデータのバックアップが可能かどうかを確認してください。バックアップ後、インストールメディアから新規にWindowsをインストールすることで復旧できる場合があります。
まとめ
「オペレーティングシステムが見つかりません」エラーは、システムファイルやブートファイルの破損、BIOS設定の不備などが主な原因です。外部機器の取り外しから始めて、BIOS設定の確認、スタートアップ修復、ブートファイルの修復と段階的に対処することで、多くの場合は解決できます。
これらの解決策でWindows 10の「オペレーティングシステムが見つからない」エラーは解決しましたか?ぜひコメント欄でお知らせください。以下の関連記事もおすすめです。
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