Gmailで送信元IPアドレスをブラックリスト・ホワイトリストに登録する完全ガイド

メーリングリストの登録を解除したのに、Gmailに同じ送信元から大量のメールが届き続けることはありませんか?こうした迷惑な送信者からのスパムを効果的に防ぐ方法のひとつが、その送信元のIPアドレスをブラックリストに登録することです。逆に、大事な取引先からのメールが迷惑メールフォルダに頻繁に振り分けられてしまう場合は、IPアドレスをホワイトリストに登録することで誤判定を防げます。
この記事では、Gmailで特定のIPアドレスをブラックリストまたはホワイトリストに登録する具体的な手順を解説します。ここで紹介するブラックリスト登録の方法はGmail専用ですが、ホワイトリスト化の手法のひとつはより汎用的で、複数のブラックリストサービスからIPアドレスをまとめて削除することも可能です。
Gmailで送信元のIPアドレスを特定する方法
ブラックリストに登録する場合でもホワイトリストに登録する場合でも、まず最初に行うべきなのはメールサーバーのIPアドレスの特定です。Gmailでは、対象のメールを開いて「オリジナルを表示(show original)」をクリックすると確認できます。

ヘッダー部分にある「Received」セクションを見ると、送信元のIPアドレスがはっきりと表示されています。

Gmail向けにIPアドレスをブラックリストに登録する
Gmailはユーザーにメールサーバーへの直接アクセスを許可していないため、受信メールをIPアドレス単位でブロックする標準機能はありません。これを実現するには、Block Senderのようなサードパーティ製サービスを利用します。Chrome/Edge拡張機能およびFirefoxアドオンとして提供されています。
拡張機能をブラウザに追加したら、GmailアカウントでBlock Senderにサインインします。

Block Senderのダッシュボードで「New Block(新規ブロック)」をクリックします。

次の画面で、送信元のIPアドレスに基づいてメール送信者をブロックするオプションが選択できます。今後同じ送信元から届くメールをゴミ箱へ移動するか、即座に削除するかも指定可能です。なお、このIPアドレスによるブロック機能はPlusプランまたはProプランの有料契約でのみ利用できます。

また、一部のスパム送信元は固定のIPアドレスを持たず、一定範囲内で割り当てられた新しいIPアドレスを使い分けて攻撃してきます。このようなケースにはMailstromが有効です。Mailstromは特定の送信元からのメールをすべて一覧表示し、「Block」をクリックするとIPアドレスの範囲などを自動的に特定して、今後のメールが受信トレイに現れないようにしてくれます。

IPアドレスをホワイトリストに登録する
ホワイトリストへの登録は、Webメールアカウントに連携するメールフィルタリングサービスが多数存在するため、ブラックリストよりも手間と時間がかかります。自分のメールがGmailサーバーによってスパムと判定されている場合、550エラーが返されることがあります。Googleでは、Gmailユーザーへの配信可能性を確保するための送信者向け専用フォームを用意しています。
Google Workspace(旧GSuite)アカウントをお持ちの場合は、管理コンソールの「Gmailの設定 → 詳細設定 → 全般設定 → 迷惑メール → メール ホワイトリスト」から、複数のIPアドレスを簡単にホワイトリストに登録できます。

しかし、より一般的なトラブルの原因は、メールサーバーのIPアドレスが主要なブラックリストのひとつに掲載されてしまうことです。自分がこの問題に直面しているかどうかは、MultiRBLやMxToolboxといった人気のWebサービスで確認できます。以下の例では、前のセクションで使ったツールで調べたIPアドレスを使用しています。該当するブラックリストサービスが特定できたら、「detail」をクリックして詳細情報を確認しましょう。

多くのメールブラックリストサービスには、問い合わせフォーム、チャットサポート、あるいは削除申請用のシンプルなボタンが用意されています。以下はその一例です。

削除申請を提出するには、通常、対象となるサービスでアカウントを作成する必要があります。

アカウント作成後、特定のIPアドレスのホワイトリスト登録(リストからの削除)を依頼します。申請自体は数分で完了する手軽な作業です。

申請内容はダッシュボードに表示され、処理には通常数分ほどかかります。

下の画像のように、AbusixというブラックリストサービスからIPアドレスが正常に削除されたことが確認できます。

メールサーバーのIPアドレスを確実に管理したいなら、独自ドメインを取得し、ルートファイルを自分で制御できる環境を整えるのが最善策です。Windows PCで自前のメールサーバーを構築する方法もあわせて学んでおくとよいでしょう。
ただし、数千個もの固有IPアドレスを使い分けるスパマーも存在するため、そうした相手には対応しきれない場合もあります。そのようなときこそ、本記事で紹介したMailstromのようなツールが力になってくれるはずです。
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