PIL(Pillow)を使ってTkinterのCanvasウィジェットに画像を埋め込む方法
PythonのPillowライブラリは、基本的な画像処理機能をすべて備えたオープンソースのライブラリです。JPEGやPNGなど、さまざまな形式の画像を読み込み、処理し、操作するための機能を提供しています。
ここでは、簡単な例を通じて、Pillowパッケージ(PIL)を使用してTkinterのキャンバスに画像を埋め込む方法を解説します。以下の手順に従ってください。
手順
必要なライブラリをインポートし、tkinterフレームのインスタンスを作成します。
root.geometry()メソッドを使用して、フレームのサイズを設定します。Canvas()関数でCanvasウィジェットを作成し、height(高さ)とwidth(幅)を指定します。Image.open()で画像ファイルを開き、ImageTk.PhotoImage()を使ってTkinterで扱える画像オブジェクトに変換します。変換した画像は変数imgに保存しておきます。canvas.create_image()メソッドを使用して、PIL画像をキャンバス上に配置します。最後に、アプリケーションウィンドウのmainloopを実行してプログラムを起動します。
サンプルコード
# 必要なライブラリをインポート
from tkinter import *
from PIL import Image, ImageTk
# tkinterフレームのインスタンスを作成
root = Tk()
# フレームのサイズを設定
root.geometry("700x450")
# Canvasウィジェットを作成
canvas = Canvas(root, width=600, height=400)
canvas.pack()
# 画像を読み込む
img = ImageTk.PhotoImage(Image.open("camels.jpg"))
# 画像をキャンバス上に追加
canvas.create_image(250, 250, anchor=CENTER, image=img)
root.mainloop()実行結果
このコードを実行すると、次のような出力ウィンドウが表示されます。

ポイントの解説
ImageTk.PhotoImage()は、PILの画像オブジェクトをTkinterで表示可能な形式に変換する重要な役割を担います。この変換を行わないと、キャンバスに画像を表示できません。
create_image()の引数anchor=CENTERを指定することで、指定した座標(この例では250, 250)を中心として画像が配置されます。デフォルトでは左上が基準点となるため、配置位置を調整したい場合に便利です。読み込んだ画像オブジェクトは必ず変数に保持してください。ローカル変数として破棄されると、画像が正しく表示されないことがあります。
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