JavaScriptの「for...of」と「for...in」の違いを徹底解説!使い分けのポイントとは
JavaScriptにはオブジェクトや配列を反復処理するための構文として「for...in」と「for...of」の2種類があります。似たような名前ですが、それぞれ扱う対象と目的がまったく異なります。本記事では、両者の違いを構文と実行例とともにわかりやすく解説します。
for...inループとは
「for...in」ループは、オブジェクトのプロパティ(キー)を順番に列挙するために使用されます。オブジェクトが持つすべての列挙可能なプロパティ名を取り出して処理できます。
構文
for (変数名 in オブジェクト) {
実行するステートメントまたはブロック
}
以下の例では、for...inループを使ってWebブラウザのNavigatorオブジェクトが持つプロパティ名をすべて出力します。
実行例
<html>
<body>
<script>
var aProperty;
document.write("Navigator Object Properties<br /> ");
for (aProperty in navigator) {
document.write(aProperty);
document.write("<br />");
}
document.write ("Exiting from the loop!");
</script>
</body>
</html>
for...ofループとは
「for...of」ループは、反復可能(イテラブル)なオブジェクトの値を順番に取り出すために使用されます。対象となるのは、Array(配列)、Map、Set、arguments、文字列など、反復プロトコルを実装しているオブジェクトです。
構文
for (変数名 of 反復可能オブジェクト) {
実行するステートメントまたはブロック
}
実行例
for...ofループを使って配列の各要素を処理する例を示します。
<!DOCTYPE html>
<html>
<body>
<script>
let itObj = [20, 30, 40, 50];
for (let res of itObj) {
res += 1;
document.write("<br>" + res);
}
</script>
</body>
</html>
出力結果
21 31 41 51
for...inとfor...ofの違いまとめ
両者の主な違いは以下のとおりです。
- for...in:オブジェクトのプロパティ名(キー)を列挙する。配列に使うとインデックス(文字列)が返る。
- for...of:配列やMapなどの反復可能オブジェクトの値そのものを順に取り出す。通常のオブジェクトには使用できない。
配列の要素を処理したい場合はfor...ofを、オブジェクトのプロパティ一覧を取得したい場合はfor...inを使う、と覚えておくと使い分けがしやすくなります。
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