JavaScriptでCSSルールをスタイルシートに追加・削除する方法【insertRule()とdeleteRule()の使い方】
JavaScriptを使えば、ページに読み込まれたスタイルシートに対して動的にCSSルールを操作できます。その中心的な役割を果たすのが insertRule() メソッドと deleteRule() メソッドです。
- insertRule(): スタイルシート内の指定した位置(インデックス)に新しいCSSルールを追加します。
- deleteRule(): 指定したインデックスにある既存のスタイルルールを削除します。
以下の具体例を通じて、JavaScriptでスタイルシートへCSSルールを追加する方法を見ていきましょう。
例1:insertRule()で新しいルールを追加する
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style type="text/css" id="custom">
body {
background-color: silver;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>Custom CSS!</h1>
<p>Woohoo!</p>
<script>
let newSheet = document.getElementById('custom').sheet
let cs = 'p {';
cs += 'margin: 4%;';
cs += 'padding: 2%;';
cs += 'font-size: 22px;';
cs += 'box-shadow: -10px 4px 0 chartreuse;';
cs += '}';
newSheet.insertRule(cs, 0);
</script>
</body>
</html>実行結果
上記のコードを実行すると、次のような表示になります。

この例では、getElementById() で取得した <style> 要素の sheet プロパティからCSSStyleSheetオブジェクトを取得し、p 要素向けのスタイル文字列を組み立てています。insertRule(cs, 0) の第2引数に 0 を指定することで、ルールがスタイルシートの先頭に挿入され、既存のルールよりも優先的に適用されます。
例2:deleteRule()とinsertRule()を組み合わせる
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style type="text/css" id="demo">
div {
margin: 3%;
text-align: center;
background-color: powderblue;
}
p {
box-shadow: 0 0 12px rgba(0,0,0,0.6);
}
h2 {
color: red;
}
</style>
</head>
<body>
<div>
<h2>Custom CSS!</h2>
<p>Woohoo!</p>
</div>
<script>
let mySheet = document.getElementById('demo').sheet
let cs = 'h2 { border: 2px solid green; }'
mySheet.deleteRule(2);
mySheet.insertRule(cs, 0);
</script>
</body>
</html>実行結果
上記のコードを実行すると、次のような表示になります。

この例では、まず deleteRule(2) によって3番目のルール(インデックス2、つまり h2 { color: red; })を削除しています。その後、insertRule(cs, 0) で「緑色の枠線を持つ h2」という新しいルールを先頭に追加しています。その結果、見出しは赤色から緑のボーダー付きスタイルへと変化します。
ポイントまとめ
insertRule(ruleText, index):第1引数にCSSルールの文字列、第2引数に挿入位置のインデックスを指定します。インデックスを省略または0にすると先頭に追加されます。deleteRule(index):削除したいルールのインデックス番号を指定します。存在しないインデックスを指定するとエラーになるため注意が必要です。- スタイルシートオブジェクトは
document.styleSheetsや、対象の<style>/<link>要素の.sheetプロパティから取得できます。
これらのメソッドを活用すれば、ユーザーの操作や条件に応じてスタイルを動的に切り替えるなど、柔軟なフロントエンド開発が可能になります。
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