CSS入門:styleタグでHTMLドキュメントにCSSルールを追加する方法
HTMLドキュメントにCSSのスタイルを直接組み込みたい場合は、<style>要素を使用します。このタグは、通常<head>...</head>タグの中に配置します。ここで定義したCSSルールは、そのドキュメント内にあるすべての該当要素に自動的に適用されます。このようにHTMLファイル内に直接記述するスタイルシートは、「内部スタイルシート」と呼ばれます。
基本構文とサンプルコード
<style>タグの中には、外部CSSファイルと同じ形式でセレクタと宣言ブロックを記述します。以下は、ページ全体の背景色と見出し(h1)の文字色・左余白を設定する基本的な例です。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style media = "all">
body {
background-color: linen;
}
h1 {
color: maroon;
margin-left: 40px;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>これは見出しです</h1>
<p>これは段落です。</p>
</body>
</html>
コードのポイント解説
- media属性:「media = "all"」と指定すると、画面表示・印刷などすべての出力メディアに対してスタイルが適用されます。特定のデバイスだけに適用したい場合は、「screen」や「print」などの値を指定することも可能です。
- bodyセレクタ:「background-color: linen;」により、ページ全体の背景色がリネン色(生成りに近い淡い色)に設定されます。
- h1セレクタ:「color: maroon;」で見出しの文字色をマルーン(暗い赤褐色)にし、「margin-left: 40px;」で見出しの左側に40pxの余白を設けています。
ブラウザでの表示結果
このHTMLファイルをブラウザで開くと、背景がリネン色で塗られたページが表示され、見出しはマルーン色で少し右にずれた位置に描画されます。<style>タグで定義したルールは、ページ内のすべてのh1要素やbody要素に反映されるため、個別にclassやidを指定しなくても一括でスタイリングできるのが特徴です。
利用時の注意点
内部スタイルシートは手軽な一方、スタイル定義がHTMLファイルごとに分散してしまうため、複数ページで共通のデザインを使う場合は、外部CSSファイルを読み込む方法(<link rel="stylesheet" href="style.css">)のほうが保守性に優れています。単一ページやプロトタイプ、学習用途などでは、今回のような<style>要素による記述が非常に便利です。
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