PythonでDataFrameから特定の列(1列または複数列)を削除する3つの方法
pandasのDataFrameを扱っていると、不要になった列を削除したい場面はよくあります。本記事では、PythonでDataFrameから1つの列、あるいは複数の列を削除するための3つの代表的な方法を、サンプルコード付きでわかりやすく解説します。
前提:対象となるDataFrame
まず、以下のようなDataFrameを例として使用します。
one two three 0 1 2 3 1 4 5 6
このDataFrameに対して、「one」列を1つだけ削除すると、結果は次のようになります。
two three 0 2 3 1 5 6
さらに「two」列も削除して複数列を削除した場合は、以下のようになります。
three 0 3 1 6
それでは、具体的な実装方法を順番に見ていきましょう。
方法1:del文を使って列を削除する
最もシンプルなのがPython標準のdel文を使う方法です。手順は以下の通りです。
- DataFrameを定義する
- 削除したい列名を指定して
del文を実行する
del df['one']
コード例
import pandas as pd
data = [[1,2,3],[4,5,6]]
df = pd.DataFrame(data,columns=('one','two','three'))
print("Before deletion\n", df)
del df['one']
print("After deletion\n", df)実行結果
Before deletion one two three 0 1 2 3 1 4 5 6 After deletion two three 0 2 3 1 5 6
del文は元のDataFrameを直接変更(破壊的処理)するため、削除後のDataFrameを受け取る変数は不要です。
方法2:pop()メソッドを使って列を削除する
次に、DataFrameが持つpop()メソッドを使う方法です。このメソッドは指定した列を削除すると同時に、その列のデータを戻り値として取得できる点が特徴です。
df.pop('one')コード例
import pandas as pd
data = [[1,2,3],[4,5,6]]
df = pd.DataFrame(data,columns=('one','two','three'))
print("Before deletion\n", df)
df.pop('one')
print("After deletion\n", df)実行結果
Before deletion one two three 0 1 2 3 1 4 5 6 After deletion two three 0 2 3 1 5 6
削除した列のデータを後続の処理で利用したい場合に便利な方法です。
方法3:drop()メソッドで複数の列を一度に削除する
複数の列をまとめて削除したい場合は、drop()メソッドが最適です。columns引数にリスト形式で列名を指定し、inplace=Trueを設定することで元のDataFrameから直接削除できます。
df.drop(columns=['one','two'],inplace = True)
コード例
import pandas as pd
data = [[1,2,3],[4,5,6]]
df = pd.DataFrame(data,columns=('one','two','three'))
print("Before deletion\n ", df)
df.drop(columns=['one','two'],inplace = True)
print("After deleting two columns\n", df)実行結果
Before deletion one two three 0 1 2 3 1 4 5 6 After deleting two columns three 0 3 1 6
なお、inplace=Trueを指定せずにdf = df.drop(columns=['one','two'])のように書けば、元のDataFrameを残しつつ新しいDataFrameを作成することも可能です。用途に応じて使い分けるとよいでしょう。
まとめ
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
del df['列名'] | シンプルに1列だけ削除したい場合に最適 |
df.pop('列名') | 削除と同時に列データを取得したい場合に有効 |
df.drop(columns=[...]) | 複数列の一括削除や柔軟な制御が必要な場合に推奨 |
状況に応じてこれらの方法を使い分けることで、DataFrameの前処理を効率的に行えます。
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