多次元配列とジャグ配列の違いとは?C#での定義方法をわかりやすく解説
C#には、複数のデータを格納できる「多次元配列」と「ジャグ配列」という2種類の配列構造があります。一見似ていますが、メモリ構造や使い方が異なります。ここでは、それぞれの特徴と定義方法を解説します。
多次元配列(Multi-dimensional Array)
多次元配列は「長方形配列(Rectangular Array)」とも呼ばれ、各行・各列の要素数がすべて同じ形状を持つ配列です。たとえば、3次元の整数型配列は次のように宣言します。
int[ , ] val;
続いて、最もよく使われる2次元配列の定義例を見てみましょう。以下のコードでは、3行×3列の整数型2次元配列を作成しています。
int[] val = new int[3,3];
このように多次元配列では、すべての次元のサイズを一度に指定して、きれいな長方形(または立方体)状のデータ構造を作ります。
ジャグ配列(Jagged Array)
ジャグ配列は「配列の配列」です。多次元配列と異なり、内側の各配列ごとに異なるサイズを持つことができるのが大きな特徴です。
要素へアクセスする際は、対象となる配列のインデックスを順に指定します。
ここでは、複数の整数型配列を含むジャグ配列の例を紹介します。
int[][] a = new int[][]{new int[]{0,0}, new int[]{1,2}, new int[]{2,4}, new int[]{3,6}};
この例では、それぞれ長さが異なる整数配列を1つのジャグ配列としてまとめています。この柔軟性により、行ごとにデータ量が異なる場合などにジャグ配列が便利です。
まとめ
多次元配列は全次元でサイズが統一された長方形の構造、ジャグ配列はサイズの異なる配列を自由に組み合わせられる構造です。用途に応じて適切に使い分けることで、より効率的なプログラムが書けます。
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