HTML5とFFMPEGを活用したオンライン動画ホスティングの実践ガイド
HTML5の登場により、ブラウザは標準でvideo要素をサポートするようになりました。これにより、プラグインに依存せずにサイト上で動画を再生できるようになり、オンライン動画ホスティングの実装が大幅に容易になりました。本記事では、FFMPEGやflvtool2といった定番ツールを組み合わせて、動画を変換・配信するまでの流れを解説します。
HTML5のvideo要素とは
HTML5で追加されたvideo要素を使えば、<video>タグを記述するだけでブラウザ上に動画プレイヤーを埋め込めます。従来のようにFlashプレイヤーを別途用意する必要はなく、モバイルデバイスを含む幅広い環境で再生に対応できるのが大きなメリットです。
FLV形式とH.264エンコードの関係
FlowplayerをはじめとするFlashベースの動画ストリーミングプレイヤーでは、従来FLV形式が広く使われてきました。FLVはH.264と同じエンコード方式を採用できるため、高画質かつ高い圧縮率を実現できます。この互換性により、既存のFlash向け資産を活かしながら配信環境を構築することが可能です。
FFMPEGで動画をFLVに変換する
FFMPEGは、動画・音声の変換をはじめ、多彩なマルチメディア処理をコマンドラインで行える強力なオープンソースツールです。以下のようなコマンドで、任意の動画ファイルをFLV形式へ変換できます。
ffmpeg -i input.avi -ar 22050 -ab 32 -f flv output.flv
変換後のFLVファイルはFlowplayerとそのまま組み合わせて使用できるため、エンコードから再生まで一貫したワークフローを構築できます。
flvtool2でメタデータを読み書きする
flvtool2は、FLVファイルのメタデータを読み書きするための専用ツールです。以下のように実行することで、動画の長さやシーク(頭出し)に必要な情報をファイルに埋め込めます。
flvtool2 -U output.flv
メタデータが適切に埋め込まれていないと、プレイヤー側で動画の総時間が表示されなかったり、途中からの再生ができなかったりするため、変換後の処理として必ず実行しておきましょう。
Flowplayerで動画をストリーミング配信する
これらのツールを活用すれば、FFMPEGで動画を変換し、flvtool2でメタデータを整え、Flowplayerでストリーミング配信するという一連の流れを自前で構築できます。HTML5のvideo要素と組み合わせれば、より多くの環境で快適に視聴できる動画サイトが実現するでしょう。
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