Windows 10でSSDの起動が遅いときの原因と対処法を徹底解説
Windows 10パソコンでSSD(ソリッドステートドライブ)からの起動が遅くなっていると感じたら、「何かおかしい」と疑問に思うのは当然です。SSDは従来のHDD(ハードディスクドライブ)よりも起動や動作が速いことで知られているため、動作が鈍くなってきたら、どこかに問題が潜んでいる可能性があります。
この記事では、SSDの起動が遅くなる原因として考えられる対処法を多数ご紹介します。これらの対策は起動時間の改善につながり、場合によっては全体的なパフォーマンス向上にも役立ちます。
問題の特定は難しいため、ここでは簡単な対策から順番に紹介していきます。この順番に試していけば、あなたのSSDもすぐに本来のスピードを取り戻せるはずです。
SSDの空き容量を確保する
SSDの空き容量が少ないほど、動作は遅くなる傾向があります。ただし、最近のSSDでは以前ほど深刻な問題ではありません。古い世代のSSD技術にはこの弱点がありましたが、2010年頃の製品を使っていない限り、それほど心配する必要はないでしょう。
とはいえ、使用率が90%以上になるとパフォーマンス低下を感じることがあります。その場合は、空き容量を確保しましょう。
小容量のSSDを使っている場合、データ管理は意外と大変です。最も効果的な解決策は、大部分のデータを大容量の1TB HDDなどに移すことです。HDDはコストパフォーマンスに優れ、基本的な用途なら十分な速度が出ます。予備のドライブがない場合は、とりあえずストレージ全体の10%程度の空きを作れば十分です。
ストレージの使用状況は、Windowsキーを押して「PC」と入力し、「エクスプローラー」(This PC)を開くことで確認できます。
高パフォーマンスモードに変更する(ノートPC向け)
手軽に試せる対策として、電源プランを「高パフォーマンス」に変更する方法があります。以下の手順で設定してください。
画面右下のバッテリーアイコンをクリックします。
スライダーを右側の「パフォーマンス重視」までドラッグします。
- 次に、Windowsキーを押し、検索メニューに「電源とスリープ」と入力します。
- 「電源とスリープの設定」をクリックします。
- 「追加の電源設定」をクリックします。
- 新しい画面の左側にある「電源プランの作成」をクリックします。
- 「高パフォーマンス」を選択して「次へ」をクリックします。スリープの設定を選び、「作成」をクリックすれば完了です。
スタートアップアプリを減らす
パソコンの起動時に自動的に立ち上がるアプリを減らせば、起動時間は確実に短縮されます。SSDはデータの読み書きが高速でも、数十個ものアプリが同時に起動すれば、起動時間はどうしても遅くなります。
起動時に立ち上がるアプリを減らすには、以下の手順を実行します。
- Windowsキーを押します。
- 「スタートアップ」と入力し、「スタートアップタスク」をクリックします。
- 一覧を確認し、起動時に不要なアプリのオンをオフに切り替えます。
- ワンポイント:できるだけ多くの「高影響」アプリを無効化すると効果的です。
ウイルスチェックを行う
バックグラウンドでウイルスやマルウェアが動作していると、システムリソースが不必要に消費され、起動や動作が遅くなります。ウイルススキャンを実行するか、無料ツールを使ってPC内のマルウェアを完全に駆除しましょう。Windows Defender(Microsoft Defender)でも基本的なスキャンは可能なので、まずはそちらから試してみるのがおすすめです。
ULPS(超低電力状態)を無効化する
ULPS(Ultra Low Power States/超低電力状態)は省電力モードの一種で、パフォーマンスや起動時間に影響を与えることがあります。これはCrossFire構成のAMDグラフィックカード向けの機能ですが、起動が遅くなる原因になる場合があります。
NVIDIA製GPUを使用している場合や、AMDカードを1枚だけ搭載している場合は、この設定の影響を受けませんので安心してください。
以下の手順で無効化できます。レジストリを操作するため、慎重に進めてください。作業前にシステムの復元ポイントを作成しておくとなお安全です。
- Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 「regedit」と入力し、Enterキーを押します。
- 確認画面が表示されたら「はい」をクリックします。
- Ctrl + F を押して検索ダイアログを開きます。
- 「EnableULPS」と入力して「次を検索」をクリックします。
「EnableULPS」のレジストリキーが見つかるまで少し時間がかかることがあります。見つかったら、EnableULPSの値をダブルクリックし、値を「1」から「0」に変更します。
まとめ
以上が、Windows 10でSSDの起動が遅いときの対処法でした。多くの場合、原因は上記のようなソフトウェア面の問題です。
しかし、まれにハードウェアの故障が原因であることもあります。その場合は、無料で使えるハードウェア診断ツールを活用して、ドライブやメモリにエラーがないか監視・チェックしてみてください。それでも改善しない場合は、SSD自体の寿命や劣化も考慮し、バックアップを取ったうえでの交換を検討しましょう。
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