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マルウェアに感染したPCを修復する方法|オフラインウイルススキャンの実行手順

マルウェアに感染してしまった場合、まず大切なのはパニックにならないことです。多くの場合、Windows標準のMicrosoft Defenderや、Avastなどのサードパーティ製ウイルス対策ソフトを使ってスキャンを行えば、PCを復旧させ、感染を取り除くことができます。

頑固なマルウェア感染でも、こうしたツールで駆除できるケースは少なくありません。ただし、マルウェアが存在する状態でWindowsを起動するのが危険な場合は、USBメモリに入れたポータブルソフトを使ったブートレベルのスキャンが必要になることもあります。この記事では、Microsoft Defenderおよびサードパーティ製ウイルス対策ソフトを使ってオフラインウイルススキャンを実行する手順を詳しく解説します。

Windows 10でMicrosoft Defenderを使ってオフラインウイルススキャンを実行する

Windowsがまだ正常に動作していて、感染がそれほど深刻でない場合は、ポータブル版(旧版)のWindows Defender Offlineツールを使わなくても、Microsoft Defenderだけで起動前のウイルススキャンを実行できる可能性があります。

ただし、この方法をおすすめできるのは、Windowsがまだ起動でき、ネットワーク上の他のPCから隔離されている場合に限ります。実行する前に、必ずPCをローカルネットワークから切断してください。これにより、感染を除去する前にマルウェアが他のPCへ広がるのを防げます。作業の前にWindowsをセーフモードで再起動しておくのも有効です。

  1. スタートメニューを右クリックし、「設定」を選択します。
  2. 設定メニューで、「更新とセキュリティ」>「Windowsセキュリティ」>「ウイルスと脅威の防止」の順に選択します。
  3. 「ウイルスと脅威の防止」画面で、「スキャンのオプション」をクリックします。
  4. 一覧から「Microsoft Defender オフライン スキャン」を選択し、「今すぐスキャン」をクリックしてスキャンを予約します。
  5. PCの再起動が必要である旨の確認画面が表示されます。未保存のデータがあるアプリケーションをすべて閉じてから、「スキャン」を選択しましょう。PCが再起動し、Microsoft Defenderによるブート時のウイルススキャンが開始されます。
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  1. しばらくするとWindowsが再起動し、Microsoft Defenderのブートスキャン画面が立ち上がります。Defenderは自動的にマルウェアのスキャンを開始するため、完了まで待ちましょう。マルウェアが検出された場合は、画面の指示に従って、感染ファイルの修復・削除・隔離のいずれかの処理を選択してください。
マルウェアに感染したPCを修復する方法|オフラインウイルススキャンの実行手順

オフラインスキャンが完了すると、PCは自動的にWindowsへ再起動します。マルウェアは上記で選択した処理に従って削除または隔離されています。これで感染自体は解決しているはずですが、被害の程度によっては、Windowsの修復や復元などの追加対応が必要になる場合があります。

旧版Windows Defender Offlineツールでマルウェアをスキャンする(旧バージョンのWindows向け)

Windows 10では追加ツールなしでMicrosoft Defenderのオフラインスキャンが可能ですが、Windowsが起動できない(または起動すべきでない)状況では、USBメモリやDVDに収められた旧版のWindows Defender Offlineツールを使ってブートレベルのスキャンを行うこともできます。

このポータブル版DefenderはもともとWindows 7や8.1向けに作られたものですが、バージョンによっては一部のWindows 10 PCでも使用できます。ただし、ツール自体は古くなっており(ウイルス定義は最新です)、新しいバージョンのWindowsでは動作しません。

そのため、このツールは旧バージョンのWindows 10(またはそれ以前のWindows)が動作する古いPCでのみ使うべきです。うまく動かない場合は、サードパーティ製ウイルス対策ソフトを利用するか、前述の手順でセーフモードからMicrosoft Defenderオフラインスキャンを予約してください。

Windows Defender Offline用のUSB/DVDメディアを作成する

  1. 感染していない別のWindows PCから、Microsoftの公式サイトで64ビット版のWindows Defender Offlineをダウンロードします。ダウンロード後、ツールを実行して「次へ」を選択します。
  2. ライセンス条項が表示されるので、「同意する」ボタンを押して先へ進みます。
  3. Windows Defender Offlineのインストール先を選択します。「パスワードで保護されていないUSBフラッシュドライブ」など、適切な項目を選んで「次へ」をクリックします。
  4. USBメモリを使う場合で複数のUSBデバイスが接続されているときは、ドライブ文字をもとにドロップダウンメニューから使用するデバイスを選び、「次へ」を押します。
  5. ツールが選択したUSBドライブをフォーマットして書き込みを行います。ドライブ内に必要なファイルがあれば事前にバックアップし、「次へ」で続行してください。
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  1. 作成ツールが、USBドライブやDVDへの書き込みに必要なファイル(最新のウイルス定義を含む)をダウンロードします。処理が完了したら、PCを再起動します。
マルウェアに感染したPCを修復する方法|オフラインウイルススキャンの実行手順

作成したUSB/DVDメディアでPCをスキャンする

  1. PCを再起動したら、BIOSやUEFIのブート設定で、WindowsシステムドライブではなくUSBドライブから優先的に起動するよう変更します。通常はF1F12DELなどのキーを押してブートメニューを開き、設定を変更します。手順はメーカーによって異なるため、詳細はPCの取扱説明書を参照してください。
  2. ブート順序を変更すると、Windows Defenderを搭載した最小限の隔離されたWindows環境が起動します。お使いのWindows 10のバージョンがこのツールに対応していれば、スキャンオプションが表示されます。対応していない場合は0x8004cc01エラーが表示されるため、別の方法を試す必要があります。
  3. ツールが正常に起動した場合は、画面の指示に従ってスキャンを実行し、感染ファイルを処理します。完了後、PCが再起動され、マルウェアは除去されているはずです。このタイミングでUSBメモリやDVDを取り外し、BIOS/UEFI設定で正しいブート順序に戻しておけば、以降もWindowsは問題なく起動します。
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サードパーティ製ウイルス対策ソフトでオフラインスキャンを実行する

Microsoft DefenderはWindows 10ユーザーにとって十分な標準ウイルス対策機能ですが、サードパーティ製のツールを使ってオフラインスキャンを行うこともできます。無料で使えるAvast アンチウイルスをはじめ、主要なウイルス対策ベンダーのほとんどがこの機能に対応しています。もちろん、Avast以外の製品でも同様の操作が可能です。

  1. まず、感染していないPCにAvastをダウンロードしてインストールします(難しい場合は、まだ起動できるなら感染PCにインストールしても構いません)。インストール後、タスクバーのAvastアイコンからUIを開き、メニューから「保護」>「ウイルス スキャン」を選択します。
  2. 「ウイルス スキャン」画面で、「レスキュー ディスク」オプションを選びます。
  3. CDやDVDでレスキューディスクを作成したい場合は「CDを作成」を、USBメモリを使う場合はポータブルUSBドライブを接続して「USBを作成」を選択します。
  4. Avastがドライブをフォーマットし、必要なファイルを書き込みます。保存したいファイルは事前にバックアップし、「はい、上書きします」ボタンで続行してください。
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  1. 処理が完了するまでしばらく待ちます。レスキューディスクの作成が終わったら、使用していたPCから安全に取り外し、感染PCに接続します。感染PCで作成した場合は、この時点でPCを再起動してください。
  2. Avastレスキューディスクから起動する前に、BIOS/UEFI設定でブート順序を変更します。ハードウェアに応じてF1F12DELなどのキーでブートメニューを開き、作成したDVDまたはUSBフラッシュドライブを優先設定してからPCを再起動します。
  3. 再起動後、キーボードの任意のキーを押してAvastレスキューディスクを起動し、マウスで「AvastPE Antivirus」を選択します。
  4. 表示されるAvast アンチウイルスのオプションメニューでは、接続されているすべてのドライブをスキャンするか、特定のフォルダやファイルのみをスキャンするかを選べます。希望の方法を選んで「次へ」を押します。
  5. Avastがドライブのマルウェア検索を開始します。画面の指示に従って、感染ファイルの修復・隔離・削除など、処理方法を選択してください。
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処理が完了したら、Avastレスキューディスクのソフトウェアを終了し、ディスクを取り外してからPCを再起動すればWindowsが立ち上がります。その際、必要に応じてBIOS/UEFI設定で元のブート順序に戻しておきましょう。

Windows 10をマルウェアから守り続けるために

Microsoft DefenderでもAvastのようなサードパーティ製ウイルス対策ソフトでも、これらのツールを活用すれば、深刻なマルウェア感染からPCを解放できます。それでも問題が解決しない場合は、ハードドライブを消去してWindowsをクリーンインストールし、感染ファイルのない状態でやり直すことを検討してください。

今回はAvastでのマルウェア駆除を紹介しましたが、選択肢はこれだけではありません。WindowsからAvastを簡単にアンインストールし、Webrootなど別のソリューションを試すことも可能です。どうしてもうまくいかないときは、Microsoft Defenderを使えばWindows PCから素早くマルウェアを除去できます。

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