Windows 10
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【解決法】Windows 10で「Windows Updateコンポーネントを修復する必要があります」と表示される場合の対処方法

Microsoftは定期的にWindows 10の累積更新プログラムをリリースしており、セキュリティの脆弱性の修正や、ユーザーから報告されたバグの修正などが含まれています。通常、対応デバイスはMicrosoftサーバーに接続すると自動的にこれらの更新プログラムをインストールします。

しかし、不適切なシャットダウン、ソフトウェアのクラッシュ、停電、レジストリの破損などが原因で、Windows Updateが正常に動作しなくなることがあります。「更新プログラムの確認」で何時間も止まってしまう、ダウンロードやインストールが0%〜99%で固まる、累積更新プログラムのインストールに失敗するといった症状が報告されています。

このような場合は、まず「Windows Updateのトラブルシューティングツール」を実行して、問題を自動的に検出・修復することをおすすめします。ただし、トラブルシューティングツールが問題を検出しても修復できないケースがあります。その代表的なものが「Windows Updateコンポーネントを修復する必要があります」というエラーです。

トラブルシューティングツールで解決しない場合の対処法

トラブルシューティングツールで解決できない場合は、以下の手順で手動による対処(Windows Updateコンポーネントの修復・リセット)を試してみましょう。

事前に確認すべき基本項目

  • Microsoftサーバーから更新ファイルをダウンロードできるよう、安定したインターネット接続を確保しているか確認します。
  • セキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)を一時的に無効化し、VPNを使用している場合は切断します。
  • [設定] → [時刻と言語] → [地域] から日付・タイムゾーンが正しいか確認し、必要に応じて修正します。
  • システムドライブ(通常はC:ドライブ)に十分な空き容量があるか確認します。ディスククリーンアップを実行したり、ストレージセンサーを設定してジャンクファイルやキャッシュ、一時ファイルを自動削除し、空き容量を確保しましょう。
  • コマンド dism.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth とシステムファイルチェッカー sfc /scannow を実行して、システムイメージの修復や破損・欠落したシステムファイルの復元を行います。これにより、破損した更新コンポーネントも修復されることがあります。
  • Windows 10をクリーンブート状態で起動し、サードパーティ製ソフトウェアの競合が原因でないか確認します。

Windows Updateコンポーネントをリセットする

ここからは、Windows Update関連のコンポーネントをリセットまたは修復する手順を紹介します。多くのWindows Updateのインストール問題に有効な方法です。

1. 関連サービスを停止する

コマンドプロンプトを管理者として開き、以下のコマンドを順番に実行して、Windows Updateが必要とするサービスを停止します。

net stop wuauserv
net stop cryptsvc
net stop bits
net stop msiserver

2. SoftwareDistributionとcatroot2フォルダーの名前を変更する

次に、Windows Updateがデータや一時ファイルの保存に使用する SoftwareDistribution フォルダーと catroot2 フォルダーの名前を変更します。システムはこれらのフォルダーが存在しないことを検出すると、新しいフォルダーを自動的に作成します。古いフォルダーに起因する問題を回避するのが目的です。

Ren %systemroot%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
Ren %systemroot%\system32\catroot2 catroot2.old

3. BITSとWindows Updateサービスのセキュリティ記述子を既定値に戻す

BITSサービスとWindows Updateサービスのセキュリティ記述子を既定値にリセットします。コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力して実行してください。

sc.exe sdset bits D:(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;SY)(A;;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;BA)(A;;CCLCSWLOCRRC;;;AU)(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;PU)
sc.exe sdset wuauserv D:(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;SY)(A;;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;BA)(A;;CCLCSWLOCRRC;;;AU)(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;PU)

4. BITSおよびWindows Update関連のDLLファイルを再登録する

続いて、BITSファイルとWindows Updateに関連するすべてのDLLファイルを再登録します。以下のコマンドを1行ずつ入力し、Enterキーで実行していきます。

cd /d %windir%\system32
regsvr32.exe /s atl.dll
regsvr32.exe /s urlmon.dll
regsvr32.exe /s mshtml.dll
regsvr32.exe /s shdocvw.dll
regsvr32.exe /s browseui.dll
regsvr32.exe /s jscript.dll
regsvr32.exe /s vbscript.dll
regsvr32.exe /s scrrun.dll
regsvr32.exe /s msxml3.dll
regsvr32.exe /s msxml6.dll
regsvr32.exe /s actxprxy.dll
regsvr32.exe /s softpub.dll
regsvr32.exe /s wintrust.dll
regsvr32.exe /s dssenh.dll
regsvr32.exe /s rsaenh.dll
regsvr32.exe /s cryptdlg.dll
regsvr32.exe /s oleaut32.dll
regsvr32.exe /s ole32.dll
regsvr32.exe /s shell32.dll
regsvr32.exe /s wuapi.dll
regsvr32.exe /s wuaueng.dll
regsvr32.exe /s wups.dll
regsvr32.exe /s wups2.dll
regsvr32.exe /s qmgr.dll
regsvr32.exe /s wudriver.dll

5. ネットワーク設定をリセットする

次のコマンドを実行して、ネットワーク構成をリセットします。

netsh winsock reset
netsh winsock reset proxy
ipconfig /flushdns

6. 停止したサービスを再起動する

最後に、先ほど停止したWindows Update関連のサービスを以下のコマンドで再起動します。

net start bits
net start wuauserv
net start appidsvc
net start cryptsvc

以上で完了です。PCを再起動して変更を反映させましょう。その後、[設定] → [更新とセキュリティ] → [Windows Update] → [更新プログラムのチェック] から再度更新を確認してください。今度はエラーなく正常に動作するはずです。

Windows Updateを手動でインストールする

上記の方法でも問題が解決せず、ダウンロードが止まったりインストールに失敗したりする場合は、更新プログラムを手動でインストールしましょう。

  1. Microsoft公式の「Windows 10 更新履歴」ページにアクセスし、これまでにリリースされた更新プログラムの一覧を確認します。
  2. 最新の更新プログラムのKB番号(例:KB5012599)をメモします。
  3. 「Microsoft Update カタログ」のサイトで、メモしたKB番号を検索します。
  4. お使いのPCが32ビット(x86)か64ビット(x64)かを確認して、該当する更新プログラムをダウンロードします。
  5. ダウンロードしたファイルを開いて更新プログラムをインストールします。
  6. インストール完了後、PCを再起動して変更を適用します。

システムファイルチェッカー(SFC)スキャンを実行する

Windowsのシステムファイルが破損していると、更新プログラムの適用が妨げられ、「Windows Updateコンポーネントを修復する必要があります」というエラーが発生することがあります。この場合は、SFCスキャンを実行してシステムファイルの問題を自動的に検出・修復しましょう。

  1. Windowsキー + Sキーを押し、「cmd」と入力します。
  2. 検索結果の「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
  3. UAC(ユーザーアカウント制御)の画面が表示されたら「はい」をクリックします。
  4. コマンド sfc /scannow を入力してEnterキーを押します。
  5. SFCによるスキャンが完了するまで待ちます。
  6. エラーが見つかった場合、SFCユーティリティが自動的に修復します。これにより関連するエラーも解消される可能性があります。

日付とタイムゾーンを確認する

日付やタイムゾーンの設定が誤っていると、Windows Updateに問題が生じる場合があります。設定を再確認し、誤りがあれば手動で修正することをおすすめします。

また、アップグレード中にWindows Updateが止まってしまう場合は、公式の「メディア作成ツール」を使えば、エラーなしでWindows 10 バージョン21H2へアップグレードできます。

これらの解決策で「Windows Updateコンポーネントを修復する必要があります」「1つ以上のWindows Updateコンポーネントが正しく構成されていません」といったエラーが解決しましたか?ぜひコメント欄でフィードバックをお聞かせください。

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