Java 8とJava 9の違いとは?主な相違点をわかりやすく解説
Java 9では、数多くの新機能と拡張が導入されました。代表的なものとして、対話型シェルのJShell、新しいHttp/2クライアント、Java Platform Module System(JPMS)、マルチリリースJARファイル、Stack Walking API、インターフェースにおけるプライベートメソッドのサポート、Process APIの更新、Collection APIの更新、Stream APIの改善などが挙げられます。
本記事では、Java 8とJava 9の主な違いについて詳しく解説します。
Java 8とJava 9の主な違い
- Java 8以前では、最上位の構成要素はパッケージでした。パッケージは、関連する一連の型(クラス、インターフェース、列挙型など)をひとつのグループにまとめ、XML・画像・プロパティファイルなどのリソースも含みます。一方、Java 9では新たに「モジュール」という構成要素が導入され、関連する複数のパッケージをひとつのグループとして扱えるようになりました。さらに、モジュールの構成を宣言する「モジュールディスクリプタ(module-info.java)」という新しいファイルも追加されています。
- Java 8のアプリケーションはパッケージを最上位の構成要素とするのに対し、Java 9のアプリケーションはモジュールを最上位の構成要素とします。
- 各Java 9モジュールには、必ず1つのモジュールディスクリプタが含まれます。一方、Java 8のパッケージにはそのような仕組みが存在せず、複数のモジュールを単一の単位にまとめることはできません。
Java 8の構造
Packages(パッケージ)
- Types(クラス、列挙型、インターフェースなど)
- Code(コード)
- Data(データ)
- Resources(リソース)
- xml
- images
- properties
Java 9の構造
Modules(モジュール:リソース+モジュールディスクリプタ)
- Packages(パッケージ)
- Types(クラス、列挙型、インターフェースなど)
- Code(コード)
- Data(データ)
- Resources(リソース)
- xml
- images
- properties
まとめ
Java 9最大の特徴は、JPMS(Project Jigsaw)によるモジュールシステムの導入です。これにより、アプリケーションの構造は「パッケージ中心」から「モジュール中心」へと大きく変わりました。モジュール化によってカプセル化が強化され、依存関係を明示できるようになったほか、必要なモジュールだけを組み合わせた軽量なランタイムの構築も可能になっています。
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