JavaScriptで辞書をクリアする方法|clear()メソッドの実装とES6 Mapでの使い方
JavaScriptで辞書(連想配列)の中身を一括で空にしたい場面は多くあります。本記事では、自作のMapクラスにclear()メソッドを実装する方法と、ES6で標準搭載されたMapオブジェクトのclear()メソッドの使い方を、コード例とともにわかりやすく解説します。
カスタムMapクラスにclear()を実装する
まずは、コンテナ(内部データ)の内容をすべて消去するclear()関数を実装してみましょう。考え方は非常にシンプルで、データを格納しているコンテナに新しい空のオブジェクトを代入し直すだけです。
実装例
clear() {
this.container = {}
}
このメソッドが正しく動作するかどうかは、以下のコードで確認できます。
使用例
const myMap = new MyMap();
myMap.put("key1", "value1");
myMap.put("key2", "value2");
myMap.display();
myMap.clear();
myMap.display();
出力結果
{ key1: 'value1', key2: 'value2' }
最初のdisplay()呼び出し時には登録済みのキーと値が表示されますが、clear()を実行した後に再度display()を呼ぶと何も出力されません。これにより、辞書の内容が完全にクリアされたことが確認できます。
ES6のMapでclear()を使う方法
ES6で導入された標準のMapオブジェクトにも、同じ用途で使えるclear()メソッドが組み込まれています。こちらは自分で実装する必要はなく、そのまま呼び出すだけで利用可能です。
使用例
const myMap = new Map([
["key1", "value1"],
["key2", "value2"]
]);
console.log(myMap)
myMap.clear();
console.log(myMap)
出力結果
Map { 'key1' => 'value1', 'key2' => 'value2' }
Map {}
clear()を呼び出すだけで、Map内のすべてのキーと値が削除され、空のMap {}になります。なお、新しいインスタンスを作り直すのではなく、既存のMapオブジェクトの内容だけを消去できるため、他の変数や関数に渡された参照が無効にならない点もメリットです。
まとめ
- カスタムMapクラスでは、
this.container = {}と代入し直すことで簡単に全データを消去できる - ES6の
Mapには組み込みのclear()メソッドがあり、呼び出すだけで中身が空になる - どちらの方法も、オブジェクト自体の参照を保ったまま内容のみをリセットできるため実用的
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