Windows Defenderで削除されたファイルを復元する方法【隔離ファイルの戻し方も解説】
世界中で最も多く利用されているセキュリティソフトの一つ、Windows Defender。Windows OSに標準搭載されているこのアプリは、PCをスキャンして脅威を検出し、システムや重要なファイルに被害を及ぼす可能性のある感染ファイルを除去します。しかし、人気の高いプログラムにも欠点はあります。その一つが、正規のファイルを誤って脅威と判断して削除してしまうケースです。これにより特定のソフトウェアが動作しなくなるトラブルが近年頻発しています。本記事では、Windows Defenderによって削除された正規ファイルを復元する方法を詳しく解説します。
Windows Defenderはなぜ正規のファイルを削除するのか?
Windows Defenderは間違いなく非常に有用なセキュリティツールですが、他のプログラムと同様にいくつかの弱点を抱えています。ただし、安心してほしいのは、Windows Defenderはファイルを即座に完全削除するわけではないという点です。ファイルがマルウェアとして検出されると、まず「隔離」されます。ユーザーは後から隔離されたファイルを確認し、本当に削除すべきか、それとも誤検出だったので復元すべきかを判断できます。
補足として、ファイルが削除されてしまった場合は、対象ドライブを使用しないことを強くおすすめします。同じドライブ上で作業を続けたりデータを保存したりすると、データ復旧の成功率が大きく下がってしまうためです。
Windows Defenderに削除されたファイルは復元できる?
結論から言えば、復元は可能です。Windows Defenderはファイルを即座に完全削除せず、確認・編集のために隔離する仕組みだからです。したがって、ファイルが完全に削除される前であれば、簡単に復元できます。
Windows Defenderに削除(隔離)されたファイルを手動で復元する方法
ここではWindows 10を例に、Windows Defenderが隔離したファイルを手動で復元する手順を紹介します。
隔離されたファイルを復元する手順
ステップ1: 検索ボックスに「Windows セキュリティ」と入力します。
ステップ2: 「ウイルスと脅威の防止」>「保護の履歴」の順にクリックします。

ステップ3: 「隔離された脅威」の項目に脅威の数が表示されるので、「すべての履歴を表示」をクリックします。

ステップ4: 復元したい項目を選択し、「復元」をクリックします。
注意: システムが破損している場合、この方法は機能しないことがあります。また、脅威を完全に削除したい場合は「削除」を選択してください。
上記の手順で隔離されたファイルは復元できますが、ファイルがすでに完全に削除されている場合は、データ復旧ツールの力を借りる必要があります。
データ復旧ツールでWindows Defenderに削除されたファイルを復元する方法
Windows Defenderが正規ファイルを誤って削除してしまい、それを復元したい場合、データ復旧ツールは心強い味方になります。しかし、技術的な知識が少ない一般ユーザーにとって、高度すぎるツールの操作は決して簡単ではありません。そこでおすすめしたいのがAdvanced Disk Recoveryです。強力なデータ復旧ソフトであるこのツールは、PCのハードディスクを徹底的にスキャンし、Windows Defenderによって削除されたファイルや誤操作で消えたファイルを検出して一覧表示します。ユーザーが行うのは、スキャン対象エリアとドライブを選び、復元したデータの保存先を指定することだけ。保存先はPC内のパーティションでも外付けストレージデバイスでも構いません。あとは復元したいファイルを選択すれば、残りの処理はAdvanced Disk Recoveryが自動的に行ってくれます。
Advanced Disk Recoveryには、次の2種類のスキャンモードが用意されています。
クイックスキャン: マスターファイルテーブル(MFT)を利用して、同じファイル名の削除済みファイルを高速に検索します。
ディープスキャン: ファイルシグネチャをもとに、削除されたファイルやフォルダをより徹底的に検索します。
スキャン完了後は、削除されたファイルやフォルダをプレビューでき、好きな場所・デバイスに復元できます。
復旧ツールを使った復元手順
ステップ1: Advanced Disk Recoveryをダウンロードしてインストールします。
ステップ2: Advanced Disk Recoveryを起動し、削除されたファイルをスキャンするエリアを選択>復元したファイルの保存先を指定します。内蔵ハードディスクでも外部ストレージデバイスでも可能です。
注意: 望む結果を得るには、正確なファイルの場所を選択して「今すぐスキャン」をクリックしてください。
ステップ3: スキャン方式(クイックスキャンまたはディープスキャン)を選択します。
マスターファイルテーブルからの高速スキャンなら「クイックスキャン」、より詳細なスキャンを行いたい場合は「ディープスキャン」を選びましょう。選択後、「今すぐスキャン」をクリックします。
ステップ4: スキャンが完了すると、削除されたファイルの一覧が表示されます。プレビューして復元したいファイルを選択してください。「フィルターオプション」を使えば、スキャン結果の表示を絞り込むこともできます。プレビューする場合は「プレビュー」、復元する場合は「復元」をクリックします。
ステップ5: ファイルを復元すると決めたら「復元」をクリックし、復元したファイルの保存先を選択します。
注意: 削除されたのと同じドライブへの復元は避けてください。データ復旧の成功率が下がってしまいます。
「復元」ボタンをクリックすると、Advanced Disk Recoveryが選択された削除済みファイルの復元と保存を開始します。
処理が完了したら「完了」をクリックして、スキャンログを確認しましょう。
これらのシンプルな手順を実行すれば、誤って削除したファイルやWindows Defenderに削除されたファイルを復元できます。Advanced Disk Recoveryは高度なスキャンエンジンを備えた使い勝手の良いツールで、削除されたファイルを素早く復旧できます。なんと、Shift + Deleteキーで完全削除したファイルさえも復元可能です。必携のツールと言えるでしょう。
「今すぐダウンロード」ボタンをクリックして、今日すぐに入手できます。
Advanced Disk Recoveryの動作については、こちらの動画をご覧ください。
-
Windows 11で完全に削除されたファイルを復元する6つの方法
Windows 11で完全に削除されたファイルを復元したいとお考えですか? あるいは、仕事や思い出が詰まった大切なファイルを誤って消してしまい、どうにかして取り戻したい状況でしょうか。 まず安心してください。このようなトラブルに遭遇しているのはあなただけではありません。多くのユーザーが同じ問題を抱えていますが、正しい対処法を知らないだけなのです。 本記事では、Windows 11で完全に削除されたファイルを復元するための実践的な解決策を厳選してご紹介します。 Windows 11で削除したファイルはどこへ行くのか? 通常、Windows 11でファイルを削除すると、そのファイルはごみ箱に移動し
-
Windowsで消えてしまったファイルを復元する方法|ごみ箱・復元ソフトの活用術
ファイルを削除してすぐに後悔することもあれば、ずっと後になって探していたファイルが消えたことに気づくこともあります。どちらにしても、あの焦りは同じでしょう。 誤って削除してしまった、もう二度と使わないと思い込んでいた、どこかにコピーを保存してあるつもりだった——理由はさまざまですが、取り戻せる可能性はまだ残っています。 まず試したいのがWindowsの「ごみ箱」の確認です。ただし、多くの上級ユーザーのように「本当に削除しますか?」という確認ポップアップを避けるためにShift+Deleteキーを使っている場合、ファイルはごみ箱を経由せずに完全に削除されます。 しかし、それでも諦めるのは早