NordPass vs LastPass徹底比較:あなたに最適なパスワード管理ツールはどっち?
パスワードを安全に生成・保管するために、パスワードマネージャーの活用は今や欠かせません。手作業で複雑なパスワードを考える手間を省き、すべてのログイン情報を一元管理できるためです。
ほとんどのパスワードマネージャーは似たような機能を備えていますが、それぞれに独自の特徴があります。LastPassは長年人気を集めてきた定番サービスであり、一方のNordPassはNordVPNで知られるチームが手がける比較的新しいサービスです。では、あなたのニーズに合っているのはどちらなのでしょうか?本記事では、ユーザーインターフェース、機能、対応プラットフォーム、料金プランの4つの観点から両者を徹底比較します。
NordPass vs LastPass:ユーザーインターフェース
LastPassはシンプルで使いやすいユーザーインターフェースを備えています。ブラウザ、デスクトップ、モバイルのどれからアクセスしても一貫した操作性が得られる点は大きな魅力です。
しかし、ここ数年LastPassのインターフェースはあまり進化していません。デザインの大幅な変更を望まないユーザーには好都合ですが、最新のデザイントレンドに沿ったモダンな体験を求めるなら、やや見劣りするかもしれません。
対照的に、NordPassはクリーンでモダンな外観を持ち、現代のデスクトップOSやモバイルOSのデザインスタイルに自然に溶け込みます。
最終的には個人の好みによりますが、NordPassの方がデスクトップでもスマートフォンでも直感的に操作しやすく、目的のオプションを見つけやすいと感じる人が多いでしょう。
どちらがより多くの機能を提供しているか?
パスワードマネージャーに求められるのは、ログイン用の認証情報を安全かつ手軽に生成・保存・利用できることです。
LastPassとNordPassはどちらも、自動入力、パスワードボールト、デジタルウォレット、パスワードジェネレーター、セキュリティダッシュボード、ダークウェブ監視、多要素認証といった基本機能をすべて備えています。
さらに両者とも緊急時アクセス機能を搭載しており、万が一自分が不在の際に、信頼できる家族や友人が認証情報へアクセスできるよう設定できます。
とはいえ、細部には違いがあり、場合によってはNordPassが物足りなく感じることもあります。
例えば、NordPassのパスワード生成機能は基本的なものにとどまりますが、LastPassでは読みやすく覚えやすいパスワードを作成するなど、よりきめ細かな制御が可能です。
また、認証情報の保存スピードもLastPassがやや優れています。パスワード欄に入力された時点で保存を促すプロンプトが表示されるのに対し、NordPassではアカウント作成後にしか表示されません。クレジットカード情報の登録時に添付ファイルを追加できるのもLastPassだけで、NordPassでは対応していません。
一方、自動入力の快適さではNordPassが上回ります。LastPassでは保存済みログイン情報のあるサイトを開いた後、アイコンをクリックして認証情報を流し込む必要がありますが、NordPassは該当ページを読み込んだ瞬間に自動入力されるため、クリックの手間が一つ省けます。
拡張機能の詳細設定ではLastPassがより多くの選択肢を提供しますが、ダークテーマや「ログアウトしない」オプションは用意されていません。信頼できる端末を使用している人にとっては、パスワードマネージャーへの再ログインを省略できるだけで作業効率が大きく向上します。
NordPassも十分な数の設定項目を備えていますが、LastPassと比べると高度なオプションは少なめです。それでも、パスワードマネージャーとして最低限必要な機能は両者とも揃っており、それ以上の違いは個人の好み次第と言えるでしょう。
対応プラットフォーム
利用するすべてのデバイスでパスワードマネージャーが使えることは非常に重要です。多くのユーザーは長年にわたり同じサービスを使い続ける傾向があるため、幅広い環境に対応した製品を選ぶことが後悔しないポイントになります。
LastPassは、Brave、Microsoft Edge、Google Chrome、Mozilla Firefox、OperaをはじめとするChromium系ブラウザ全般に拡張機能をインストールできます。
拡張機能自体はWindows、Linux、macOSで動作しますが、デスクトップアプリはmacOS限定です。加えて、AndroidやiPhone/iPad向けアプリに加え、スマートウォッチ機能まで用意されている点は特筆に値します。
NordPassも同様に、Google Chrome、Firefox、Edge、Opera向けの拡張機能を提供しており、AndroidおよびiOSアプリも利用可能です。
ただし、NordPassは基本的にデスクトップアプリ中心の設計になっており、LastPassと異なり、ブラウザ拡張機能を動作させるにはデスクトップ版のインストールが必須です。
その一方で、一部のユーザーにとってWindowsよりも魅力的な選択肢となりうるLinux向けアプリに対応している点は、NordPassならではの強みと言えます。
拡張機能単体での使用はできませんが、デスクトップアプリを導入しておけば、拡張機能を削除・再インストールした際にも再ログインが不要になるなど、利便性の高い場面があります。
NordPassとLastPassの料金プラン
両サービスとも無料プランを提供しています。無料でもパスワードを無制限に保存できますが、アクセスできるのが1台のデバイスのみ、緊急時アクセス機能が使えないといった制限が付きます。
LastPassの無料プランが優位に立つのは、サブスクリプション契約なしでアイテム共有を行いたい場合のみです。NordPassの共有機能は有料プラン限定となっています。
LastPassの有料プランは月額3ドルからスタートし、6ライセンスをカバーするファミリープランは月額4ドル、ビジネスチーム向けは1ユーザーあたり月額6ドルです。ビジネスプランには、アプリ統合、カスタマイズ可能なセキュリティポリシー、管理者ダッシュボード、詳細なレポート機能など、企業利用に嬉しい機能が多数含まれています。
一方、NordPassの有料プランはより割安で、個人向けは月額わずか1.49ドルから。6つの個別アカウントを利用できるファミリープランは月額4.99ドルです。
NordPassのビジネスプランは1ユーザーあたり月額3.59ドルから利用でき、さらなる機能が必要なケースには高度なカスタマイズと柔軟な価格設定が用意されています。ビジネス用途であれば、NordPassの方がコスト面で有利です。
どちらをパスワードマネージャーとして選ぶべきか?
必要な基本機能をすべて網羅している点を考えれば、多くのユーザーにとってLastPassが無難な選択肢となるでしょう。LastPassがNordPassより優れている部分は確かに多いです。
しかし、デスクトップアプリの存在、よりモダンなユーザー体験、そして快適な自動入力機能を重視するなら、NordPassが有力候補になります。特に、すでにNordVPNを利用しているユーザーとの相性は抜群です。
パスワードマネージャーのサブスクリプション購入において、どちらを選んでも大きな失敗はないと言えます。NordPassでコストを抑えるか、LastPassで豊富なオプションを得るか。最終的には、あなたの予算と個人のこだわりが決め手となるでしょう。
-
VPSとVPNの違いとは?どちらを選ぶべきか徹底解説
パソコンの利用者が増えるにつれ、ユーザーの作業をサポートするさまざまなサービスが登場しています。その中でも、名前は似ているのに中身は「リンゴとオレンジ」ほど違うのがVPSとVPNです。この記事では、VPNとVPSの違いを詳しく解説し、PCに最適なVPNを選ぶ際のポイントをご紹介します。 VPS vs VPN ― 徹底比較 前述のとおり、VPNとVPSは名前こそ似ていますが、実際にはまったく別のサービスです。まず簡単に比較し、その後それぞれを詳しく見ていきましょう。 VPN(Virtual Private Network/仮想プライベートネットワーク)は、IPアドレスを隠してインターネット上での
-
VPNは常時接続すべき?その理由と活用すべきシーンを徹底解説
VPNは常に接続しておくことが望ましいといえます。VPNは、送受信するトラフィックを暗号化することで、第三者によるデータの傍受を防ぎます。ここで保護されるデータには、閲覧履歴、位置情報、IPアドレスなどが含まれます。VPNなしでインターネットに接続すると、個人情報が外部の目に触れる可能性が高まり、サイバー攻撃のリスクも増大します。 なぜVPNを常時有効にしておくべきなのか? VPNを常時稼働させておけば、データへのアクセスを狙う者に対して、絶えず機能する「受動的な盾」となります。仕事中でも、睡眠中でも、犬の散歩中でも、常時オンのVPNは潜在的な脅威を防いでくれます。さらに、ブラウジング時の匿名