JavaScriptのgenerator.throw()メソッドの使い方を解説
generator.throw()メソッドとは
generator.throw()メソッドは、一時停止中のyield式に対してエラーを送出するためのメソッドです。throw()が呼び出されると、ジェネレーターはあたかもyieldの位置で例外が発生したかのように実行を再開し、doneとvalueという2つのプロパティを持つオブジェクトを返します。
このメソッドを使うと、ジェネレーターの外部から内部へ例外を注入できます。ジェネレーター内にtry...catchブロックが存在すれば、throw()で渡されたエラーはそのcatchブロックで捕捉されます。逆にcatchブロックがない場合は、エラーはそのまま呼び出し元へ伝播します。
next()との違い
- next() … ジェネレーターを通常どおり再開し、yield式の評価結果として指定した値を渡します。
- throw() … yieldの位置で例外を発生させて再開します。異常系のフロー制御やエラーハンドリングのテストに便利です。
コード例
以下は、JavaScriptでgenerator.throw()を使用するサンプルコードです。「数値を表示」ボタンでnext()により数値を順に取得し、「エラーをスロー」ボタンでthrow()により例外を注入しています。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
<title>Document</title>
<style>
body {
font-family: "Segoe UI", Tahoma, Geneva, Verdana, sans-serif;
}
.result,.sample {
font-size: 18px;
font-weight: 500;
color: rebeccapurple;
}
.result {
color: red;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>JavaScriptのgenerator.throw()メソッド</h1>
<div class="sample"></div>
<div class="result"></div>
<button class="Btn">数値を表示</button>
<button class="Btn">エラーをスロー</button>
<h3>上のボタンをクリックすると、数値の表示またはエラーのスローが行われます</h3>
<script>
let BtnEle = document.querySelectorAll(".Btn");
let resEle = document.querySelector(".result");
let sampleEle = document.querySelector(".sample");
function* increment() {
let num = 0;
while (true) {
try {
yield num++;
}
catch (err) {
resEle.innerHTML = "エラー = " + err + "<br>";
}
}
}
let inc = increment();
BtnEle[0].addEventListener("click", () => {
sampleEle.innerHTML = inc.next().value + " ";
});
BtnEle[1].addEventListener("click", () => {
inc.throw(new Error("何らかのエラーが発生しました"));
});
</script>
</body>
</html>実行結果
上記のコードをブラウザーで開くと、次のような画面が表示されます。

「数値を表示」ボタンを数回クリックすると、クリックするたびにnext()が呼び出され、0から順に数値が表示されていきます。

続いて「エラーをスロー」ボタンをクリックすると、throw()によって送出されたエラーがジェネレーター内のcatchブロックで捕捉され、画面にエラーメッセージが表示されます。
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