インターネット経由で時刻を自動同期するようUbuntuを設定する方法
Ubuntuの時計がズレる問題とNTPによる解決策
Ubuntuデスクトップを使っていると、時計が少しずつズレていくことがあります。実際、私の環境では毎月数分ほど狂ってしまうことがありました。そんなときに役立つのが、Linuxの標準的なサービスNTP(Network Time Protocol)です。NTPを利用すれば、インターネット上で高精度に維持された時刻サーバーと定期的に同期し、常に正確な時刻を保つことができます。この記事では、その設定手順をわかりやすく解説します。
事前に準備するもの
必要なのは、インターネットに接続できるUbuntuマシンだけです。常時接続である必要はなく、断続的にオンラインになるだけで、その都度ネットワーク上の時刻サーバーと同期できるため問題ありません。
日付と時刻の設定画面を開く
まずUbuntuにログインし、画面上部の「システム(System)」メニューをクリックします。「システム管理(Administration)」→「日付と時刻(Time and Date)」と進むと、日付と時刻の設定ウィンドウが表示されます。「ロック解除(Unlock)」ボタンをクリックし、パスワードを入力して先へ進みましょう。

インターネットサーバーとの同期を有効にする
設定ウィンドウ内の「設定(Configuration)」項目の横にあるドロップダウンメニューをクリックすると、「手動(Manual)」と「インターネット上のサーバーと同期を保つ(Keep synchronized with Internet servers)」という2つの選択肢が表示されます。ここでは後者を選択してください。
NTP関連のツールがまだインストールされていない場合は、Ubuntuがその旨を通知し、インストールするかどうか尋ねてきます。

NTPサポートのインストール
「Install NTP support(NTPサポートをインストール)」ボタンをクリックします。パスワードを求められるので入力すると、必要なツールのインストールが始まります。インストールが完了したら、いよいよ時刻同期の設定です。次のステップでは、どのサーバーと時刻を同期するかをUbuntuに指定します。
同期先のNTPサーバーを選ぶ
「サーバーの選択(Select Servers)」ボタンをクリックして、Ubuntuに使用させたいサーバーを選びます。

下のスクリーンショットのようなウィンドウがポップアップ表示され、いくつかの候補から選択できます。ここでのポイントは、複数のサーバーを選べることです。あるサーバーが何らかの理由でダウンしても、Ubuntuが自動的に別のサーバーから時刻を取得しようとしてくれるため、同期が止まるリスクを減らせます。また、信頼性の高い公開サーバーの一覧もここから利用できます。

サーバーの選択が終わったら、「閉じる(Close)」ボタンをクリックします。
NTPサービスが起動時に有効になっているか確認する
最後にひとつだけ確認しておきたい点があります。それは、NTPサービスがシステム起動時に自動的に開始するよう設定されているかどうかです。「システム」→「システム管理」→「サービス(Services)」と進み、「Clock synchronization service (ntp)(時刻同期サービス)」の項目にチェックが入っていることを確認しましょう。

設定完了――これで時計はもうズレない
これで設定はすべて完了です。以降、Ubuntuの時計はインターネット上の時刻サーバーと定期的に自動同期されるようになり、いつでも正確な時刻を保てるようになります。
補足:新しいバージョンのUbuntuについて
なお、本記事の手順は旧バージョンのUbuntu(GNOME 2搭載世代など)向けのGUI操作です。近年のUbuntuではsystemd-timesyncdやchronyが標準採用されており、多くの場合インストール直後から時刻同期が自動的に有効になっています。ターミナルでtimedatectl statusコマンドを実行すれば、現在の同期状態を簡単に確認できます。
ほかにも便利なUbuntuのTips、裏技、チュートリアルを多数紹介していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。
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