JavaScriptで欠落している演算子を補って方程式を完成させる方法
数値の並びを受け取り、等式が成立するような正しい演算子の組み合わせを返すJavaScript関数を作成することを考えます。使用できる演算子は (+、−、*、/、^、%) の6種類です。
問題の概要
期待される入力と出力の関係は次のとおりです。
入力 : 5 3 8 出力 : 5+3=8 入力 : 9 27 3 出力 : 9=27/3 入力 : 5 2 25 , 1 5 2 出力 : 5^2=25 , 1=5%2
各入力には必ず少なくとも1つの解が存在することが保証されており、そのうち1つの正しい組み合わせを返すことが求められます。
解法のアプローチ
この問題を解くための基本的なアルゴリズムは次の流れになります。
まず、等号の左右どちらかに置く大きい方の数を選びます。たとえば「1 4 7」であれば 7 を選びます。
次に、中央に向かって等号(=)を配置します。「1 4 7」の場合は「1 4=7」となります。
最後に、残りの隙間に演算子を当てはめて式を完成させます。
その組み合わせで等式が成立しない場合は、別の数や演算子のパターンを試します。
本記事では総当たり(ブルートフォース)方式を採用しています。数値の間にあるスペースの位置に対して候補となる文字をランダムに挿入し、eval() で式を評価して等式が成り立つかどうかを判定します。すでに見つけた解答との重複チェックも行っています。
サンプルコード
const arr = ["5 3 8", "9 27 3", "5 2 25", "1 5 2", "3 3 3 30"];
const findCombination = (arr = []) => {
const answers = [];
for(let i = 0; i < arr.length; i++){
const el = arr[i];
// ブルートフォースで解を探索
for(let n = 0; n < 1000; n++){
const s = el.replace(/ /g, () => "+−*/^%="[Math.floor(Math.random() * 7)]);
if(eval(s.replace(/=/g, "===").replace(/\^/g, "**")) === true
&& answers.indexOf(s) === -1){
answers.push(s);
};
};
}
return answers;
};
console.log(findCombination(arr));コードのポイント:
スペースの位置に対して「+−*/^%=」の中からランダムに1文字を選んで挿入します。
等号は比較として機能させるために「===」へ置換し、べき乗を表す「^」はJavaScriptの累乗演算子「**」に変換してから評価します。
同じ解答が重複して配列に追加されないよう、indexOf() でチェックを行っています。
実行結果
コンソールへの出力は次のようになります。乱数を使用しているため、実行ごとに解の順序や見つかる組み合わせが異なる場合があります。
[ '5+3=8', '9=27/3', '5^2=25', '1=5%2', '3=3%3^30', '3^3+3=30', '3+3^3=30' ]
-
JavaScriptスプレッド演算子の使い方を徹底解説!配列の展開と結合の基本
JavaScriptのスプレッド演算子(...)は、配列を個々の要素へと展開できる便利な構文です。使い方は非常にシンプルで、配列名の前にドット3つ(...)を記述するだけです。 スプレッド演算子の基本構文 [...配列名] この構文により、配列の中身が個別の要素として展開されます。代表的な活用場面は以下の通りです。 複数の配列を結合して、新しい配列を作成する 既存の配列のコピー(シャローコピー)を作る 関数を呼び出す際に、配列の各要素を引数として渡す 実装例:2つの配列をスプレッド演算子で結合する 次のサンプルコードでは、数値の配列 arr1 と文字列の配列 arr2 をスプレッド演算
-
JavaScriptのグループ化演算子とは?優先順位の制御方法をサンプルコードで解説
グループ化演算子とはJavaScriptのグループ化演算子は、丸括弧「()」で表され、式を評価する際の優先順位を制御するために使用されます。通常、演算子にはあらかじめ決められた優先順位があり、乗算(*)や除算(/)は加算(+)や減算(-)よりも先に評価されます。しかし、グループ化演算子で式を囲むことで、この優先順位を意図的に変更し、囲まれた部分を最優先で計算させることができます。例えば「2+2*5/22」という式の場合、標準の優先順位では乗算・除算が先に実行されますが、丸括弧を使うことで「(2+2)*5/22」のように加算を先に行わせることが可能です。サンプルコード以下は、JavaScript