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JavaScriptで正の整数をローマ数字に変換するプログラムの作り方

はじめに

本記事では、正の整数(10進数)を受け取って、そのローマ数字表現を返すJavaScript関数を作成します。ローマ数字とは、I(1)・V(5)・X(10)・L(50)・C(100)・D(500)・M(1000)などの記号を組み合わせて数を表す、古代ローマに由来する記数法のことです。

桁ごとの対応表を定義する

変換には、数値とローマ数字の対応表(レジェンド)を使用します。1の位から9000まで、IVやXLのような減算記法のパターンも含めて、あらかじめすべて定義しておくのがポイントです。

const legend = { 1: 'I', 2: 'II', 3: 'III', 4: 'IV', 5: 'V', 6: 'VI', 7: 'VII', 8: 'VIII', 9: 'IX', 10: 'X', 20: 'XX', 30: 'XXX', 40: 'XL', 50: 'L', 60: 'LX', 70: 'LXX', 80: 'LXXX', 90: 'XC', 100: 'C', 200: 'CC', 300: 'CCC', 400: 'CD', 500: 'D', 600: 'DC', 700: 'DCC', 800: 'DCCC', 900: 'CM', 1000: 'M', 2000: 'MM', 3000: 'MMM', 4000: 'MMMM', 5000: 'MMMMM', 6000: 'MMMMMM', 7000: 'MMMMMMM', 8000: 'MMMMMMMM', 9000: 'MMMMMMMMM' };

サンプルコード

正の整数をローマ数字へ変換する実際のコードは、以下のとおりです。

const decimalToRoman = (num = 1) => {
   const legend = { 1: 'I', 2: 'II', 3: 'III', 4: 'IV', 5: 'V', 6: 'VI',
   7: 'VII', 8: 'VIII', 9: 'IX', 10: 'X', 20: 'XX', 30: 'XXX', 40: 'XL', 50:
   'L', 60: 'LX', 70: 'LXX', 80: 'LXXX', 90: 'XC', 100: 'C', 200: 'CC', 300:
   'CCC', 400: 'CD', 500: 'D', 600: 'DC', 700: 'DCC', 800: 'DCCC', 900: 'CM',
   1000: 'M', 2000: 'MM', 3000: 'MMM', 4000: 'MMMM', 5000: 'MMMMM', 6000:
   'MMMMMM', 7000: 'MMMMMMM', 8000: 'MMMMMMMM', 9000: 'MMMMMMMMM' };
   const arr = num.toString().split("").reverse();
   let i = 1, k;
   for (k = 0; k < arr.length; k++) {
      arr.splice(k, 1, arr[k] * i);
      i *= 10;
   };
   const romansArray = [];
   for (i = 0; i < arr.length; i++) {
      romansArray.push(legend[arr[i]] || '');
   }
   return romansArray.reverse().join("");
}
console.log(decimalToRoman(345));

コードの解説

処理の流れを、順を追って確認していきましょう。

  1. 数値の分解:まずtoString()で文字列化し、split("")で1桁ずつ配列に分割します。その後、reverse()で並び順を反転させます。
  2. 位の値を復元:反転した各桁に1・10・100…と順に掛け合わせることで、元の位の値(例:345なら[5, 40, 300])に戻します。
  3. ローマ数字へ置き換え:対応表legendから該当するローマ数字を取得します。該当するものがない場合は空文字列に置き換えます。
  4. 連結して完成:最後にもう一度reverse()で並びを戻し、join("")で連結するとローマ数字の文字列が完成します。

出力結果

コンソールには次のように出力されます。

CCCXLV

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