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スパムリンク注入がサイトのSEOとGoogle広告(AdWords)に与える影響と対策

サイトをSEO最適化するうえで、リンクビルディングはGoogle検索で良好な評価を得るための最も重要な施策の一つです。しかし、どれだけSEOフレンドリーなサイト作りを心がけていても、スパムリンクが存在すればサイトの可視性は大きく損なわれ、SEOランキングにも深刻な悪影響を及ぼします。

スパムリンクとは?

スパムリンク(不良リンク)とは、ブラックハットSEOと呼ばれる手法によって獲得されたリンクのことです。具体的には、フォーラム、ウェブサイト、ブログのコメント欄など、ユーザーが自由に投稿できる媒体に、文脈にまったく関係のないリンクを大量に貼り付けることで取得されます。

リンクスパムは、スパマーが宣伝したいサイトへの外部リンク数を水増しするために使われます。特定のサイトへ向けた発リンクが大量に張られるとページの評価が上がり、検索結果での順位向上につながると考えられています。その結果、訪問者数の増加と収益アップを狙っているのです。

スパムリンク注入がサイトのSEOとGoogle広告(AdWords)に与える影響と対策

スパムリンクがサイトのSEOに与える影響

Googleは、低品質なリンクビルディングを行っているサイトに対してペナルティを科します。対象となったサイトには制裁措置が取られ、一晩で順位が急落することも珍しくありません。Googleがリンク操作者に科すペナルティには、主に次の2種類があります。

1. 手動によるリンクスパムペナルティ

Googleのスパム対策チームの担当者があなたのリンクプロファイルを審査し、手動でペナルティを適用するケースです。審査のきっかけとしては、競合からのスパム申告、業界内での競合としての知名度、あるいはプロファイル内のスパムリンクがアルゴリズム検知のトリガーになったことなどが挙げられます。この場合、Search Consoleに以下のようなメッセージが届きます。

スパムリンク注入がサイトのSEOとGoogle広告(AdWords)に与える影響と対策

2. アルゴリズムによるリンクスパムペナルティ

Googleは高品質なサイトを評価し、検索エンジンを操作するサイトを排除するために「Penguin(ペンギン)」を導入しました。長年のアップデートを経て、Penguinはスパムリンクの検出とペナルティ適用に非常に優れています。アルゴリズムペナルティを受けた場合、通知は届きませんが、下図のようにオーガニックトラフィックが急落するという形で現れます。

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SEOに悪影響を及ぼすリンクビルディング手法

トラブルの原因となりやすい主なリンクビルディング手法は以下の通りです。

  1. ハッキングされたサイトからのリンク:リンクを張ることだけを目的としたサイトが存在します。ハッキングされたサイト上でリンクを構築すると、ペナルティを受ける可能性があり、トラフィックに悪影響を及ぼします。
  2. スピン記事(自動生成記事)からのリンク:ブラックハットマーケターは「記事スピニング」を推奨することがあります。これは1つの記事を無数の意味不明な記事に書き換え、元のサイトへリンクさせる手法です。強く非推奨です。
  3. コメントスパム:ブラックハットのリンクビルディング手法の一つで、多くの場合自動化されています。Googleペナルティにつながりやすい行為です。
  4. 有料リンク:すべての有料リンクが問題というわけではありません。問題となるのは、編集的な意図がなくPageRankを渡すことを目的としたリンクです。こうしたリンクはランキング操作とみなされ、Googleの監視対象となります。
  5. フォーラムスパム:複数アカウントを作成したり、ソフトウェアを使って複数の投稿にリンクを貼ったりする行為も、ペナルティの原因になりがちです。
  6. 低品質ディレクトリ:低品質なディレクトリへの登録は効果がないだけでなく、サイトがペナルティを受ける結果になりかねません。
スパムリンク注入がサイトのSEOとGoogle広告(AdWords)に与える影響と対策

その他の悪質なリンクビルディングSEO手法としてブログネットワークがあります。大量のトラフィックを引きつけるために、自分のサイトへリンクを返す偽ブログに有料で寄稿するのです。こうした偽ブログは文章の質が低く、外部スパムリンクを含んでいます。

また、リンクベイティング&スイッチングと呼ばれる安易な手法も見られます。一見信頼できそうなリンクをクリックさせ、後から広告や金銭的に有利なページへ差し替えるというものです。

近年問題となった日本語SEOスパムは、このリンクベイティング手法の一例です。ブラックハットSEOによって感染ページのタイトルや説明文に日本語のキーワードを表示させ、Googleの検索結果を乗っ取ります。OpenCart、Magento、Drupal、WordPressなどのCMSを利用していると、日本語SEOスパムページが自動生成されることがあります。

SEOスパマーの別の例として悪名高いのが、WordPressファーマハック(Pharma Hack / SEOスパム)です。この攻撃では、WordPressやDrupalのサイトが、バイアグラやシアリスを販売する広告ページへリダイレクトされます。サイトに直接アクセスしても表示されないため、検出が非常に難しい攻撃です。

スパムリンクはAdWordsにどう影響するのか?

広告は多くの企業にとって主要な収益源です。しかし、スパムリンクを使ってユーザーをだまして広告をクリックさせると、Googleからペナルティを受ける可能性があります。クリックベイトの一例として、「無料Webホスティング」と謳っておきながら、クリック後に密かにお金を請求するようなケースが挙げられます。また、他人のコンテンツを無断で使用したり、製品について非現実的な主張をしたりするのも欺瞞的な広告に該当します。

以下のような手法は罠にはまる恐れがあります:

  • クローキング:Googleの審査チームにはあるサイトを見せ、実際のユーザーにはまったく別のサイトを見せる行為です。Googleからサイトを禁止される原因になります。
  • 複数のGoogle AdWordsアカウントを作成して自サイトを宣伝する行為
  • 品質の低下:単にトラフィックを稼ぐためだけの広告で、良いユーザー体験を提供しない場合、Googleは広告を停止します。
  • 感染アカウント:アカウントに感染性・悪性の広告が含まれている場合、Googleはそれらを禁止します。これは訪問者を保護し、悪意のある広告を通じたマルウェア拡散を防ぐためです。

いずれの場合も、Googleがサービスを欺瞞的だと判断すれば、広告アカウントの停止処分を受ける可能性が高くなります。また、同じビジネスで複数のGoogle AdWordsアカウントを使用している場合も、停止対象となることがあります。

したがって、広告がGoogleのAdWordsポリシーに準拠していることを確認し、製品を誤って表現することのないよう、慎重に文言を作成することが重要です。

スパムリンクビルディングを避けるには?

リンクペナルティを受けてしまった場合、回復への第一歩は低品質サイトをdisavow(否認)することです。

手動ペナルティの場合は、サイトをクリーンアップしたうえで再審査リクエストを送信します。予防策としては、本当に価値のある良質なコンテンツを作成し、信頼できる情報源へリンクするといった正規のリンクビルディングを心がけましょう。

悪質なリンクビルディングを避けるための基本チェックリスト:

1. 信頼できないリンク(スパム)へのリンクを避ける
2. サイト上のスパムコメントなどのユーザー生成コンテンツを厳格に管理し、フォーラムやコメント欄への発リンクにはnofollowを設定する
3. 低品質コンテンツを掲載するサイトへのリンクを控える
4. 有料(アフィリエイト)リンクや販売用リンクにはnofollow属性を付与する
5. サイトを定期的に見直し、壊れた発リンクを除去するクリーンアップを行う

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