JavaScriptで西暦年から世紀を取得する方法
本記事では、数値または文字列として与えられた西暦年を受け取り、その年が属する世紀を計算して返すJavaScript関数の作成方法を解説します。
期待される動作
作成する関数は、次のように年を渡すと対応する世紀の番号を返します。
f("2000") = 20
f(1999) = 20
f("2002") = 21
2000年と1999年はどちらも20世紀(1901年〜2000年)に属し、2002年は21世紀に属します。世紀の区切りは「1年〜100年=1世紀」「101年〜200年=2世紀」というルールに従うため、単純に年を100で割るだけでは正しく求められない点に注意が必要です。
コード例
const centuryFromYear = year => {
// 文字列で渡された場合
if(typeof year == 'string'){
// 末尾2桁が「00」なら、先頭2桁がそのまま世紀になる
if(year.toString().slice(-2) == '00'){
return year.toString().slice(0, 2);
}else{
// 100で割って切り捨て、1を加える
return (Math.floor(+year / 100) + 1).toString();
};
}
// 数値で渡された場合
else if(typeof year == 'number'){
return Math.floor((year - 1) / 100) + 1;
}
// いずれでもない場合は undefined を返す
else{
return undefined;
};
};
console.log(centuryFromYear("2000"));
console.log(centuryFromYear("2002"));
console.log(centuryFromYear(1999));
実行結果
コンソールには次のように出力されます。
20 21 20
処理のポイント
- 文字列の場合:まず末尾2桁が「00」かどうかを判定します。末尾が00の年(例:「2000」)は世紀の最終年にあたるため、先頭2桁をそのまま返すだけで正解になります。それ以外の年は、数値に変換して100で割り、小数点以下を切り捨ててから1を加えて世紀を求めます。
- 数値の場合:
Math.floor((year - 1) / 100) + 1という1つの式だけで計算できます。1を引いてから100で割ることで、「100年は2世紀ではなく1世紀」という区切りを正しく扱えます。 - その他の型の場合:数値・文字列以外が渡されたときは
undefinedを返し、不正な入力に備えています。
よりシンプルで安全な書き方
実は、数値用の式 Math.floor((year - 1) / 100) + 1 は、入力を Number() で数値化すれば文字列にもそのまま使えます。
const centuryFromYear = year => {
const y = Number(year);
if (Number.isNaN(y)) return undefined;
return Math.floor((y - 1) / 100) + 1;
};
この書き方には2つのメリットがあります。1つ目は、元のコードの文字列処理(slice(0, 2) を使う方法)が3桁の年(例:900年)で誤った結果を返すという落とし穴を回避できる点です。2つ目は、Number.isNaN() によるチェックにより、数字以外の文字列が渡された場合にも安全に対処できる点です。実務ではこちらの汎用的な実装を推奨します。
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