【Java入門】StringとStringBufferの違いを徹底解説!使い分けのポイント
Javaにおける文字列操作では、StringとStringBufferという2つの重要なクラスを使い分ける必要があります。この記事では、それぞれの特徴と違いをわかりやすく解説します。
Stringクラスの特徴
Stringは不変(イミュータブル)なクラスです。一度生成されたオブジェクトは、その後変更することができません。ただし、変数が別のオブジェクトを参照するように再代入することは可能です。
Stringはマルチスレッド環境で特に有用です。複数のスレッドがオブジェクトの状態を変更できないため、不変オブジェクトは本質的にスレッドセーフであると言えます。
StringBufferクラスの特徴
一方、StringBufferは可変(ミュータブル)なクラスです。文字列の反転(reverse)、連結(append)などの操作を、新しいStringオブジェクトを生成することなく行えます。既存の文字列を直接書き換えられるため、繰り返し文字列を編集する処理に向いています。StringBufferもスレッドセーフです。
また、文字列連結に使用する「+」演算子は、内部ではStringBufferまたはStringBuilderクラスを利用して処理されています。
StringとStringBufferの比較表
| No. | 項目 | String | StringBuffer |
|---|---|---|---|
| 1 | 基本特性 | 不変クラス。生成後にオブジェクトの内容を変更できない | 可変クラス。文字列オブジェクトに対する各種操作が可能 |
| 2 | メソッド | メソッドは同期化されていない | すべてのメソッドが同期化(synchronized)されている |
| 3 | パフォーマンス | 高速 | 複数スレッドが同時にアクセスできないため低速 |
| 4 | メモリ領域 | コンストラクタやメソッドで生成した文字列は、ヒープメモリおよび文字列定数プール(String Constant Pool)の両方に格納される | ヒープスペースのみに格納される |
Stringの使用例
public class Main {
public static void main(String args[]) {
String s1 = "Hello Tutorials Point";
String upperCase = s1.toUpperCase();
System.out.println(upperCase);
}
}
上記の例では、toUpperCase()メソッドを呼び出していますが、元のs1の内容は変わらず、大文字に変換された新しいStringオブジェクトが返されます。これが「不変」の挙動です。
StringBufferの使用例
public class StringBufferExample {
public static void main(String[] args) {
StringBuffer buffer = new StringBuffer("Hi");
buffer.append("Java 8");
System.out.println("StringBufferExample" + buffer);
}
}
こちらの例では、append()メソッドによって既存のbufferオブジェクト自体に文字列が追加されます。新しいオブジェクトを生成しないため、頻繁な文字列編集では効率が良いのが特徴です。
まとめ
- String: 不変・高速・スレッドセーフ。文字列を頻繁に変更しない場合に最適。
- StringBuffer: 可変・同期化済みでスレッドセーフだがやや低速。マルチスレッド環境での文字列編集に適している。
- シングルスレッドで高速な文字列編集が必要な場合は、StringBuilderの利用も検討するとよいでしょう。
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