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機密情報をインターネット経由で安全に送信する方法【初心者向けガイド】

機密情報をインターネット経由で安全に送信する方法【初心者向けガイド】

ログイン情報やアカウントの認証情報、クレジットカード番号といった機密データを、メールやメッセンジャーアプリで誰かに送らなければならない場面は少なくありません。決して理想的なやり取りではありませんが、どうしても必要になることもあるでしょう。そこで役立つのが「暗号化」です。実は、機密情報や重要ファイルを安全に共有する方法は数多く存在し、その多くは専門的な知識がなくても簡単に利用できます。

注意:機密情報が最も危険にさらされるのは、送信中の一瞬ではなく「保存されている間」であることを忘れないでください。どの方法で送ったとしても、送信後には必ず削除するか、適切に保護しましょう。

ワンタイムリンク(閲覧後に消えるリンク)

送りたいものがテキストだけなら、最も手軽なのは「メッセージを暗号化し、リンクを生成して、閲覧された時点で自動的に削除する」タイプのサービスを使うことです。これらのサービスは、メッセージやパスフレーズをサーバー上ではなくブラウザ内で暗号化するため、運営側に平文のメッセージが保存されることも、復号鍵が渡されることもありません。操作自体も、URL短縮サービスを使う程度の手軽さです。

機密情報をインターネット経由で安全に送信する方法【初心者向けガイド】

この種のサービスは比較的実装が容易なため、多数存在します。どれを選ぶ場合でも、最低限「オープンソースであること」「ブラウザ上でローカルに暗号化されること」「自動削除オプションがあること」を確認しましょう。

  • Onetimesecret.com(最大限のセキュリティのためパスフレーズ設定を推奨)
  • privatebin.net(コード共有に最適。PasteBinに近い感覚で使える)
  • 1ty.me(OneTimeSecretの代替サービス)
  • password.link(一部機能はログインが必要)

安全なファイル送信サービス

GoogleドライブやDropboxも暗号化されており十分安全ですが、デフォルトではファイルが保存され続けます。自動削除機能を持つファイル送信サービスの方が、より安心できる選択肢となるでしょう。もちろん、必要であればセキュアなクラウドストレージを併用するのも有効です。

機密情報をインターネット経由で安全に送信する方法【初心者向けガイド】

Tresorit Send

大容量ファイルの送信に便利なサービスです。5GBまでのファイルを送信でき、プライバシーとセキュリティの水準も非常に高いのが特徴。リアルタイムのアクセスログや、誰が文書を閲覧できるかを制御する権限管理といった追加機能も備えています。有料プランなら、セキュアなクラウドストレージとしても利用可能です。

機密情報をインターネット経由で安全に送信する方法【初心者向けガイド】

OnionShare

ファイルサイズの上限がなく、非常に高いセキュリティを誇るツールです。ファイルを暗号化したうえで自分のPC上にOnionサーバーを起動し、Tor Browser経由で直接ファイルをダウンロードできるURLを生成します。送受信の双方がTorを使用する必要があり、OnionShareアプリが必要なのは送信者側のみです。多少の技術的ハードルはありますが、ソフトをいくつかダウンロードしてインストールする程度の手間で済みます。

7-Zip

人気の圧縮・解凍ソフト「7-Zip」には、AES-256暗号化でZIPファイルを暗号化し、パスワード保護をかける機能があります。パスワードを別途相手に伝える必要はありますが、メールでファイルを送りたい場合や、二重に暗号化したい場合には最適な選択肢です。

パスワード管理ツール

機密情報をインターネット経由で安全に送信する方法【初心者向けガイド】

共有したいのがパスワードだけであれば、LastPassやDashlaneなど多くの人気パスワードマネージャーには、同じサービスのアカウントを持つ相手へ認証情報を安全に送る機能が備わっています。パスワードの共有に最適で、パスワード欄に他のテキスト情報を入力して共有することも可能ですが、基本的にはログイン情報の共有設定を行いたい場合に向いています。

暗号化メッセンジャー

機密情報をインターネット経由で安全に送信する方法【初心者向けガイド】

送信者と受信者の両方が同じセキュアなメッセージングサービスを使っているなら、テキスト情報や小さなファイルのやり取りにはそれが最速の手段となるでしょう。保存リスクを最小限に抑えるため、メッセージの自動削除(消失)機能をオンにしておくのがベストです。「最高の暗号化メッセンジャーは何か」は議論の分かれるところですが、特に人気が高いのは次の2つです。

  • Signal:オープンソースで安全、エンドツーエンド暗号化、消失メッセージ対応。ただし電話番号の登録が必要。
  • Wickr Me:Signalに次いで人気の暗号化メッセンジャー。最大のメリットは電話番号が不要な点。

Wire、Telegram、WhatsApp、Threema、Viberなども優れた選択肢です。

PGP

機密情報をインターネット経由で安全に送信する方法【初心者向けガイド】

PGPはこのリストの中で最も複雑なソリューションです。送信者と受信者の双方がある程度の手間をかける必要があります。それでも強固な暗号方式として高く評価されており、優れた標準と言えます。過去には特定のメールクライアントにおける脆弱性の問題もありましたが、今なおセキュアなメール送信の有力な選択肢です。Enigmailのようなメール用ツールで手動暗号化として使うことも、ProtonMailのようにPGPを採用するWebメールサービス経由で使うこともできます。

どのセキュア共有サービスを選ぶべき?

テキストの共有なら、OneTimeSecretやSignal・Wickrのような暗号化メッセンジャーが断然速くて簡単です。ITに詳しくない相手には、リンク共有型が最適でしょう。ファイル共有が必要なら、自分たちのスキルレベルに応じてOnionShareなどが便利ですが、他にも選択肢は豊富にあります。不安であれば、暗号化のレイヤーを重ねるのも有効です。例えば、パスワードマネージャーで復号鍵を共有したり、サービスに送る前に自分の端末でメッセージを暗号化したりする方法があります。いずれのソリューションも、正しく使えば個人情報を覗き見からしっかり守ってくれるはずです。

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