ビットコインとイーサリアムの違いを徹底解説!投資前に知っておきたい3つのポイント
2017年は間違いなく暗号資産(仮想通貨)の年となりました。その後、価格は下落したものの、特に主要通貨への関心は衰えていません。最も人気のある2つの通貨であるビットコインとイーサリアムは、この年、劇的な価格上昇を見せました。ビットコインは1,000ドル未満から約20,000ドル近くまで、イーサリアムは10ドル未満から1,300ドル超まで急騰しています。暗号資産への投資に関心がある方のために、ここではビットコインとイーサリアムの主な違いについてわかりやすく解説します。
1. ビットコインは第1世代、イーサリアムは第2世代
ビットコインは、一般の人々の注目を集めた最初の主要な暗号資産です。ある意味で「第1世代」と呼べる存在です。一方、イーサリアムは数年後に登場し、ビットコインの仕組みをベースに発展させたことから、「第2世代」と位置づけられます。両者とも分散型であり、ブロックチェーン技術を採用している点は共通しています。ただし、ビットコインが主に決済手段(そして近年の高騰により投資対象)として使われているのに対し、イーサリアムはプログラミングプラットフォームとしての側面も持ち、アプリケーション(いわゆるスマートコントラクト)を作成することができます。
ビットコインとイーサリアムのブロックチェーンの原理の違いについては多くが語られていますが、スマートコントラクト以外にもう一つ触れておきたい違いが、取引ごとのコストです。イーサリアムでは、計算の複雑さ、帯域幅の使用量、ストレージ容量に応じて取引コスト(ガスと呼ばれます)が変動します。一方、ビットコインでは取引コストはブロックサイズのみに基づいて計算されます。
2. 時価総額と発行上限
ビットコインとイーサリアムのもう一つの違いは、時価総額と発行に関するものです。ビットコインの発行上限は2,100万枚と定められており、すでに約1,700万枚が発行されています。一方、当時のイーサリアムには発行上限がなく、毎年新しいコインが発行されていましたが、将来的には新規発行を停止する計画もありました。理論上、新しい供給が止まれば希少性が高まり、価格を押し上げる要因になると考えられています。
3. マイニングへのアプローチ
ビットコインとイーサリアムの大きな違いの一つが、マイニング(採掘)への姿勢です。どちらの通貨もマイニング可能です(リップルなどとは異なります)が、イーサリアムはビットコインの失敗から学び、マイナーの集中をできるだけ避けるために、マイニングモデルに大きな変更を加えました。

第一に、イーサリアムのマイニングアルゴリズムはASIC(専用IC)では実行できません。つまり、比較的安価なマイニング専用機器を大量に導入してマイニングを独占するという、現在のビットコインのような状況は起こりにくいのです。イーサリアムはGPUやCPUでもマイニングできますが、競争が激しく高性能GPUの価格も高騰しているため、現時点では必ずしも有利な投資とは言えません。
第二に、イーサリアムのマイニングアルゴリズムはプールマイニングを敬遠する仕組みになっており、これもマイニングの集中を抑える方向への一歩です。つまり、ソロマイニングでも利益を出せる可能性があります。一方、ビットコインではソロマイニングはほぼ無意味になっています。
第三に、当時はビットコインもイーサリアムもマイナーへの報酬にPoW(Proof of Work:プルーフ・オブ・ワーク)方式を採用していましたが、イーサリアムはPoS(Proof of Stake:プルーフ・オブ・ステーク)への移行を検討していました。PoWはマイナーが処理したブロック数に基づくため、高価なマイニング機器を多数持つ個人や企業に有利に働きます。一方、PoSはノードが保有するコインの量(ステーク)に応じて報酬を分配する仕組みです。
※補足:この記事の執筆後、イーサリアムは2022年9月に「マージ(The Merge)」と呼ばれる大型アップデートにより、実際にPoSへの移行を完了しました。これによりイーサリアムのマイニングは終了し、ネットワークのエネルギー消費量も大幅に削減されています。
まとめ
ビットコインとイーサリアムの違いについてはさらに詳しく語ることもできますが、どちらか、または両方への投資を検討している暗号資産初心者の方にとって、ここまでの説明は良い出発点になるはずです。念のため強調しておきますが、ここで特定の投資推奨を行うものではありません。お金をどうするかは、最終的にご自身で判断してください。いずれにせよ、「失っても許容できる範囲以上の金額は投資しない」というシンプルな鉄則だけは忘れないようにしましょう。
イーサリアムには首位の暗号資産になる潜在力は確かにありますが、ビットコインの地位は今なお非常に強固です。技術面ではイーサリアムの方がはるかに先進的ですが、時価総額と知名度の面では依然としてビットコインに大きく水をあけられています。この状況が今後どう変わっていくのかは、未来のみが知るところです。
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