PythonのSciPyとは?インストール方法と主な活用例をわかりやすく解説
大量のデータは適切に処理する必要があり、そのために大容量のコンピュータが活用されています。大規模なデータセットに対する科学技術計算は、Pythonの「SciPy」というライブラリを使うことで効率的に行えます。SciPyは「Scientific Python(サイエンティフィック・パイソン)」の略称です。
SciPyはNumPyの上に構築されているため、PythonのNumPyライブラリは事前に導入しておく必要があります。SciPyをインストールする前に、必ずNumPyがインストールされていることを確認してください。SciPyはオープンソースソフトウェアであり、誰でも簡単に入手してインストール・利用できます。
SciPyには、データを正しく処理・活用するために必要となる、データサイエンスや機械学習関連の多彩な機能が備わっています。NumPy配列に対する各種演算にも対応しており、計算速度が高速なうえ、コードも理解しやすいのが特徴です。
SciPyのインストール方法
Windowsの場合:
pip install scipy
注 − Windows環境向けのダウンロードコマンドです。
Macの場合:
sudo port install py35-scipy py35-numpy
注 − Mac環境向けのダウンロードコマンドです。
Linuxの場合:
sudo apt-get install python-scipy python-numpy
注 − Linux環境向けのダウンロードコマンドです。なお、近年ではOSを問わず「pip install scipy」で導入できるのが一般的です。
SciPyは、以下のようなさまざまな用途に活用できます。
- 積分(数値積分)
- 補間
- 回帰分析で用いられる最小二乗法
- 最適化
- 信号処理
- 線形代数
ここからは、実際に値を積分する(数学的演算)方法を見ていきましょう。
サンプルコード
import scipy.integrate
my_fun = lambda x: 11.345*x
i = scipy.integrate.quad(my_fun, 0, 3.1)
print("The integrated values are : ")
print(i)
出力結果
The integrated values are : (54.512725, 6.052128243005939e-13)
コードの解説
- 必要なライブラリをインポートし、扱いやすくするために別名を付けています。
- lambda関数を定義して、積分対象となるデータ値を生成しています。
- SciPyの「integrate」モジュールにあるquad関数を呼び出し、区間0〜3.1で関数を数値積分しています。
- 戻り値はタプル形式で、1つ目が積分結果、2つ目が誤差の推定値です。
- 最後に、結果がコンソールへ出力されます。
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