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サイバー犯罪者によるEHR(電子健康記録)の盗用を防ぐ4つの対策

電子健康記録(EHR)には、患者の連絡先、社会保障番号、健康保険ID、その他の財務情報など、あらゆる個人情報が含まれています。このデータが漏洩すると、ハッカーはすべての情報を入手し、さまざまな形で悪用する恐れがあります。そのため、電子健康記録におけるセキュリティとプライバシーへの懸念は近年急速に高まっています。

本記事では、電子健康記録を安全かつ確実に保護するための効果的な方法をご紹介します。

患者のEHRデータはどのように悪用されるのか?

患者のEHRデータが漏洩した場合、サイバー犯罪者は以下のような行為を行う可能性があります。

  • 医療サービスを受けたり、その費用を不正に支払ったりする
  • 商品を購入する
  • 処方箋を取得・利用する
  • 健康記録にアクセスし、内容を改ざんする

このように、EHRの漏洩は金銭的被害だけでなく、医療の質にも深刻な影響を及ぼしかねません。

EHRデータを保護するには?

電子健康記録のプライバシー、機密性、セキュリティを維持するために、以下のポイントを押さえておきましょう。

1. データ管理のルールとポリシーを設定する

まず最も重要なのは、データ管理に関する明確なポリシーを策定し、従業員にEHRの適切な取り扱い方法を教育することです。

さらに、すべての運用手順を文書化して従業員に周知徹底し、必要な研修を定期的に実施することも欠かせません。これにより、データ漏洩のリスクを大幅に低減できるだけでなく、プライバシー関連法令への準拠を証明する根拠にもなります。

2. フィッシング詐欺対策の従業員研修を実施する

サイバー脅威への意識を高める研修を定期的に行いましょう。EHRの情報は、端末の物理的な盗難だけでなく、メールを使った詐欺によっても盗まれる可能性があります。各種調査によると、メール詐欺はデータや機密情報を窃取する最も一般的な手口の一つとされています。

そのため、怪しいウェブサイト、リンク、メール、ファイルダウンロードを扱う際には十分な注意を払うよう、スタッフ一人ひとりを訓練することが重要です。

3. HIPAA準拠のメッセージング・コラボレーションアプリを使用する

重要なデータの保存や送受信には、HIPAA(米国医療保険の携行性と責任に関する法律)に準拠したアプリを活用できます。自社の業務に適したHIPAA準拠のツールを選定しましょう。

ただし、注意すべき点があります。メール、テキストメッセージ、クラウド経由のデータ送受信、ビデオ会議などに使われるアプリの中には、開発元のサーバー上にデータのコピーを保持するものがある点です。

そのため、データを安全に暗号化して保管できること、クラウド上で適切に管理されることを保証するアプリを慎重に選び、電子健康記録のプライバシー、機密性、セキュリティを確保することが大切です。

4. 最新のサイバー脅威情報で従業員を常にアップデートする

EHRを扱う企業は、サイバーリスクからデータを守る努力を続けています。多くのサイバーセキュリティ機関は、既知のデータ漏洩事件、フィッシング詐欺の手口、主要なマルウェアなどの情報を把握しています。しかし、サイバー犯罪者たちは日々新たな攻撃手法を開発しており、手口は巧妙化しています。

新しいサイバー脅威を確認した際は、速やかに全従業員へ情報を共有し、組織全体でデータ漏洩を未然に防ぎましょう。

以上の対策を講じることで、患者の電子健康記録に関するセキュリティとプライバシーの課題に対応し、サイバー犯罪者による情報の漏洩や悪用から大切なデータを守ることができます。

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