C++の後置演算子(ポストフィックス)とは?仕組みと使い方を解説
後置演算子とは
後置演算子(ポストフィックス演算子)は、単一の変数に対して作用する単項演算子です。オーバーロードされていない限り、変数の値を1だけ増加または減少させるために使用されます。
C++には、次の2種類の後置演算子があります。
++:値を1増加させる(インクリメント)--:値を1減少させる(デクリメント)
後置演算子の動作のポイント
後置記法(例:i++)では、変数i自体の値はインクリメントされますが、式全体として評価されるのはiの元の値です。
つまり、後置演算子は次の順序で処理を行います。
- まず、式に変数の現在の値を代入する
- その後で、変数の値を1増減させる
サンプルコード
#include<iostream>
using namespace std;
int main() {
int j = 0, i = 10;
// j = i++ とすると、jにはiの現在の値(10)が代入され、
// その後にiの値が1増加されます。
j = i++;
cout << j << ", " << i << "\n";
return 0;
}実行結果
このプログラムを実行すると、次の出力が得られます。
10, 11
まとめ
j = i++ の場合、jにはiの元の値である「10」が代入され、その後にiが「11」に増加します。このように、後置演算子は「代入が先、増減が後」という動作になる点が、前置演算子(++i)との大きな違いです。
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