【Matplotlib】マウスリリースイベントでクリック位置の座標を表示する方法
Matplotlibでは、button_release_event(マウスボタンを離した瞬間に発生するイベント)を活用することで、グラフ上でマウスを操作した位置の座標を簡単に取得できます。本記事では、その具体的な実装手順をサンプルコード付きで解説します。
実装手順
- 図のサイズ設定: figureサイズを指定し、サブプロット間および周囲のパディングを自動調整します。
- 図とサブプロットの作成:
plt.subplots()を使ってfigureとaxesを生成します。 - データの描画:
range(10)を使って0〜9の範囲の折れ線グラフを描画します。 - イベントのバインド: コールバック関数
onclickをbutton_release_eventイベントに接続します。 - 座標の出力: イベントオブジェクトからボタンの種類とx・y座標のデータを取得してコンソールに出力します。
- 図の表示:
show()メソッドでウィンドウを表示します。
サンプルコード
from matplotlib import pyplot as plt
plt.rcParams['backend'] = 'TkAgg'
plt.rcParams["figure.figsize"] = [7.50, 3.50]
plt.rcParams["figure.autolayout"] = True
def onclick(event):
print(event.button, event.xdata, event.ydata)
fig, ax = plt.subplots()
ax.plot(range(10))
fig.canvas.mpl_connect('button_release_event', onclick)
plt.show()
実行結果
グラフ上でマウスボタンを離すたびに、コンソールには以下のような出力が表示されます。
MouseButton.LEFT 4.961566107601828 1.6644009000562534 MouseButton.LEFT 6.782345894140708 3.7026907931745727 MouseButton.LEFT 2.98552602918754 7.177807987999249
コードのポイント
- event.button: 離されたマウスボタンの種類が返されます。左クリックの場合は
MouseButton.LEFTが出力されます。 - event.xdata / event.ydata: データ座標系におけるマウス位置のx座標・y座標が格納されています。
- mpl_connect(): 第1引数にイベント名、第2引数にコールバック関数を渡すことで、イベント発生時に関数が自動的に呼び出される仕組みです。
この手法は、グラフ上の特定の点を選択したり、インタラクティブなデータ可視化ツールを構築したりする際の基礎となるテクニックです。button_press_event に変更すれば、マウスボタンを押した瞬間の座標も同様に取得できます。
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