JavaScriptのエラー名(Error.name)とは?6つの種類と取得方法を例付きで解説
JavaScriptのエラー名(Error.name)とは
JavaScriptでは、発生したエラーの種類を示すためにエラー名(name)という値が使用されます。この値は、エラーオブジェクトの name プロパティを通じて設定したり参照したりすることができます。
エラー名として返される可能性のある値は、主に以下の6種類です。
| No. | エラー名と説明 |
|---|---|
| 1 | EvalErroreval() 関数の実行中にエラーが発生したことを表します。 |
| 2 | RangeError 配列の長さなど、数値が有効な範囲外になった場合に発生します。 |
| 3 | ReferenceError 存在しない変数へのアクセスなど、不正な参照が行われた場合に発生します。 |
| 4 | SyntaxError コードに構文上の誤りがある場合に発生します。 |
| 5 | TypeError 値やオブジェクトの型が想定と異なる操作を行った場合に発生します。 |
| 6 | URIErrorencodeURI() などのURI処理関数に不適切な引数が渡された場合に発生します。 |
コード例
以下は、宣言前の変数にアクセスして ReferenceError を意図的に発生させ、そのエラー名を取得して表示するサンプルコードです。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
<title>Document</title>
<style>
body {
font-family: "Segoe UI", Tahoma, Geneva, Verdana, sans-serif;
}
.result {
font-size: 20px;
font-weight: 500;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>JavaScriptにおけるエラー名の値</h1>
<div style="color: green;" class="result"></div>
<button class="Btn">CLICK HERE</button>
<h3>
上のボタンをクリックすると、定義前の変数にアクセスします
</h3>
<script>
let resEle = document.querySelector(".result");
document.querySelector(".Btn").addEventListener("click", () => {
try {
resEle.innerHTML = a;
}
catch (err) {
resEle.innerHTML = "エラー名 = " + err.name;
}
let a = 44;
});
</script>
</body>
</html>実行結果
上記のコードを実行すると、次のような画面が表示されます。

「CLICK HERE」ボタンをクリックすると、let a = 44; より前のタイミングで未定義の変数 a へアクセスしようとしたため、catchブロックで捕捉されたエラー名「ReferenceError」が画面に表示されます。

まとめ
このように、try...catch 文と err.name を組み合わせることで、発生したエラーの種類をプログラム側で判別できます。エラー名ごとに処理を分岐させれば、よりきめ細かいエラーハンドリングを実現でき、デバッグ作業の効率も大きく向上します。
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