mplot3d(matplotlib + Python)で選択したオブジェクトのプロパティを取得する方法
matplotlibの3Dプロット(mplot3d)では、pick_eventを利用することで、プロット上でクリック・選択したオブジェクトのプロパティ(座標など)を簡単に取得できます。以下に具体的な手順とコード例を紹介します。
実装手順
図のサイズを設定し、サブプロット間および周囲の余白を調整します。
新しい図を作成するか、既存の図をアクティブにします。
サブプロット構成の一部として、図に「ax」(3D軸)を追加します。
ランダムなデータポイントを使って散布図を作成します。
関数*pick_event_method*をイベント*pick_event*にバインドします。
イベント発生時に、該当ポイントの x、y、z 座標を出力します。
図を表示するには、Show() メソッドを使用します。
コード例
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
plt.rcParams["figure.figsize"] = [7.00, 3.50]
plt.rcParams["figure.autolayout"] = True
fig = plt.figure()
ax = fig.add_subplot(111, projection='3d')
# 散布図の作成
ax.scatter(np.random.rand(10), np.random.rand(10), np.random.rand(10), c=np.random.rand(10),
cmap='hot', picker=5, s=100)
# ピックイベント時に呼ばれる関数
def pick_event_method(event):
ind = event.ind[0]
x, y, z = event.artist._offsets3d
print(x[ind], y[ind], z[ind])
# pick_event_method を pick_event に接続
fig.canvas.mpl_connect('pick_event', pick_event_method)
plt.show()出力結果
上記のコードを実行すると、次のような3D散布図が表示されます −

表示されたプロット上のポイントをクリックすると、クリックした各点のx・y・z座標がコンソールに出力されます。
0.29471404722373373 0.7272382336952506 0.551701540876738 0.7393059098968329 0.880733225356321 0.20733995579556608 0.4055966753557102 0.9709122739514328 0.10116103589732084 0.2781962334047674 0.48531626106129566 0.8573607199598575
解説のポイント
このコードの重要な部分は、fig.canvas.mpl_connect('pick_event', pick_event_method) の箇所です。ここでピックイベントとコールバック関数を紐付けることで、ユーザーがグラフ上のデータポイントをクリックしたタイミングで自動的に関数が呼び出されます。また、event.artist._offsets3d から3D散布図の全座標データにアクセスし、event.ind でクリックされたポイントのインデックスを特定することで、該当する点の正確な座標を取得できます。picker=5 の引数は、クリック判定の許容範囲(ピクセル単位)を指定しており、この値を調整することでクリックの検出精度を変更できます。
-
Tkinterキャンバスでオブジェクトの座標を取得する方法を解説
TkinterのCanvas(キャンバス)ウィジェットは、アプリケーションにGUI機能を提供する強力なツールです。図形の描画やオブジェクトのアニメーション、キャンバス上の既存アイテムの設定などに活用できます。キャンバス上に図形を作成する際は、Canvasアイテムコンストラクタに対して図形のサイズと座標を指定する必要があります。そして、すでに配置したアイテムの座標を後から取得したい場合には、coords(item)メソッドを使用します。このメソッドは、キャンバスウィジェット上の図形の座標をリスト形式で返します。coords()メソッドの基本的な使い方以下のサンプルコードでは、キャンバス上に楕円を
-
Python Matplotlibで3Dグラフをプロットする方法を解説
PythonのMatplotlibを使えば、3次元の散布図やグラフを簡単に描画できます。この記事では、mpl_toolkits.mplot3dモジュールを利用して3Dグラフを作成する手順を、サンプルコード付きでわかりやすく解説します。 3Dグラフをプロットする基本手順 Pythonで3Dグラフを描くには、以下のステップに従います。 figure()メソッドを使って、新しい図(フィギュア)を作成するか、既存の図をアクティブにします。 Axes3Dオブジェクトを取得して、3D用の座標軸を準備します。 x、y、zそれぞれのデータポイントをリストとして定義します。 scatter3D()メソッドを使