Windows 10でUSB機器の「安全な取り外し」が不要に——クイック削除ポリシーのすべて
長年、MicrosoftはUSBドライブを取り外す際の正しい手順を守るようユーザーに求めてきました。手順自体はそれほど複雑ではありませんでしたが、データ損失のリスクを冒さずにUSBポートからデバイスを引き抜くことはできませんでした。しかし、それはもはや過去の話です。
クイック削除がデバイスの新しい標準ポリシーに
おさらいすると、従来はタスクバーにある「ハードウェアの安全な取り外し」アイコンを探し、右クリックして取り外したいハードウェアを選択する必要がありました。その後、ようやくWindowsがUSBデバイスの取り外しを許可してくれる、という流れでした。
今回、Microsoftは外部記憶媒体のデフォルトの取り外しポリシーを変更しました。以前のデフォルトは「パフォーマンスの向上(Better Performance)」で、上述のような面倒な手順が必要でした。新しいデフォルトは「クイック削除(Quick Removal)」と呼ばれ、いつでも自由にデバイスを取り外せることを意味します。
「パフォーマンスの向上」へ戻す方法
Microsoftサポートのドキュメントによると、クイック削除とは、Windows 10が「デバイスをいつでも取り外せる状態に保つようにストレージ操作を管理する」ことを指します。つまり、「ハードウェアの安全な取り外しプロセスを使わずにデバイスを取り外せる」ということです。
Windows 10バージョン1809以降では、外部ストレージデバイスごとに適用するポリシーを変更できます。手順は以下の通りです。
- デバイスをパソコンに接続します。
- スタートボタンを右クリックし、エクスプローラーを選択します。
- エクスプローラーで、対象デバイスのドライブ文字を確認します。
- スタートボタンを右クリックし、ディスクの管理を選択します。
- デバイスのラベルを右クリックし、プロパティをクリックします。
- ポリシータブを開き、使用したいポリシーを選択します。
ただし注意点があります。クイック削除に切り替えると「Windowsはディスクへの書き込み操作をキャッシュできなくなり」、「システムのパフォーマンスが低下する可能性」があります。つまり、高いパフォーマンスと、USBデバイスを素早く取り外せる利便性のどちらかを選ぶ必要があるのです。
取り外す前にイジェクト(取り出し)は必要?
実は、正しい手順を踏まずにUSBドライブを取り外しても問題なかった期間は、すでにかなり前から存在しています。Windows 7の時代からMicrosoftは保護機能を実装しており、Windows 10バージョン1809の提供開始は2018年10月のことでした。
それでも、フラッシュドライブを取り外す前にイジェクト操作が必要なのかどうか迷っている方は、これまでこのテーマを詳しく掘り下げた解説記事もぜひ参考にしてください。
画像クレジット:Marco Verch/Flickr
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