関数とプロシージャの違いとは?SQLにおける9つの重要な相違点を徹底解説
はじめに
プログラミングやデータベースを学んでいると、「関数(Function)」と「プロシージャ(Procedure)」という2つの概念によく出会います。どちらも入力を受け取って特定のタスクを実行する命令の集合ですが、SQLなどの環境では明確な違いがあります。本記事では、両者の基本的な定義から、実務で役立つ9つの相違点までをわかりやすく解説します。
関数(Function)とは
関数とは、コンピュータプログラミングにおいて、何らかの入力を受け取り、特定の処理を実行する命令の集合です。SQLにおいては、関数は必ず値を返すという大きな特徴があります。そのため、計算結果を取得したい場面でよく利用されます。
プロシージャ(Procedure)とは
プロシージャも同様に、入力を受け取って特定のタスクを実行する命令の集合です。しかしSQLでは、プロシージャは値を返さない点が関数と異なります。なお、Javaのような言語では関数とプロシージャは同一視されており、どちらも「サブルーチン」と呼ばれます。
以下に、SQLの関数とプロシージャの重要な違いをまとめました。
| No. | 項目 | 関数(Function) | プロシージャ(Procedure) |
|---|---|---|---|
| 1 | 定義 | 与えられた入力をもとに結果を計算するために使用する | 特定のタスクを順番に実行するために使用する |
| 2 | 呼び出し | プロシージャから呼び出すことができる | 関数から呼び出すことはできない |
| 3 | DML文 | 関数内ではDML文(INSERT・UPDATE・DELETEなど)を実行できない | プロシージャ内ではDML文を実行できる |
| 4 | クエリ内での利用 | クエリの中から呼び出すことができる | クエリの中から呼び出すことはできない |
| 5 | コンパイル | 呼び出されるたびに、事前にコンパイルされる | 一度コンパイルすれば、再コンパイルなしに何度でも呼び出せる |
| 6 | 戻り値 | 値と制御を呼び出し元の関数やコードに返す | 制御は返すが、値は返さない |
| 7 | try-catch | try-catchによる例外処理に対応していない | try-catchブロックを使用できる |
| 8 | SELECT文 | SELECT文の中に関数呼び出しを含めることができる | SELECT文の中にプロシージャ呼び出しを含めることはできない |
| 9 | 明示的なトランザクション処理 | 明示的なトランザクション処理を行うことはできない | 明示的なトランザクション処理を利用できる |
まとめ
関数とプロシージャは似た仕組みでありながら、戻り値の有無、DML文の実行可否、クエリ内での呼び出し可否など、多くの点で異なります。一般的に、計算結果を取得したい場合は関数、一連のデータ操作処理を実行したい場合はプロシージャという使い分けが基本となります。それぞれの特性を理解して、適切に活用しましょう。
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