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ついに到来した4K・144Hzゲーミングモニターの時代──潜在能力を最大限に引き出すために必要なもの

ついに到来した4K・144Hzゲーミングモニターの時代──潜在能力を最大限に引き出すために必要なもの

長い待ち時間を経て、4K解像度・HDR・高リフレッシュレートを兼ね備えたモニターがついに登場し始めました。世界中のゲーマーが「高速4Kゲーミングの時代」の到来を歓迎している一方で、すべてのPCがこれらの大型モニターを扱えるスペックを備えているわけではありません。では、4K 144Hzモニターが玄関に届く頃には、一体何が必要になっているのでしょうか。

4K 144Hzの何がそんなに特別なのか?

目の肥えたゲーミングハードウェアファンの中には、「144Hzは確かに魅力的だが、240Hzに迫るパネルもすでに存在するのに、何が特別なのだろう?」と感じた人もいるかもしれません。

ついに到来した4K・144Hzゲーミングモニターの時代──潜在能力を最大限に引き出すために必要なもの

その答えは、現在240Hzモニターが1920×1080(フルHD)解像度に制限されているのに対し、従来の4Kモニターは最大でも60Hz止まりだったという点にあります。今回の新型モニターは、ゲーミング技術における世代交代とも呼べる大きな飛躍です。そしてその進化を長年妨げていたのが、縁の下で活躍する「ケーブル」でした。

モニターで高解像度と高リフレッシュレートを同時に実現するには、膨大なデータを運ぶ伝送路が、それに見合う帯域幅を処理できなければなりません。現時点で4K 144Hzに必要な帯域を捌ける表示ケーブル規格はDisplayPort 1.4のみです。HDMI 2.0では4K 60Hzが上限となり、G-SyncやHDRも利用できません(今年発売された2機種は、いずれもこの両機能を搭載しています)。

とはいえ、ハードコアなマルチプレイ勢に話を聞けば、このアップグレードは間違いなく価値があると口を揃えるはずです。60Hzから144Hzへ移行したときに得られる、言葉にしづらいほど滑らかな描画。『Counter-Strike: Global Offensive』や『Rainbow Six Siege』といった競技タイトルでは、リフレッシュレートの向上は、敵の姿を数ミリ秒早く視認できることを意味します。

そこに4Kが加われば、恐るべき組み合わせの完成です。ピクセル密度の向上により、画面上のごく微小なディテールまで判別できるようになり、競技環境ではヘッドショットとボディショットの違い、ひいては勝敗そのものを左右しかねません。特に『Rainbow Six Siege』はこの恩恵が大きいタイトルです。相手との撃ち合いを制するために覗き込む隙間が、文字通り2ピクセル以下しかないケースもあるからです。

4Kで144Hz駆動するモニターの登場により、ゲーマーは「高リフレッシュレートか、高画素密度か」という二択からの妥協を強いられなくなりました。しかし、これらの新モニターがもたらす恩恵の大きさに見合うだけの、相応の価格設定となっていることも事実です。

4K 144Hzを動かすために必要なもの

多くのレビュアーやゲームジャーナリストがすでに指摘しているように、ASUS ROG Swift PG27UQとAcer Predator X27という4K 144Hz G-Sync HDRモニターは、少し本末転倒な感が否めません。十分なFPSを出せなければ、高いリフレッシュレートはほとんど意味を持ちません。4Kのゲームを144FPS以上で安定して動かせるマシンを持っていないのであれば、2,000ドルという大金は別の場所に使った方が賢明でしょう。

ついに到来した4K・144Hzゲーミングモニターの時代──潜在能力を最大限に引き出すために必要なもの

『CS:GO』のような極めて最適化されたゲームは、2018年時点でNVIDIA GeForce GTX 1080 Tiクラスの現行GPUでも144FPS超えを狙える数少ないタイトルです。しかし『Far Cry 5』のようなリソースを大量に消費するタイトルになると、同じカードでも4K解像度では100〜120FPS程度が精一杯。100Hzから144Hzまでの追加リフレッシュレートは、実質的に無駄になってしまいます。

とはいえ、多くのアナリストは、NVIDIAの次世代RTX 20XXシリーズがこの不足を埋めてくれると期待しています。現行世代から約60%の性能向上を見込む新カードであれば、競技タイトルもグラフィック重視の大作も、4K解像度で144FPS前後以上を叩き出すことは理論上問題ないはずです。

さらに、4K 144FPSのスループットを支えるには、それに見合う高性能なCPUも欠かせません。目安となるのはIntel Core i7-6700K以上です。この要素はグラフィックカードほど重要ではありませんが、一定の世代に満たないCPUでは、どんなに強力なGPUでもボトルネックになってしまう点には注意が必要です。

4K 144Hzモニターは買うべきか?

ついに到来した4K・144Hzゲーミングモニターの時代──潜在能力を最大限に引き出すために必要なもの

結論から言えば、「本当にどうしても必要だ」という人以外は買い控えるべきです。現状この技術はまだ発展途上にあり、第2世代モデルでは多くの改善が見込めます。さらに言えば、27インチ程度の画面サイズでは4K解像度の恩恵がほとんど打ち消されてしまう、というのが多くの識者の一致した意見です(現在店頭にある両機種とも最大27インチです)。

これに約2,000ドルという高額な価格が重なれば、この技術が「お気に入りの趣味にたっぷり資金を回せる最上位層のPCゲーマー」かつ「アーリーアダプターとしてのリスクを受け入れられる人」のためのものであることが、すぐに理解できるでしょう。

もし『CS:GO』の大会に出るような競技プレイヤーで、1440pに対する4Kのわずかな優位性がどうしても必要で(しかもそれを支えるマシンも持っている)、ということであれば、思い切りお金を使えばいいと思います。しかし、そうでない大多数のユーザーにとっては、価格が3分の1程度のASUS ROG Swift PG279Qのような2560×1440・165Hzモニターの方が、はるかに現実的で賢い選択と言えるでしょう。

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