JavaScriptでオブジェクトにプロパティとメソッドを追加する方法【prototypeの使い方】
JavaScriptでオブジェクトに新しいプロパティやメソッドを追加するには、prototype(プロトタイプ)プロパティを使用します。prototypeを活用すると、コンストラクタ関数から生成されたすべてのインスタンスに対して共通の機能を後から定義でき、コードの再利用性やメモリ効率の向上にもつながります。
prototypeプロパティの基本的な使い方
次のサンプルコードでは、bookというコンストラクタ関数を定義し、その後book.prototype.priceによってpriceプロパティを追加しています。さらに、個別のオブジェクト(ここではmyBook)に対して値を代入することで、動的にプロパティを設定できます。
<html>
<head>
<title>JavaScript prototype property</title>
<script>
function book(title, author) {
this.title = title;
this.author = author;
}
</script>
</head>
<body>
<script>
var myBook = new book("Amit", "Java");
book.prototype.price = null;
myBook.price = 500;
document.write("Book title is : " + myBook.title + "<br>");
document.write("Book author is : " + myBook.author + "<br>");
document.write("Book price is : " + myBook.price + "<br>");
</script>
</body>
</html>
実行結果
上記のコードを実行すると、ブラウザには以下のように表示されます。
Book title is : Amit
Book author is : Java
Book price is : 500
ポイント解説
book.prototype.price = null;— book型のすべてのインスタンスが共有するpriceプロパティを初期化しています。myBook.price = 500;— 特定のインスタンスにのみ値を設定しています。- メソッドを追加する場合は、
book.prototype.getSummary = function() { ... }のように関数を代入します。
補足:ES6のクラス構文との関係
近年のJavaScriptでは、class構文を使うことで、プロパティやメソッドをより直感的に定義できます。ただし、すでに存在するコンストラクタ関数に後から機能を追加したい場合や、複数のインスタンスでメソッドを共有したい場合には、今回のようにprototypeを操作する方法が今なお有効です。仕組みを理解しておくと、JavaScriptのオブジェクト指向プログラミング全体の理解も深まります。
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