PerlとPythonの正規表現を比較する方法|共通点と違いを徹底解説
PerlとPythonは、どちらも強力な正規表現エンジンを備えたプログラミング言語です。両者の正規表現を比較してみると、実は多くの機能がほぼ共通していることがわかります。この記事では、PerlとPythonの正規表現の共通点と相違点を、初心者にもわかりやすく解説します。
基本機能はほぼ同じ
最も基本的な正規表現の機能は、ほぼすべての実装で共通しています。具体的には以下の要素です。
- ワイルドカード:任意の一文字にマッチする「.」
- 量指定子:「*」「+」「?」
- アンカー:行頭・行末を表す「^」と「$」
- 文字クラス:「[]」内で文字の集合を定義
- 後方参照:「\1」「\2」「\3」など
選択肢(オルタネーション)の記法
複数のパターンのいずれかにマッチさせる「選択(alternation)」は、PerlでもPythonでも縦棒「|」で表します。この記法に両言語間の違いはありません。
インライン修飾子とコメント
PerlとPythonはどちらも、「(?aimsx)」という形式のインライン修飾子によって正規表現の動作を変更できます。たとえば「(?i)」を付けると、大文字と小文字を区別しないマッチになります。これらの修飾子の意味は両言語で同一です。
また、正規表現の中に直接コメントを挿入することも可能です。「(?# コメント内容)」という構文を使用します。この機能も両言語で共通しています。
先読み・後読み(ルックアラウンド)
肯定・否定の先読み・後読み(look-around)も、両言語ともまったく同じ構文でサポートされています。
- 肯定先読み:「(?=...)」
- 否定先読み:「(?!...)」
- 肯定後読み:「(?<=...)」
- 否定後読み:「(?<!...)」
アンカーと文字クラスの省略記法
文字列の先頭・末尾を表すアンカー「\A」と「\Z」、数字にマッチする「\d」とその否定「\D」、空白文字にマッチする「\s」とその否定「\S」といった省略記法も、PerlとPythonの両方で利用できます。
名前付きキャプチャグループ
両言語とも、「(?P<name>)」という構文でキャプチャグループに名前を付け、「(?P=name)」でその名前を参照することができます。
さらにPerlには、独自の名前付きキャプチャ構文も用意されています。Pythonの構文をサポートしつつ、Perl独自の書き方も使える点が特徴的です。
まとめ
PerlとPythonの正規表現は、基本機能から先読み・後読みといった高度な機能まで、驚くほど共通しています。片方の言語で正規表現を習得していれば、もう片方の言語へ移行する際もスムーズに対応できるでしょう。ただし、名前付きキャプチャのようにPerlが独自構文を持っている部分もあるため、細部の違いには注意が必要です。
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