Windows 10で開発者モードが有効化できない?今すぐ試せる7つの対処法
Windows 10の開発者モードを有効にすると、Microsoft Storeアプリやサードパーティ製アプリをテスト・デバッグするための追加ツールにアクセスできるようになります。また、エクスプローラーやPowerShell、リモートデスクトップなど、通常は制限されている機能を最適化して利用できる点も大きなメリットです。
開発者モードは設定アプリから有効化できますが、何らかの理由でオンにできないケースがあります。原因はさまざまですが、この記事では簡単に試せる対処法を7つ紹介します。
1. アカウントを管理者権限に変更する
管理者アカウント以外でログインしていると、開発者モードを有効化できない場合があります。まずは管理者権限を持つアカウントでサインインしているか確認しましょう。
確認・変更の手順は以下の通りです。
- タスクバーのスタートアイコンを右クリックし、設定を開きます。
- アカウントを選択し、左側のメニューから家族とその他のユーザーをクリックします。
- 自分のアカウントを選択し、アカウントの種類の変更をクリックします。
- アカウントの種類を標準ユーザーから管理者に変更します。
- OKを押して、管理者権限を付与したアカウントで再サインインします。

PC上に他のアカウントが表示されない場合は、管理者権限を持つメインアカウントを使用しているため、対応は不要です。
2. グループポリシーを編集する
グループポリシーエディターは、PCで何が許可され何が禁止されるかを制御する設定の集まりです。アクセス許可の設定によって、開発者モードの有効化が制限されている可能性があります。
グループポリシーエディターで開発者モードが無効化されていると、設定画面からオンにすることはできません。以下の手順で有効になっているか確認・変更しましょう。
Win + Rキーを押してファイル名を指定して実行を開き、「gpedit.msc」と入力してOKをクリックします。
ローカルグループポリシーエディターの左側でコンピューターの構成を展開し、管理用テンプレート→Windowsコンポーネントの順に開きます。その中にあるアプリパッケージの展開をダブルクリックします。
信頼できるすべてのアプリのインストールを許可するをダブルクリックすると、新しいウィンドウが開きます。有効を選択し、適用→OKの順にクリックして設定を保存します。
グループポリシーの変更は即時反映されず、反映まで最大1時間ほどかかることがあります。検索バーに「CMD」と入力してコマンドプロンプトを管理者として開き、「gpupdate」と入力してEnterキーを押せば、変更をすぐに反映させられます。
3. グループポリシーを更新する
グループポリシーエディターに何らかの異常な変更が加えられ、開発者モードにアクセスできなくなっている可能性もあります。この原因を排除するため、グループポリシーの更新を試しましょう。
グループポリシーを更新すると、加えられた変更が初期状態に戻ります。問題の原因となっている異常な設定があれば、自動的に修正されます。
更新手順は以下の通りです。
- タスクバーの検索ボックスに「cmd」と入力します。
- コマンドプロンプトのアイコンを右クリックし、管理者として実行を選択します。
- 「gpupdate /force」と入力します(gpupdateと/の間に半角スペースを入れるのを忘れずに)。
- Enterキーを押します。

コマンドの実行が完了したらPCを再起動し、開発者モードが有効になっているか確認してください。それでも改善しない場合は、システム設定の調整に移りましょう。
4. 最近のシステム変更を元に戻す
システムの変更を元に戻せば、開発者モードが正常に動作していた頃の設定状態に復元できます。
システムの復元を使って変更を元に戻す手順は以下の通りです。
- デスクトップのPCアイコンを右クリックし、メニューからプロパティを選択します。
- 関連設定の下にあるシステムの保護を開きます(設定アプリの「バージョン情報」画面の右側にもあります)。
- システムのプロパティウィンドウのシステムの保護タブでシステムの復元をクリックします。

- ウィザードが起動したら、画面の指示に従って以前の復元ポイントを選択します。
復元ポイントを作成したことがない場合、この方法は使えません。その場合は他の対処法で問題を解決し、解決後に復元ポイントを作成しておくことをおすすめします。
5. 最近インストールしたサードパーティ製アプリをアンインストールする
サードパーティ製アプリはWindowsの機能に干渉することがあります。特に、アプリの設定が気づかないうちにシステム設定を変更してしまうケースが危険です。
インストールに管理者権限を必要とするアプリを最近導入した場合、そのアプリが開発者モードの有効化を妨げている可能性があります。これは、アプリの出所が信頼できないサードパーティである場合に特に起こりやすい問題です。
確実な方法ではありませんが、最近インストールしたアプリを一つずつ無効化していくことで、原因となっているアプリを特定しやすくなります。
新しくインストールしたアプリをアンインストールしても改善しない場合は、古いアプリも含めて関連しそうなアプリを順番にアンインストールしてみてください。
6. Windowsテレメトリを無効にする
MicrosoftはWindowsテレメトリを使って、Windowsとそのソフトウェアの動作状況を追跡しています。収集されたユーザーデータは、潜在的な脅威の報告や、今後のWindowsアップデートの改善の基礎として活用されます。
多くの場合で有用なサービスですが、この機能が開発者モードなど、制限されたWindows機能へのアクセスを妨げている可能性もあります。そのため、この可能性も排除しておきましょう。
グループポリシーエディターでテレメトリを無効化する手順は以下の通りです。
- Win + Rキーを押し、ファイル名を指定して実行に「gpedit.msc」と入力してOKをクリックします。
- グループポリシーエディターでコンピューターの構成の下の管理用テンプレートを展開します。
- 続けてWindowsコンポーネントを展開します。
- 下にスクロールしてデータ収集とプレビュービルドをクリックします。
- 右側のペインでテレメトリを許可するをダブルクリックします。

- ポップアップウィンドウで無効のラジオボタンを選択します。

テレメトリを無効にしても問題が解決しない場合は、再度有効に戻すことをおすすめします。テレメトリはシステムエラーの報告に役立ち、今後のアップデートでの修正につながるためです。
7. PCをリセットする
それでも開発者モードを有効化できない場合、PCのリセットが最後の手段です。リセットすると、ファイルを残したままWindowsの設定を初期状態に戻せます。これにより、不適切なWindows設定が開発者モードへのアクセスを妨げている可能性を完全に排除できます。
リセット手順は以下の通りです。
- タスクバーのWindowsアイコンをクリックし、設定を開きます。
- 画面左側の更新とセキュリティをクリックし、回復を選択します。
- このPCを初期状態に戻すの下にある開始するをクリックします。

- ファイルを保持する(ファイルを残したい場合)か、すべて削除する(Windowsをクリーンインストールしたい場合)を選択します。
- Windowsのセットアップウィザードの指示に従って、PCのリセットを完了させます。
注意:PCをリセットすると、OSに対して行ったすべての変更が元に戻されます。実行する前によく確認してください。
開発者モードを有効にして、Windows 10でのアプリ開発を再開しよう
この記事で紹介した対処法のいずれかで、開発者モードを再び有効化できるはずです。開発者モードがあれば、Windowsエコシステム内のあらゆるものをテストできます。ただし、ウイルス攻撃やシステムへの不正アクセス、プライバシー侵害などのリスクも伴います。データを守るためにも、開発者モードでテストするのは信頼できる提供元のアプリだけにしましょう。
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