JavaScriptでマップ(辞書)のキーと値を取得する方法
辞書(ディクショナリ)型のデータを扱っていると、ある処理のために「キーだけ」を配列として取り出したい場面があります。JavaScriptでは、Object.keysメソッドを使うことで、オブジェクトが持つプロパティ(キー)を簡単に配列形式で取得できます。ここでは、このメソッドを利用して、独自のコンテナオブジェクトからキーの一覧を返す実装を見ていきましょう。
keys()メソッドの実装例
keys() {
return Object.keys(this.container);
}
動作確認
実際に動作を確認してみます。
const myMap = new MyMap();
myMap.put("key1", "value1");
myMap.put("key2", "value2");
console.log(myMap.keys());
出力結果
[ 'key1', 'key2' ]
ES6のMapでキーを取得する
ES6で標準搭載されたMapオブジェクトにも、同じ目的で使えるkeys()メソッドが用意されています。ただし注意点として、このメソッドはMapIteratorオブジェクトを返します。返り値はそのまま配列のように扱えるわけではなく、Array.from()などで配列へ変換するか、通常のイテレータとして順次処理する必要があります。
const myMap = new Map([ ["key1", "value1"], ["key2", "value2"] ]); console.log(myMap.keys())
出力結果
MapIterator { 'key1', 'key2' }
配列として使いたい場合は、次のように変換すると便利です。
const keyArray = Array.from(myMap.keys()); console.log(keyArray); // [ 'key1', 'key2' ]
values()メソッドで値を取得する
逆に、キーではなく値だけが必要になるケースもあります。その場合は、辞書全体をループして各キーに対応する値を収集していきます。以下はその実装例です。
values() {
let values = [];
for (let key in this.container) {
values.push(this.container[key]);
}
return values;
}
動作確認
const myMap = new MyMap();
myMap.put("key1", "value1");
myMap.put("key2", "value2");
console.log(myMap.values());
出力結果
[ 'value1', 'value2' ]
まとめ
ES6のMapにも、keys()と同様にvalues()メソッドが標準で用意されており、同じように利用できます。Object.keysによる自前実装と、ES6標準のMap、それぞれの特徴を理解しておくと、用途に応じて使い分けができるようになります。
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