【初心者向け】Pythonの関数とメソッドの違いを徹底解説!基本構文と実例つき
関数(Function)とは
関数とは、特定のタスクを実行するためにまとめられたコードブロックです。独自のスコープを持ち、名前を指定して呼び出します。引数は0個でも複数個でもよく、処理の終了時に値を返すことも、返さないことも可能です。
関数の基本構文
def 関数名(引数1, 引数2, ...):
# 関数本体
それでは、ごくシンプルな「sum」という関数を作成してみましょう(関数名は自由に付けてかまいません)。この関数は num1 と num2 という2つの引数を受け取り、その合計を返します。sum(5, 6) のように呼び出すと、11 が返されます。
def sum(num1, num2):
return (num1 + num2)
実行結果
>>> sum(5,6) 11
このように、return 文を使うことで、Pythonの関数から値を返すことができます。
関数を活用することで、コードの再利用性が大幅に向上します。Pythonの関数には主に以下の3種類があります。
組み込み関数:Pythonに最初から用意されている関数です。ヘルプを表示する
help()、最大値を取得するmax()、オブジェクトの型を返すtype()など、多数存在します。ユーザー定義関数:ユーザー自身が作成する関数です。上記で作成した「sum」関数がこれに該当します。
匿名関数:通常の関数が
defキーワードで定義されるのに対し、lambdaキーワードで定義される無名の関数です。「ラムダ関数」とも呼ばれます。
メソッド(Method)とは
Pythonにおけるメソッドは関数とよく似ていますが、オブジェクトやクラスに紐づいている点が大きく異なります。メソッドと関数の違いは、主に次の2点です。
メソッドは、呼び出し対象となるオブジェクトに対して暗黙的に適用されます。
メソッドは、そのクラス内に保持されているデータへアクセスできます。
メソッドの一般的な構文
class クラス名:
def メソッド名(self):
# メソッド本体
簡単なコード例で、メソッドの動きを確認してみましょう。
class Pet(object):
def my_method(self):
print("I am a Cat")
cat = Pet()
cat.my_method()
実行結果
I am a Cat
このコードでは、まず「Pet」クラスを定義しています。次に、この設計図をもとにオブジェクト「cat」を生成し、最後にそのオブジェクトから独自のメソッド my_method() を呼び出しています。
Pythonにおけるメソッドと関数の主な違い
関数とメソッドそれぞれの基本を理解したところで、両者の重要な違いを整理しましょう。
関数とは異なり、メソッドは必ずオブジェクトに対して呼び出されます。先ほどの例では、オブジェクト「cat」に対して
my_method()を呼び出しましたが、関数「sum」はオブジェクトなしで単独で呼び出せます。また、メソッドはオブジェクト経由で呼び出されるため、そのオブジェクト内部のデータにもアクセスできます。メソッドはオブジェクトの状態(state)を変更できるのに対し、関数は通常、オブジェクトの状態を変更せず、受け取ったデータに対して操作を行うだけです。
まとめると、メソッドとは「オブジェクトに属する関数」だと言えます。
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