JavaScriptのInfinityプロパティとは?浮動小数点数の上限と下限を解説
JavaScriptにおけるInfinityプロパティの概要
JavaScriptでは、浮動小数点数が表現できる最大値(Number.MAX_VALUE:約1.797693134862315 × 10308)を超えると、値は Infinity(正の無限大)として表示されます。逆に、表現できる最小の下限を超えて数値が小さくなりすぎた場合は -Infinity(負の無限大)として表示されます。
この仕組みは、JavaScriptがIEEE 754規格に基づく倍精度浮動小数点数を採用しているためです。計算結果が扱える範囲を外れると、エラーにはならず、自動的に無限大として処理される点が特徴的です。
JavaScript Infinityプロパティのサンプルコード
以下のコードでは、大きな浮動小数点数に対してボタンをクリックすると、1つ目の数値に1を加算し、2つ目の数値から1を減算する例を示します。上限や下限を超えた際にInfinityがどのように表示されるかを確認できます。
コード例
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
<title>Document</title>
<style>
body {
font-family: "Segoe UI", Tahoma, Geneva, Verdana, sans-serif;
}
.num {
font-size: 18px;
font-weight: 500;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>JavaScript Infinity property</h1>
<div class="num">1.797693134862315E+10308</div>
<div class="num">-1.797693134862315E+10308</div>
<button class="Btn">CLICK HERE</button>
<h3>
上のボタンをクリックすると、それぞれの浮動小数点数に1を加算・減算します
</h3>
<script>
let sampleEle = document.querySelector(".sample");
let num1 = document.querySelectorAll(".num")[0];
let num2 = document.querySelectorAll(".num")[1];
document.querySelector(".Btn").addEventListener("click", () => {
num1.innerHTML = +num1.innerHTML + 1;
num2.innerHTML = +num2.innerHTML - 1;
});
</script>
</body>
</html>
実行結果
ページを表示すると、次のように初期状態の数値が確認できます。

「CLICK HERE」ボタンをクリックすると、1つ目の数値は上限を超えて Infinity となり、2つ目の数値は下限を超えて -Infinity となります。

ポイントまとめ
- 浮動小数点数の上限(約1.797×10308)を超えると Infinity になる
- 下限を超えると -Infinity になる
- isFinite() 関数を使うことで、値が有限数かどうかを判定できる
- Infinity同士の演算にも注意が必要で、NaN が返る場合がある
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