C++の乗算演算子とは?種類と使い方を実例付きで解説
C++における乗算演算子(multiplicative operators)は、掛け算や割り算など、乗除に関わる計算を行うための二項演算子です。具体的には、以下の3種類があります。
- 乗算(掛け算):
* - 除算(割り算):
/ - 剰余(割り算の余り):
%
乗算演算子の基本ルール
これらの演算子はすべて二項演算子であり、左から右へ結合する性質(左結合性)を持ちます。また、オペランドには算術型(整数型や浮動小数点型など)を指定できます。
ただし、剰余演算子(%)だけは制限が厳しく、オペランドは整数型である必要がある点に注意しましょう。
各演算子の動作
- 乗算演算子(*):第1オペランドに第2オペランドを掛けた結果を返します。
- 除算演算子(/):第1オペランドを第2オペランドで割った結果を返します。両方が整数型の場合、小数点以下は切り捨てられます。
- 剰余演算子(%):次の式で求められる余りを返します。
e1 - (e1 / e2) * e2
ここでe1は第1オペランド、e2は第2オペランドです。両方のオペランドは整数型である必要があります。
サンプルコード
#include<iostream>
using namespace std;
int main() {
int a = 4, b = 3, c;
c = a * b; // 乗算
cout << c << endl;
c = a / b; // 除算(どちらもint型なので結果は切り捨てられた整数になる)
cout << c << endl;
c = a % b; // 剰余
cout << c << endl;
return 0;
}実行結果
このプログラムを実行すると、次の出力が得られます。
12 1 1
このように、* は4×3=12、/ は4÷3=1.333…が切り捨てられて1、% は4÷3の余りとして1を出力します。特に整数型同士の除算では小数部分が失われるため、意図しない結果にならないよう注意が必要です。
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